中学時代、体育の先生(♀)が
「甘いものを食べ過ぎる人は
太腿の内側に砂糖が溜まるから、ゴリゴリして痛いです。
よーく擦って、流してあげなさい」みたいなことをおっしゃいまして。
「ほんまかいな・・・」と当時は思いつつも
確かにゴリゴリ痛いので
以来、気が向いたら擦るようにしていました。
その後、鍼灸の勉強をするようになって
あの先生が言っていた意味がわかりました。
五臓のうちの“脾”は五味のうちの“甘”と対応していて
少し食べる分にはいいのですが
食べ過ぎると、逆に脾を傷めてしまうのです。
そして、太腿の内側は、足の太陰脾経という経脈が通るところ。
経脈の流れが滞るため、擦って流しましょう、ということだったのでしょう。
あの体育の先生、タダ者ではなかった・・・。
甘いものを食べ過ぎてる、という自覚のある方は
一度やってみて下さい。
方法など詳しいことは、治療の際にでもお訊ねいただければ
喜んでお教えします。