やっとこさっ 小野川温泉郷
に 着いたよおおう
まあ お茶でもどーぞっ
プーは お茶なんかよりもおおう
こっちが 欲しいよおおう
どこの温泉宿でもでるう『逢わせ焼』だねぇ
でもう これ 粒餡だったから ご主人様は♂ 食べれないねぇ
さあ 温泉に 入りに行くよおおう
ねえねえぇ そろそろ 新しいお洋服 買ってちょうだいよおおう
チョッキだ チョッキだ
目が 見えないよおおう
ウッヒョウッ スッポンだよおおう
ここが 今回お泊まりした
小野川温泉
『吾妻荘』だよおおう
家族風呂もあるしさぁ
プー達は 別館『吾妻園』の 客室に温泉が着いている お部屋なんだよおおう
あっ
プーは チェックインするのを 忘れていたよおおう
これは プーの お仕事だからねぇ
山形県置賜の 小野川温泉郷だよおおう
あの 伊達政宗もおう 脚を骨折した時に この湯に浸かったんだよおおう
そっかぁ～ だからご主人様♂は 来たかったんだねぇ ぷー
続くよおおう
〝毘〟の御旗が 風に靡いてましたぁ
そおうだよおおう ここは 米沢城址だおおおう
今でもおう 美しさを残している お堀だよねぇ
謙信公の銅像がありましたぁ
でもう 謙信って ここに住んだことあったんだっけ
ご主人様♂が 米沢城址に来たのはぁ
上杉には 何ら興味がなくてぇ
これこれ 政宗の生誕の地を 見たくて来たのさっ
とは言うもののおう 一応 上杉神社にも お参りしたよおおう
上杉博物館『伝国の杜』だよおおう
今はぁ 直江兼嗣 一色でしたぁ
ご主人様♂は 全く興味ないので 素通りだったよおおう
そろそろ お昼時だよおおう
プー達は ここで 米沢牛を たくさん食べましたぁ ぷー
続くよおおう
七ヶ宿から峠を越えて 米沢に入ったよおおう
途中で 亀岡文殊堂に 寄りましたぁ
日本三文殊の ひとつ亀岡文殊堂でぇ～すっ
木立を抜けて行くとおう
山門が見えてくるよおおおう
日本三文殊とは
京都の切戸文殊と 奈良の安倍文殊と この亀岡文殊なんだよおおう
あっ この羅漢が連れているのはぁ
くまーだねぇ ぷー
伊達政宗の おかーちゃんである 最上義姫が
子どもを授かるようにと この亀岡文殊堂に寄宿していた 長海上人を
湯殿山に お参りに行かせたんだよおおう
そして 誕生したのが 梵天丸
そうそう 後の 伊達政宗なんだよおおう
縁起が記してありましたぁ
これこれっ
大きな コッペパンかと思っちゃったよおおう
これを 飲んだらさぁ 少しは 賢くなるのかなぁ
ご主人様夫婦は がぶ飲みしていたよおおう
続くよおおう
昔の人はぁ 宮城の桑折から 小笹峠を越えて米沢にはいるかぁ
板谷峠を越えて 米沢に入ったんだねぇ
よくさぁ 歴史の教科書なんかでは
〝伝馬〟の制度を作ったと書いてあるけどおう
〝御定賃銭〟とか〝相対賃銭〟なんて 知らなかったよおおう
この地にも 木地師が 入ってきたんだねぇ
それが源流となって この周辺は 遠刈田や土湯での
こけし作りが 今でも盛んなんだねぇ
綸旨といえばさぁ
夜討 強盗 謀綸旨だねぇ
続くよおおう
ねえねえぇ その道 真っ直ぐだよおおう
プーも 一緒に 運転のお手伝いをしているんだよおおう
もおうじきぃ 七ヶ宿（しちかしゅく）に 到着だよおおう
七ヶ宿ダムだよおおおう
この街道を 昔の人が 歩いていたんだねぇ
ダム湖 お決まりの 博物館がありましたぁ
『七ヶ宿町 水と歴史の館』に 行ってみたよおおう
なっ なんとおう 有料
大人３００円ぐらい くまー ゼロ円でしたぁ
プーは 紙芝居で 七ヶ宿の歴史を お勉強したよおおう
アッ
この内股はぁ
もしかしてぇ
やっぱり くまーだぁ
可哀想にねぇ
この ○○とかいう奴が 得意気に 寄贈した姿が見えてくるよおおう
田舎の 視界の狭い 爺だよおおう きっと
ダムに 沈む前の 七ヶ宿の写真もあったよおおう
確かにぃ 細長い街道で お宿の跡が 幾つか残ってたねぇ
続くよおおう
じゃあさぁ 今度は 片倉小十郎景綱の異父姉
喜多のお墓に行くよおおう
こっちにあるみたいだよおおう
ギョッ また階段だよおおう
プーは 頑張るよおおう
エイホッ エイホッ
お堂がありましたぁ
プーは こっそり中を覗いちゃいましたぁ ぷー
天女に 怒られちゃいそうだよおおう
ふぅ～ やっとこさっ 喜多の お墓に着きましたぁ
お供えの お花が ピンク色で 可愛らしかったねぇ
喜多は 政宗の 育ての親だからねぇ
ここに お参りしてよかったよおおう ぷー
続くよおおう
中に 入ってみるとおおう
一番真ん中に いらっしゃるのがぁ
初代 片倉小十郎景綱だよおおう
四隣は 春うららだけどさぁ
ここは 何だか 凛とした心地がするねぇ
そんな中…
罰当たりな くまーになっちゃったよおおう
片倉家に くまプーが 来たのは きっと初めてでしょおおう
プー 『ねえねえぇ 小十郎も ビールが好きなんだよっ』
ご主人様♀ 『こらっ 怒られるわよっ』
プー 『だって ほらぁ』
続くよおおう
片倉家廟所は 一番奥に坐してますぅ
むこーに 標識があるよおおう
もうじきだねぇ
深閑とした中に 片倉家廟所が 坐してましたぁ
ウワッ やっぱり 初代景綱が没した時は
殉死者が 居たんだねぇ
この方々は 後日調査しようねっ ぷー
そうそう 北海道の白石は ここの人たちが移住したんだよねぇ
今度は 傑山寺に行って 阿梅のお墓にも お参りしないとねぇ
続くよおおう
プーはねぇ ４月１１日から 東北遠征旅行に行ったんだよおおう
最初の目的地はねぇ 山形の小野川温泉だよおおう
ご主人様♂が 昔の羽州街道（七ヶ宿街道）を通って
米沢に入りたかったのでぇ
東北自動車道路の 白石インターで 降りましたぁ
前に 白石城に行った時と同じだねぇ ぷー
そしたらぁ そしたらぁさぁ 片倉小十郎景綱の御廟所を見つけてぇ
急停車だよおおう キュキュッ～
プーも Ｓｕｐｅｒ Ｐｏｏｈ３号から 緊急脱出だよおおう
むこーに 白石市街が見えるところにありましたぁ
あっ
喜多のお墓や 田村清顕のお墓もあるんだねぇ
この階段を登って行くよおおう
まだ 初日だから 元気だよおおうだっ
エイホッ エイホッ
プーは 日焼けしないように
タオルを掛けて貰っているんだよおおう
続くよおおう
