水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

余生蛋白尺八訛り彼を世相の凡と云ふ

2020年07月22日 23時06分15秒 | エッセイ
 腕を切り落とさば
 難事もことごとく
 大成さるという

 「アホか?」
天蓋の神様アングリ
 口を開けて微笑んで

 ところ狭しと並んだ人肉
 頬張りて 汝自信家と見做す

 そんな自分を
 儚んで
 三晩三晩(みばんさんばん)
 自らを慰めて
 それでは詰まらぬと
 思い定めて
 重い腰をば
 ズイッと上げる

 世を果敢なんだ凡才の成れの果ては…
 ただ腐れ屍と相まみえたり

 理解及ばぬとて
 納得するまでの道のりを省くなや
 ただ己が決め事の頼りなさ
 
 一手に掴んだ己が竿も
 醜く腐れ朽ちる前に
 生きよ
 ただひたすら生きよ
浮き世のさなか
 醜い身体を美しく変え
 言葉にするのを恐れずに言え

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