有松絞り

2009-10-25 10:26:05 | 日常
義母さんが同窓会で名古屋にお出かけしました。
帰りに親しい友人と「有松絞り」で有名な、名古屋市緑区を
訪ね、有松・鳴海絞会館を見学して来られたそうです。
お土産にハンカチを頂戴しました。


実はコロ子、有松絞りのこと全然知らなかったんです。

今住んでいる多摩地区にも村山大島紬があるらしいのですが、
販売されているのを見たこともなければ、着用した方を見た
こともありません。

日本の絣や紬類は、数十年前までは普段着として普通に着用
されていたはずなのに、今では輸入繊維にすっかり市場を奪われ、
絶滅の危機にあります。これこそ、ワシントン条約のリストに
入れて保護しなきゃいけないんじゃないの~なんてコロ子は
考えています。

さて、この有松絞のシャツをこの夏中着続け、PRに一役買った
方がいらっしゃいます。名古屋市長の河村たかしさんです。
その経緯が毎日新聞に載っていたので転載。

河村・名古屋市長:「有松絞り」あす衣替え 満足げ「PRできた」
役所のクールビズが30日で終わる。6月から4カ月間、地元
伝統の「有松絞り」製のシャツをカジュアルに着続けた河村
たかし市長も10月からネクタイ姿に戻る。

市長が着こなしたシャツは、白地にブルーのラインなど3種類。
4月の就任直後、愛知県絞工業組合から「『絞り』をPRして」
と贈られ、クールビズ を機に自ら広告役に。衆院選の応援では
「風呂上がりのシャツ?」とからかわれたというが、気にする
ふうもなく新政権誕生で首相官邸に官房長官を訪ねた時も絞り姿
で通した。

有松絞りは、名古屋市緑区に江戸時代から伝わる伝統工芸品だが、
安い中国産などに押され気味。市長は「名古屋スタイルをPRできた。
長袖があれば 着ますよ」と満足げ。同組合の名桐秋雄副理事長も
「市長がユニホームのように着てくれて抜群の宣伝効果があった」
と話していた。

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