北京滞在記(4)

2019-09-15 09:24:15 | 旅行
北京滞在記(3)からつづく
気は進まなかったけれど、勇気を奮って、抗日記念館の門をくぐり
ました。
 
展示物を見ると、中国のスタンスは「日本が攻め入ってきたので、
抗ったまで」というふうに感じられました。
 




中国がいかに戦ったか、という展示と並行して、日本兵が残した
武器や携行品も陳列されていて、武運長久と記された旗に同級生の
寄せ書きがある日の丸もありました。
 
日本との戦闘で亡くなられた中国兵もそうですが、異国で亡くなった
日本の兵隊さんの無念を思うと悔しかったです。
中国が攻めてきたわけじゃないのに、なぜ中国へ送られ、そこで
命を落とさなければならなかったのか、腹立たしい気持ちになりました。
いろいろと考えるきっかけを与えてくれたので、中国人民抗日戦争
記念館に行って良かったと思います。
 
午後は地下鉄を乗り継いで、1号線の天安門西で下車、天安門広場へ
向かいました。
 
駅を降りてしばらくすると、天安門広場に入るための行列ができています。

1時間ほど待って、ようやくセキュリティチェックの番が来ました。
ところが、パスポートをホテルに置きっ放しにしていたことに気づき、
大慌てしました。
隣の列の中国人は、身分証を携帯していなかったため、諦めて帰って
います。
1時間も並んだのに、という思いと、パスポートを忘れた自分が恨めしく
思う気持ちが交錯しました。
一か八かで「パスポートをホテルに置いてきたので、取りに帰ってきます。
ごめんなさい」と英語で言ってみました。
 
長い行列で待った外国人が可哀想に思えたのでしょう、ボスが若い警備
担当者に目配せしてくれて、コロ子は晴れて天安門広場に入ることが
できました。
 
この日ホテルに着いたら、もうクタクタで、軽い夕食をとって、休みました。

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北京滞在記(3)

2019-09-15 09:21:27 | 旅行
9月3日(火)
北京3日目。
今日は盧溝橋を訪ねる予定です。宿泊先の最寄駅、奥林匹克公園駅
(8号線)で北土城駅まで出て10号線に乗り換え、西局駅で再度
14号線に乗り継いで、大瓦窯駅で下車しました。
 
駅を降りて宛平城方面へ。

15分ほど行ったところで右に曲がり、まっすぐ進むと盧溝橋が
あります。

 


欄干の上に、一体一体違う形をした獅子が並んでいます。


マルコ・ポーロもここを訪ね、この橋を絶賛したそうで、
マルコ・ポーロ・ブリッジとも呼ばれているとか。
 
橋のたもとには、清の乾隆帝が建立した碑もあります。
 
なお、この橋の近くで起きた「盧溝橋事件」は、長い長い日中戦争
の発端になりました。このことから盧溝橋の近くに、「中国人民
抗日戦争記念館」があります。

 


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