真っ白な喩えを持ち出して
地面に生命の白線を引く
何も生えていないその真っ白な地面は
インクという水を欲しがっている
表面に傷をつけられることを願うそのタブララサ
あまりに多くの飾りや華美な声に誑かされた魂も
夜寝る前に聴く一篇の詩のように
眠りへ向かう音楽となる
また再生される朝は
音もなく訪れるサウウンドトラックと共に
耳に入り込んでくる
言葉は魂に届くラブレター
君と書きつける日々は
なんとも遣る瀬無い思いに駆られた
傷が増えていく
日々と共に
痕が増えていく
これから
増えていくのだろう
万華鏡のような言葉のパレード
宇宙は逆に真っ黒だ
その真っ黒な紙面に書きつけていく
白い言葉を…
そう 黒い言葉 白い言葉 どっちでもいい
記憶に残るのならば…
記録に残るのならば…
宇宙へ広がっていく 宇宙は外であり内である
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