レスリングの吉田選手が、銀メダルを獲得しながら、号泣したシーンを直視出来ず、改めてオリンピックの意義を考えこんでしまった。
メダル獲得ではなく、その色が問われる競技と、予選敗退でも喜色満面の競技との落差は何なのか。素朴な疑問が消えない。
一方、開催の度に繰り返される競技種目の変更・追加や誘致活動の不正工作問題。また、競技別の世界大会が乱立する中で、プロ・アマの参加資格問題等々、政治的な色彩を払拭出来ない。
オリンピックは、「平和の祭典」としての象徴的なイベントだが、1896年の第1回から連続参加している国は、ギリシャ、イギリス、フランス、スイス、オーストラリアの5カ国だけというのも、それぞれの国が色々な問題を抱えている証左でもある。
オリンピック期間中の停戦合意が無力な状況下にあって、10人の「難民選手団」が参加出来たことは意義深い。戦争の歴史と決別し、真の世界平和が実現する日が、きっと訪れるとの希望を消さないためにも、聖火をリレーして行く必要があるのかもしれない。
メダル獲得ではなく、その色が問われる競技と、予選敗退でも喜色満面の競技との落差は何なのか。素朴な疑問が消えない。
一方、開催の度に繰り返される競技種目の変更・追加や誘致活動の不正工作問題。また、競技別の世界大会が乱立する中で、プロ・アマの参加資格問題等々、政治的な色彩を払拭出来ない。
オリンピックは、「平和の祭典」としての象徴的なイベントだが、1896年の第1回から連続参加している国は、ギリシャ、イギリス、フランス、スイス、オーストラリアの5カ国だけというのも、それぞれの国が色々な問題を抱えている証左でもある。
オリンピック期間中の停戦合意が無力な状況下にあって、10人の「難民選手団」が参加出来たことは意義深い。戦争の歴史と決別し、真の世界平和が実現する日が、きっと訪れるとの希望を消さないためにも、聖火をリレーして行く必要があるのかもしれない。