チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

おひまじ

2019年01月09日 | チエの玉手箱
先週のこと、実家を訪問すると、
7日に、熊んさま(熊野神社の宮司さん)が『おひまじ』に来るのでその準備をしてほしいと母に頼まれ、母の言うとおりに準備をしました。
お米一升をお盆に盛ったものと、塩一山・煮干し数匹をそれぞれ小皿に盛ったもの、水を入れるコップを座卓にのせ、あとは灯明代わりのろうそくも準備。
それと、一番大事な玉串料の準備。
お正月過ぎに宮司さんが来て祈祷してくださるのは、なんとなく知っていたけれど・・・
はて?『おひまじ』って、何?

本日実家を再び訪問し、熊んさまからいただいたお札を見て、私はとんだ思い違いをしていたことが分かりました。
母からは口語で聞いていたので、『おひまじ』とばかり思っていた言葉は『おひまぢ』であり、これも訛っているので、正しくは『おひまち』 漢字で書くと『御日待ち』でした。
それでも???ですよね。
そこでネットで調べてみると、

民間行事の一。前夜から潔斎して翌朝の日の出を拝むこと。
特に、正月・5月・9月の吉日を選んで行う行事をいう。
待つ間の退屈しのぎに皆で集まって飲食を共にし、歌舞音曲を楽しむことも多く、次第に遊興化した。
かげまち。 (大辞林)


現在でも、お籠もりなどと言って一部の地域で行われている行事(それもごくわずか)ですが、一般ではこんな風に形を変えてしまったんですね。
一つ勉強になりました。




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>玉井人ひろたさん (チエ)
2019-01-10 21:58:29
いつもコメントありがとうございます。
そうですか。玉井人さんが知らないとなると、そちらの地域ではやってない行事なんですね。
ネットには「講」であるともありましたので、念仏講などと似たものであると思われますが、それがどうして熊野神社の宮司がお祓いをするようになったのかは分かりません。
母に言うと怒られそうなのですが、私たちは「熊んさまの集金活動」と呼んでいます。
神社の台所もなかなかに大変な様子なのです。
返信する
お日待ち (玉井人ひろた)
2019-01-10 17:36:15
漢字では「お日待ち」と書くようですが、私の地域では見たことも聞いたことも無い習慣です
返信する

コメントを投稿