「家族なんてどっちにしたってお芝居なんだからね」
羊子(主人公の妹)の言うとおりかもしれません。
それぞれの役割を演じられなくなって崩壊した家族が20年の
ブランクの後、映画撮影のため、また家族を演じてみるのだけど、
(当然のことながら)ズレまくってしまいます。
シナリオが用意されて、小道具が完璧でも、ロケ地を変えてさえ、
家族が家族を演じることができなくなっていました。
この家族、行動も考え方もズレてるし、アンバランスなんだ
よなぁ。
いろいろな思いが頭に噴いてくる作品でした。
家族はしんどい。