水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

正しいことの罪

2017年02月07日 21時28分31秒 | 詩編
 体を利用する
 と
 いう僕らの観念は
 いとも
 簡単に覆される

 うっかり
 身体を使う
 という概念を
 主体の選択が生産したものなどと
 いう幻想は
 捨て去ってしまうべきだ

 僕らは
 何かを正しいと価値判断を済ませてから
 行動を起こしているのではない
 精神的マグマの有り様によって
 行動の動機が決定されるのだ

 僕らには、正しいこととは何かを解明できるほどの怜悧さは与えられてないのでなかろうか?

 行き場のない正論の行方は狂気である
 

コメントを投稿