水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

ああ、水滴、その鳴動

2018年01月18日 03時59分45秒 | 震災詩篇
それぞれの立場で灯る青
光り輝いたはずの交差点
夢見た末の暴論が
いつしか世界を闇に染めた

ロッカーに詰めた冴えない思想を
池袋の街は
あの街だけは
揺らめく灯し火に変えてくれた

気ままに背泳で進む駅前通りを
バタフライの君を見つけては
捕まえに行く

そうやって遠くまで向かう僕の純情を
君は認めては微笑うのだろうか

つまり
君の後方で霞む夕景には
二人の始まりを映す茜空

揺 揺 濫 
凪 凪 濫 
滔 滔 悠 潺
悠 滾 凪 

理解及ばぬ大海の真ん中の井戸に住む蛙になっては
私は鳴く!

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