水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

風街

2012年05月11日 19時24分33秒 | 詩編
 風に舞って
 ささやく声

 上から見下ろす鳥

 外で泣く娘が
 淡く蔭る夏の一刻

 太陽が砂糖の如く
 地に降り注ぐ
 
 雨
 咆哮
 揺れる自我 
 
 祭りの後に聞く子守唄
 
 最後の一声が動物によって為される
 
 雨にまぎれる孤独
 さざめく記憶に染み渡っていく
 

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