水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

ルームマニア戦記

2018年02月10日 17時10分09秒 | 詩編
もしも風の吹く半島で
君とまた出会えたなら
雲は踊るだろう 雨は歌うだろう 凍えた声で囁くのだろう
「ここに時代が到着した。」
と。
僕の耳元でそう嘯く君は
予言のままにもたれかかるだろう
僕の爛れた青い肩に…

靡いたままの帝国旗が
綿飴状の雲を彼方へ押し遣るのならば
報われるだろう われわれの労苦は 淡く霞む浜辺に
理解が啓蒙する風の谷間で
抵抗する先住民の気高さよ
その志を忘れずに闘争を継続する心積もりだ

 ああ隊列を
  ああ隊列を 組み替えたまえ

彷徨える砂塵の哀れな残映に ゆとりを添えながら 繁栄を約束せよ ロンドの装飾を纏いながら 幻の最中で母性に浸るまで…。
つづけて魑魅魍魎と天の河で結託し 船に乗り込み 天の邪鬼を退治してくれようぞ!

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