まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

BORDER 第六話

2014-05-16 22:45:57 | ドラマ


第六話  『苦悩』





女子大生が屋上から飛び降りした現場に到着した比嘉。

現場のお偉いさんは自殺だと言うが、

遺体を見た比嘉はそうは思えないようで・・・



比嘉は屋上もチェックしに行く。

フェンスに残ってた指紋、揃えられた靴。

自殺にしか見えない現場だったが、

木の枝が置いてあったことに違和感を感じた。



亡くなった女子大生・舞子の兄にも話を聞く。

舞子は将来への漠然とした不安を感じていたと。

そして以前、風邪薬を大量摂取し、

自殺未遂をして病院に運ばれたことがあったそう。

そのこともあり舞子は自殺だと断定された。



市倉は比嘉のところに行くよう石川に言う。

自殺と断定されたのに解剖するとのことで、

石川はお目付け役とのこと。

そして立花と一緒に比嘉のところへ。

解剖するはずだったが家族の意向で出来なかった。


何が気になるのか比嘉に聞くと、まずは指の形だと。

死体の中指だけが真っ直ぐ硬直していた。

それは極度の緊張からくる硬直だと、

死の間際、極度の硬直を感じるようなことがあったのではないのかと。

あと頸椎が折れていたのも引っかかるよう。

そして更に、屋上に揃えられた靴の側に

綺麗に両端が切られた木の枝が置いてあったのも気にかかる。

しかしそれだけでは上を動かすことは出来ないと石川と立花。


不審死の死体を解剖出来るのは1割だと。

その割り切れない思いを抱え、

死を受け入れなければならない関係者の思いを

少しでも軽くしてあげたいという思いから

この仕事を始めたと比嘉。

そんな比嘉に石川は上に噛み付く前に

まず自分に相談するよう言う。

力になれるかもしれないからと。



舞子の兄が比嘉に連絡してきたようで石川と一緒に会いに行く。

兄はまだ舞子が自殺したとは思えないよう。

舞子は日にちを指定してチョコレートを取り寄せていたと。

自殺しようとしている人間がそんなことをするのかと兄。

兄のやり切れない気持ちも分かるが、

死者の本当の気持ちは分からないし、

今のところ証拠も遺書も見つからないからどうにも出来ない。



そんな時、またもや女子大生が飛び降り自殺。

舞子と同じで精神科に通っていた過去と自殺未遂の前科があった。

彼女もまた頸椎が折れていて、木の枝が現場にあった。

比嘉は石川に「早速噛み付きたくなった」と電話。



比嘉は石川に『ダンテの神曲』を持ち出し説明する。

その中に、自殺者は地獄に堕ちた後、

自分の肉体に暴力を加えた罪によって、ひね曲がった枯れ木にされ、

その枝を折られて苦しみを与えるという一節があると。

犯人はこれに影響された人物なのではないかと言う。


石川は遺体を見たいと言い見せてもらう。

すると、亡くなった女子大生の霊が現れた。

上手いこと言って比嘉を先に戻し、霊と話をする石川。

すると彼女は自殺などしていないと。

誰かに殺されたようなのだが犯人に心当たりがないと言う。



彼女たちの自殺未遂を知っているのは両親と精神科医の先生。

病院は代々木にある河島メンタルクリニック。

彼女は二ヶ月ほどで通うのをやめたとのこと。

どうやらその河島先生とは悩みを聞いてもらううちに

深い仲になってしまったそう。

彼女は真剣だったが河島は遊びだったようで・・・

それでも心配する両親のために、

一生懸命生きて行こうとしていたとしていたと。


「私を殺した犯人を捕まえて下さい。」


「分かりました。 約束します。」



河島に会いに行く石川。

個人情報だから教えられないとはぐらかされた。

心証は限りなく黒。

しかも河島の部屋にはダンテの神曲の本があった。



石川はハッカーの元へ。

河島が彼女たちを殺す理由が分からないと。

そこでネットから証拠となるものを探すよう頼む。

すると、亡くなった女子大生は沖縄旅行の予約を入れていたことが判明。

やはり死ぬつもりはなかった。


「どんな手を使ってでも追い詰めてやる。」


石川の言葉に驚くサイくん&ガーくん。

そこで石川は2人に過去の話を始めた。


優しくて自慢の兄がいたが、その兄が自殺したと。

その日の朝、兄から電話がかかって来たが、

大学に遅刻しそうになったので電話を切った。

「勉強頑張れよ」と、それが兄が話した最後の言葉だった。

兄の遺書はなかったと。

あの電話から兄の中に出来ていた穴を見つけられる

何かを聞き取れなかったと、今でも自分を責め、後悔している石川。

こんな話は今まで誰にもしたことないと。

重大な話を聞かせてもらった2人だが、

なんと答えていいか分からず、「元気になるよ」とチョコを渡すサイくん。



ハッカー2人に協力してもらったが、

彼女たちが亡くなった日の河島のアリバイは崩せなかった。

そこで比嘉と2人の死に別の関係性はないか考える。

2人の家が近かったことから、

自殺未遂した時に運ばれた病院なのではないかと。

運ばれた病院を両親から聞きだすよう日がに頼む石川。



彼女たちが運ばれた病院へ話を聞きに行く石川は、

当時、担当した医師を教えてもらう。

すると2人共同じ津川という医師だと判明。

だが、津川は2ヶ月前に病院を辞めていた。

そこで立花に電話に協力を仰ぐ。



女性がドアの前で襲われそうなところに、

石川と立花が津川を取り押さえる。

しかし隙をつかれて津川に逃げられた。

津川は屋上へ向かい、それを追いかける2人。

屋上で追い詰められた津川は木の枝を足元へ置いた。

そして自ら身を投げた。



目の前で容疑者を死なせてしまい、

なんとも言えない感じの石川と立花。

立花は襲われそうになった女性の様子を見に行く。


石川の前には津川が立っていた。

何故彼女たちを殺したのかと聞く。

自殺しようとした奴の4割はまた自殺を繰り返すと、

死にたがってる奴らに手を貸して何が悪いと津川。


「どうしてそんなに自殺を憎む。」


「俺を苦しめるからだ。

目の前で大切な人間に死なれたことはあるか?

中学生の時、学校から家に帰った俺の目の前に姉貴が落ちてきた。

マンションの屋上から飛び降りだんだ。

姉貴の血が俺の顔に飛び散ってきたよ。

俺は怖くて動くことも出来ずに、

姉貴の目から光が消えるまでずっと側に立ちすくんでた。」


「医者になったのは命を救いたかったからだろ?」


「命を救った患者が、

また自分の体を傷つけて戻ってくる気持ちが分かるか?

俺、気づいたんだよ。 治しても意味がないってことを。

奴らは俺を苦しめるために何度でも戻ってくるんだってことを。

苦しみから解放されたかったんだ・・・」


津川の言葉に何も言い返せない石川。



石川はお墓の前に立つ。


「出てきてくれよ。 死んだ訳を教えてくれ。」


当然、兄が出て来るはずもなく・・・


「役に立たない能力だな。」





苦しみから解放されたかったのなら、


医者を辞めるだけで良かったのでは?


何も殺さなくたって・・・


今回はちょっとイマイチな回だったな~。


けどサイくん&ガーくんのところは良かった。





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