水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

遠く霞む思い出の骸

2017年05月01日 16時32分01秒 | 詩編
見えなくなる夕日に
僕は、悦んで、手を振った

ささやかな夕立ちが、友の顔と
剥き出しの地面を洗ったから…

境目なんて、あるようで、ないよね
なんてことばかり言ってたよね

ループする日常に答えなんてないよね、と分かり切った表情で言う自分ほど何も分かっていない気がする

お世辞にも麗しいと言えない
腐ったブラックジョークは
炊きたてのご飯に混ぜて
大口開けて喰らってやった

おあいこだね
そんな台詞を吐いて、
僕らは非常階段を駆けて
灼ける空へそのまま消えていく…

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