水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

新たな歓び

2014年12月05日 23時32分05秒 | 詩編

 何か手の中に残る信念の燃えかすを 
 明日の天空に思い残すことなく投げ
 君の濡れた頬を手の温もりで温めて
 ただ新たな世界へ旅立つ直前に傍で
 助けてほしいんだ
 一人では とても とても 生きていけないから

 くよくよしない
 僕らの未来が暗黒へ吸い込まれてしまうとしても
 それが救いなんだ

 僕は
 きっと
 泣いても
 笑っても
 生きていることを実感して
 太陽が落ちるまでの短い合間に
 積み重ねてきた罪と思い出を
 土に仕舞うのだろう

 だから
 僕は僕だけじゃなくて
 君の心も手に入れたい
 そして未知の想いさえ
 肺一杯に満ちるように
 爽やかな明日を精神に
 刻みつけて踊りたいんだ

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