プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ニュージーランド旅行の留意点

2009-02-01 10:28:26 | 日記・エッセイ・コラム

 近年、海外旅行、或いは、ロングステイ先として人気上昇中のニュージーランド。その理由に、自然の豊かさと過ごし易さ、治安の良さが挙げられている。いずれも間違ってはいないが、鵜呑みにできない。パックツアーであれば、添乗員やガイドがある程度、注意を払ってくれるが、個人旅行を考えているのなら、現地の情報を事前に収集しておかないと、苦い思いをすることになる。

 先ずは、車の運転についてだが、日本と同じ左側通行なので違和感はなく、機動力を発揮し易いので、レンタカーを利用する若者が多いようだ。だが、交通ルールは極めて厳しい。日本と違うのは「右折車優先」なので、気をつけたい。また、一般道でも郊外へ出れば、対面式・片側一車線でも制限速度100㎞なので、景色に気をとられていると事故のもと。所々で、60㎞、40㎞の表示板があり、それを守らないと厳罰を科せられる。また、後部座席でシートベルトをしていないと罰金をとられる点も覚悟しておくこと。

 また、自然環境に対する意識が高い国だから、ダウンタウンや公園で、ペットボトルや空き缶が転がっていないのに驚く。うっかりポイ捨てしようものなら、恥をかく程度では済まない。日本人は、最大の都市(オークランド)を好む傾向があるが、治安も良くなく、ごみごみしている印象が強く、私は好きになれない。

 ニュージーランドは、ヨーロッパのように、古い歴史が息づいている国ではない。経済的に決して豊かでなく、美味い料理が揃っているわけでもない。農産国だが、日本のように温室栽培で季節感を失うことなく、季節の旬の物を享受する国だ。自然志向派で、のんびり時の流れを楽しむことが出来る人でないと退屈で、この国の本当の良さは理解出来ない気がする。