水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

静かな沈黙を超えて芽吹く世界とたった一つの溜息

2017年01月08日 13時55分16秒 | 詩編
唾吐き満たす冴えない衝動
青空の向こうを見やって
拙いながら惑う世代
教科書開いても書いてなかった
未来の予言

確かなことは何一つないと
宇宙の沈黙を聴いて
躓きながら迷う世界
僕の辞書にはまだまだ
予感で満たされた空欄ばかり

頼りないシグナルしか発することのない夜空の光る粒たちだって
不安に追いかけられながらも
掴まりながら辿る時代
意味なんて過去のどこに眠っているのか
忘れてしまった

杞憂が世界の広さを狭めても
心配など要らないさ
だって君と僕の血管も
繋がりながら通う事態
その熱感を忘れないで

悟ることでさえ
無用のことだと悟れたら
蠢きながら誘う菩提
僕は逃げたい
全てが満たされるという楽園からは

光が消えることなどない
街の白々しい喧騒を背に
重なりながら混ざる夜会

その百年後の熱りなども冷める機会に

一生程も掛かる議題を提示し合って

眠りから覚めても終わらぬままの現実に
意外性を感じる次第で

結局
君が話すこと以外に
僕は一切興味が無い!

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