JR長浜駅から徒歩1分の所にある「旧長浜駅舎」は、現存する日本最古の駅舎だ。明治15年(1882)に、北陸線の始発駅として建設されたもので、鉄道記念物に指定されている。現在の長浜駅も同じデザインで再現されており、この町の歴史に対するこだわりを感じる。
旧駅舎と道路を挟み、向かい側に「慶雲館」がある。1887年、明治天皇の長浜ご行幸に際し、御在所として建設されたもので、伊藤博文命名によるとか。毎年1月、TVで報じられる盆梅展の会場として知られている。
今は季節外れだが、これが盆栽かと見まごうばかりの巨木ばかりで、手入れを怠らない苦労が伝わって来た。
駅に戻り、反対方向に進むと黒壁スクエアや曳山博物館、大通寺などの名所が集中している。城下町の風情を残す家並や土産物屋を見たら、名物の「のっぺいうどん」で空腹を満たしたい。
名所は、市内中心部に集中しているので、半日もあれば主な見どころを楽しむことが出来る。撮影不可なので写真をお見せ出来ずに残念だが、曳山博物館は入場観光をお勧めしたい。