水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

幸せへの問い

2013年03月06日 20時51分48秒 | 詩編
 ある日
 雪解け水のように
 朝を迎えた
 僕の心は
 軽かった

  
 千切れ雲を
 背に
 剣を振るう僕は
 あたかも
 剣豪武蔵のようであった

  
 午後に
 少し休憩していたら
 達磨が 問うてきた
 
 「あ、 冬終わり? 」
 
 僕が何かを答える暇もなく
 彼はまた、座り始めた

 いいのか?

  
 いや、いいのだ
 十分なのだ
 私たちは
 この幸せで十分なのだ。

  
 それが
 解っただけでもいい
  
 解っただけでもいいに違いない

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