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★政局風見鶏

2020-09-03 07:48:32 | 日記・エッセイ・コラム
 政界で「風見鶏」と言えば、故中曽根元総理大臣の代名詞だったが、今の自民党は「政局風見鶏」だ。

 中曽根さんは、自民党の派閥全盛時、小派閥の領袖にすぎず、政権に就く過程で見せた変わり身の早さから、政界の「風見鶏」とやゆされたが、同時に、決断力や実行力に優れていた。

 一方、安倍総理の辞任を受け、菅官房長官は、二階・麻生・細田などの大派閥の支援を取り付け、大勢はあっという間に決した。

 無派閥の菅氏支持に回った派閥の領袖の思惑は、「政局風見鶏」で、糸が切れた凧のようだ。

 いずれ、内閣改造時の大臣の所属派閥を見れば、狙いが透けて見える筈だ。それにしても、麻生副総理や菅官房長官に代理執行させて、病気治療する選択肢を捨て、”投げ出し辞任””したのは無責任すぎる。

 新総理大臣は、当面、大きな政策変更を出来ず、解散して、国民の信を問う時期だけが焦点に移った。