水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

流離う旅情

2016年08月18日 16時54分32秒 | 詩編
 束ねるほどの勇気もなく
 バラバラのままの不安は
 
 音もなく白の夕闇に紛れる

 際限ない欲望の後先は
 暮れゆく日常のぼやき

 卵焼きなら、温めてある
 と、亡くなった爺ちゃんは
 しやべって、雲間へ帰る

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