水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

雪意識

2019年01月24日 12時18分01秒 | 詩編
溶け合う意識のその向こう
落ちてゆく夕陽がある
寂しく手を振る君の名残りを
僕は帰り道ひとり噛み締める

ふたり手と手を触れ合わせれば
まるで枯れ葉の自然発火のように
摩擦熱で熱くハートが燃える

萌えた好意の向かう先で
咲き誇る麗しい華がある

愛は今確かにこの手の中に
この口の中に
この管弦窟の中に

真っ白な想像が
薄汚れてしまわないように
溶けた意識を互いに混じり合わせながら
永遠の喜びを寿ぐ
ただあなたの名を呼んで

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