遠い昔のクリスマス。
チエちゃんには、欲しい物が2つありました。
1つは、クリスマスツリー。
あの頃、豊かさを求めて、どこの家庭でもクリスマスケーキを買い求めるようになり、チエちゃんの家でもこれぐらいの贅沢は許されるだろうと12月24日にはケーキを食べていました。
ケーキが食べられることはうれしかったけれど、ただ、それだけのことでした。
七面鳥の代わりのチキンもなければ、プレゼントもなし、クリスマスツリーなどあるわけがない。
でも、チエちゃんだって女の子、きれいなもの、ロマンチックなものへの憧れがありました。
うちにもクリスマスツリーがあったらいいなと思いましたが、おねだりしても買って貰えるはずはありません。
それで、和光堂から、グリーンと金・銀のモールを買い求め、リース式のツリーを自分で作って机に飾り、いつの日か本物のクリスマスツリーを飾ることを夢見ました。
もう1つは、銀色のボール紙製の長靴に入ったお菓子の詰め合わせ。
当時、300円から500円ぐらいだったでしょうか?
親の懐具合に気を使い、欲しかったけれど、あれが欲しいとは一度も口にできませんでした。
それで、働いてお金が自由に使えるようになってから、恥ずかしかったけれど、あの長靴入りのお菓子セットを買ってみました。
中から出てきたものは、ミルキー、ビスケット、チョコレート、あとはスナック菓子が2・3個。
なあんだ、こんな中味だったのかと夢が壊れてしまった気分になりました。
時に、夢や憧れは、いつまでも夢や憧れのままであった方が良いのかもしれません。
チエちゃんには、欲しい物が2つありました。
1つは、クリスマスツリー。
あの頃、豊かさを求めて、どこの家庭でもクリスマスケーキを買い求めるようになり、チエちゃんの家でもこれぐらいの贅沢は許されるだろうと12月24日にはケーキを食べていました。
ケーキが食べられることはうれしかったけれど、ただ、それだけのことでした。
七面鳥の代わりのチキンもなければ、プレゼントもなし、クリスマスツリーなどあるわけがない。
でも、チエちゃんだって女の子、きれいなもの、ロマンチックなものへの憧れがありました。
うちにもクリスマスツリーがあったらいいなと思いましたが、おねだりしても買って貰えるはずはありません。
それで、和光堂から、グリーンと金・銀のモールを買い求め、リース式のツリーを自分で作って机に飾り、いつの日か本物のクリスマスツリーを飾ることを夢見ました。
もう1つは、銀色のボール紙製の長靴に入ったお菓子の詰め合わせ。
当時、300円から500円ぐらいだったでしょうか?
親の懐具合に気を使い、欲しかったけれど、あれが欲しいとは一度も口にできませんでした。
それで、働いてお金が自由に使えるようになってから、恥ずかしかったけれど、あの長靴入りのお菓子セットを買ってみました。
中から出てきたものは、ミルキー、ビスケット、チョコレート、あとはスナック菓子が2・3個。
なあんだ、こんな中味だったのかと夢が壊れてしまった気分になりました。
時に、夢や憧れは、いつまでも夢や憧れのままであった方が良いのかもしれません。
夢が叶わない不幸と、
夢を叶えてしまった不幸」・・・・by(たしか)寺山修司
>時に、夢や憧れは、いつまでも夢や憧れのままであった方が良いのかもしれません
ところで、オレの場合は、山(自分ち のな)から、オヤジがモミの木を切って来て、ホレをクリスマスツリーにしてだど!!
(いまだに、モミの木調達係はオレのオヤジだ)
オレの子供たちは、ほんな『リアルモミの木』より、「店で売ってる、ちゃんとしたクリスマスツリーがいい!!」って言ったら、
「バガこのっ!!こんな贅沢なツリー、他゛にはねぇ~ど!!」って叱らっちぇだっけ。
父親の勤めていた会社のクリスマスパーティーに連れて行かれ、楽しかったんだけど・・・
父親が知らない女性とチークを踊っていたのがショックだった・・・
嫉妬だったんですかね?!
帰ってきたら、母親に言いつけていたみたいです・・・
今ならなんてことは無いんですが・・・
チエちゃんち・・・?!
ある時押入れの中をのぞいたら、そこには空の長靴が・・
そうです。毎年新しいのを買うのはもったいないので、親は中身だけ入れ替えて出していたのでした。
昔は本当に物持ちがよかったですよね。
子供の頃は欲しくって、チエちゃんの様に大人になって買ったらガックリ何てこともあるし、子供の時買ってもらったら凄く嬉しかったんだと思います。
でも、夢は叶えられるのと、叶えられないのとどっちが良いんでしょうね?
今ではツリーもプレゼントもケーキも当たり前のようになってしまったけど・・・、その先は言わないでおきます。(笑)
チエちゃん手作りのツリーはステキだったでしょうね。
プレゼントは誰かから貰えるからいいのかもしれませんね
昔は、ケーキはクリスマスと誕生日ぐらいしか食べられませんでしたよね
贅沢品でもあり、ご馳走でもあったのですよね
夢は分相応がいいかな~と私は思っています(笑)
コメントありがとうございます。
寺山修司さんのお言葉、そのとおりです。
リアルモミの木とは、贅沢ですね。
子供の頃は、その贅沢さがわからないんですよ。
コメントありがとうございます。
お父さんの会社のクリスマスパーティーは、家族も参加できたんですね。
そういえば、クリスマスパーティーもあこがれだったなあ。なぜか、フルーツポンチが食べたかった。
チークダンスは、体をピッタリくっつけて踊りますからね、子供心にもコリャ大変だと思ったんでしょうね?
この時とばかりに、くっつきスギのセクハラ上司もいますけど・・・
そう子供の頃の夢をかなえたイルミネーションと言いたいところですが、ここは民家風のお店です。
コメントありがとうございます。
いいな、いいな! 定番だったんでしょ?
使い回しでも、子供の時にもらったら、うれしかったんだろうなあ・・・