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時悠人chosan流処世術

★戦略的な大型予算?

2017-09-05 08:08:32 | 日記・エッセイ・コラム
 北朝鮮の核実験で、緊張感が増す状況下で、自民党の竹下総務会長が「北朝鮮の弾道ミサイルが島根に落ちても、何の意味もない」発言は、ある種の偏見含みで、断じて許しがたい。

 日本に打撃を与える時、大都市を狙うのが戦略的だとすれば、それ以外の都市の防衛は、不要になる。島根県民は、これをどう理解するのだろう?

 「我々は、安全だ!」ではなく、「守ってもらえない」と捉え、大都市と田舎で人命に軽重があると考えてもおかしくない。

 発言を撤回するつもりが無いという彼の心底には、「中央重視、地方蔑視」の価値観が流れていて、大都市にさえ配意すれば、国全体を動かせるとの政治力学が働いていると、邪推する。

 竹下登の娘婿で、復興大臣や予算委員長、国対委員長等の要職を歴任し、現在、自民党総務会長。その言葉の影響力は大きい。

 そんな人物を重要ポストに任用した安倍総理の見識も同質で、4年連続100兆円規模の超大型概形予算をみると、マイナス・シーリング無しで、「大局的・戦略的な無駄」ばかりが見えてくる。
★準禁治産者が組む2017年度予算
 来年度の予算策定に向けた作業が始まったが、現段階での概算要求額は、安倍政権になって、3年連続で100兆円超の規模になる。 アベノミクスが機能不全に陥り、消費税アップを2年半先......