プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★「GoTo2.5」の愚

2020-09-25 08:26:29 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、東京都知事が、国のGoToトラベルに加えて、都独自の追加施策として、「1泊5,000円、日帰り2,500円」を支援すると発表したので、愕然とした。

 東京都の新型コロナ新規感染者数は、三日連続100人以下で、落ち着いて来たのかと思っていたら、昨日は、195人と上昇に転じた。

 しかも、不安視されていた4連休期間中に感染した人数が判明するのは、10月初旬になる。発表のタイミングとしても、首をかしげる。

 内容的にも、同じ人が何度でも利用出来るので、貴重な税金を投入して、一部の利用者だけが、恩恵を受ける政策は公平感を欠く。

 いかに経済再生策といえども、税金の無駄遣い。ポピュリズムもここまでくれば、前任者の作品「狂った果実」ではないが、嘆かわしい。

★GoToが無くても、、、

2020-09-24 08:14:12 | 日記・エッセイ・コラム
 4連休中、GoToトラベルを利用して旅行した人が多いようだが、旅行者が、「新型コロナで、旅行を控えていた」とコメントすると、何か、割り切れない。

 去年のGWやお盆、或いは、シルバー・ウイークの時期は、金銭的補助が無くても、混雑していた。今年は、新型コロナで旅行を控えさせられただけのことで、そのタガが外れたら、昨年と同じ状況だ。

 GoToトラベルは、形を変えた公共事業で、全国民が利益を享受出来るものではなく、素直に喜べない。

 趣味が、「マラソンと旅行」以外にない夫婦にとって、マラソン大会が全て中止になったので、残る楽しみは、旅行しか無く、キャンペーンと無関係に旅行するつもりでいる。(^_-)-☆

★旅の深み(番外編):気まぐれ

2020-09-23 08:41:02 | 日記・エッセイ・コラム
 金沢から小諸へ行くコースには、幾通りかある。
私達は、「3蜜」を避けるため、北陸新幹線「かがやき」に乗り、長野で下車し、昼食後、すいている時間帯を見計らって、しなの鉄道で小諸に向かった。

 急ぐなら、「かがやき」で長野まで行き、「はくたか」に乗り換えて、上田で、もう一度、しなの鉄道「軽井沢行き」に乗り継げば、約2時間で着く。

 また、金沢から「はくたか」に乗れば、上田で停車するので、乗換え1回で済むが、2時間30分程かかる。ほかにも、「はくたか」で佐久平まで行き、小海線で小諸まで行くルートもある。

 ただ、「小海線」は、JRだが、「しなの鉄道」は、第三セクターなので、切符の買い方に注意を要する。

 旅の目的次第で、アクセス方法を自由に組むのも、老人の気まぐれ・ぶらり旅の楽しみだと思う。

★旅の深み(後編):喜び

2020-09-22 07:45:40 | 日記・エッセイ・コラム
 東京が、「Go Toトラベル」に追加が決まった途端、マスメディアが、お得感満載の番組で、視聴者の歓心をあおり、4連休の観光地は、どこも大混雑の光景を呈している。

 旅行の目的は、人それぞれに異なるので、否定しないが、私の欲求とは相容れない。

 さて、懐古園にある藤村記念館の設計者が、金沢出身の谷口吉郎と分かり、同郷と言うだけで、誇らしく感じ、生家を訪ねたい新たな目標が芽生えた。

 また、坂本九の「上を向いて歩こう」は、永六輔が、戦時中に疎開していた小諸時代の悲しい思い出から、作詞したと知ったのも、新鮮な驚きだった。

 「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」に、この世の無常を感じつつ、3密を避け、静かに楽しむ旅に相応しい発見が多く、満足した。

★旅の深み(前編):えにし

2020-09-21 08:33:26 | 日記・エッセイ・コラム
 8月に、小諸の懐古園を訪ねた時、藤村記念館のすぐ横に、横山粗道の草笛の音源再生装置を見つけた。

 笹薮の元で、毎日、集まってきた人たちに、草笛を吹いて聞かせていたそうで、その澄んだ音色に聞き入っていたら、藤村の「暮れ行けば浅間も見えず 歌哀し佐久の草笛」が思い浮かんだ。

 園内を一周して、三の門に戻り、「懐古園」の扁額を見上げていたら、通りがかりの老人が、「正二位家達書」と記されている由縁を教えてくれた。

 徳川家達は、慶喜の大政奉還により、幻の将軍になったが、新政府が、徳川宗家の家督相続を認め、駿府藩主として、70万石を与えたと知った。

 老人にお礼を言い、すぐ近くにある「草笛」で、名物のクルミそばを注文し、人の世の縁をかみしめた。