第6話
『冷酷非情父を殺した、鉄の女』
磐台が燃やした日向の書類の切れ端を拾うと、
そこに看護師・三浦直子の名前が書かれていた。
磐台は三浦に薬を用意させたよう。
明日美は三浦を探るため彼女が入る手術の見学をする。
他の医師たちから三浦は医者に容赦なく意見し、
愛想もないため鉄の女と呼ばれていた。
「彼女と磐台の接点は?」
報告した西門に聞かれるがまだ分かってない。
もう少し近づいてみると言う明日美に対し、
あまり近づきすぎると危険だと忠告する西門。
日向の死は毒物のせいだった。
誰が犯人なのか分かるだろ?と。
一方、磐台も明日美のことが気になり悠真から
何故日向の別荘へ来たのか?と、色々なことを聞いた。
星野は明日美が悠真とキスをしていたのを目撃。
父親の店にまで来て明日美のことを聞きだそうとするが、
父親の話を聞き信じたいと思うように。
しかし盤台から呼び出され、明日美のことを聞かれる。
悠真の相手に相応しい人間かどうか見極めたいからと。
明日美は三浦のことを調べ接触。
三浦の夫は15年前から病院に入院していたことを知り、
この病院は長期入院の患者は転院してもらうはずだと。
それに答える必要はないと三浦。
その夜、明日美が当直していた時に緊急事態が発生。
手の空いている医師がいなかったため
緊急手術に駆り出された明日美。
同じく手が足りなくて三浦が器具出しに呼ばれていた。
手術を開始するも容体が悪化し固まってしまう明日美に、
三浦が叱咤し立ち直らせ手術は無事成功。
その後、疲労が溜まっていたのか三浦が倒れ、
その場に居合わせた明日美が助ける。
15年間、夫の介護をしながら看護師の仕事を続けていた三浦。
病院で寝泊まりしているようで、家には殆ど帰っていないよう。
三浦の部屋はカーテンすらかかっていなかった。
「明日はきっといい日になる。 いい言葉でしょ?」
唯一尊敬する医者が言っていた言葉だと三浦。
その言葉は明日美の父・小山内がいつも言っていた言葉だった。
西門と報告しあう明日美。
三浦は父を知っていたのか?
調べた明日美は15年前、三浦は小児科にいたことを知る。
尊敬していたのに何故磐台に手を貸したのか。
それは夫の介護入院のためなのではないかと。
意識不明で植物人間の夫の生命維持をするための病室の提供。
夫を人質に取られ、協力せざるを得なかったのだろうと。
手詰まりかと言う西門にまだ手はあると明日美。
三浦が父を尊敬していたことを逆手に取る。
「まさか、自分が小山内先生の娘だと明かすのか?」
危険だと止める西門だが・・・
悠真に明日美のことをしつこく聞かれたと言われ、
磐台に目を付けられたことを誤魔化そうとした明日美は、
悠真の真剣な気持ちに自分も同じ気持ちだと嘘をつく。
明日美のことを守れるように変わると言う悠真。
そんな2人の姿を見てしまった星野。
明日美への嫉妬から明日美のことを調べ始めた星野。
卒業大学に電話までかけ、研修医時代の話を聞こうとしたが、
『水野明日美』という人物は存在しないと言われた。
明日美に自分の悠真への思いを知っていたのに騙していたのか、
看護師だからって見下していたのかと言い引っ叩く星野。
そして電話で聞いたことを明日美に言う。
「あんたの過去、なかなか面白そうね。」
再び明日美は三浦に接触。
そして遂に小山内の娘だと告白してしまった。
15年前の父の死の真相が書かれたカルテを見せ、
誰が送ってきたのか分からないけど、
父は手術中に殺され、それを隠蔽されたと。
書類の切れ端の燃えカスを見せ、
三浦にこのことを証言して欲しいと。
だが、これがもし磐台にバレたら命はないと言う三浦に、
覚悟の上だと明日美。
三浦は今すぐ出て行くよう言う。
出て行かなかったら磐台に連絡すると脅すも、
明日美は三浦は磐台に知らせないと言い切った。
それは三浦が今でも小山内のことを信じているから。
その証拠は三浦がいつも見ていた懐中時計の蓋にあった。
蓋の内側に掘られていた英語。
『明日はきっといい日になる』
それは小山内の口癖だった。
この15年、小山内の言葉を支えにして夫の看病をしてきた三浦。
懐中時計は押さないからプレゼントされたものだった。
「父のために、どうか力を貸して下さい。」
頭を下げる明日美に「卑怯ね」と、
断れないと分かっててやっている明日美に三浦が言った。
15年前のあの日、磐台の指示で薬を用意したと三浦。
何に使うかは怖くて聞けなかったと。
そして翌日、小山内が亡くなった。
怖くて誰にも相談出来なかったと言う。
指示を受けたメールをSDカードに保存していると、
明日6時に家に取りに来てと三浦。
そして明日美に頭を下げて謝罪した。
「その時計を大切にして下さい」と笑顔を見せる明日美。
翌日、時間になっても現れない三浦。
三浦の家のチャイムを押しても出て来ない。
ドアノブをひねると開き、中へ入ったら空っぽだった。
一方、星野は明日美の卒業アルバムを調べていた。
そこには『小山内明日美』と・・・
誰かに電話をする星野。
急いで三浦の夫の病室へ向かう明日美。
すると病室も空っぽ。
そこへ磐台がやって来た。
三浦と旦那は一緒に別の病院へ転院したと、
そしてSDカードを見せ、カードを折った盤台。
「残念だったね、小山内明日美先生。」
バレたーーーーーっ!!
三浦、SDカードの予備取ってないかな?
・・・無理か。
どうすんだよ。
予告では有馬に15年前のこと教えてたみたいだけど、
今のところ有馬もどういうつもりなのかよく分かってないからね。
味方になってくれるのか、それとも敵なのか・・・
それより明日美、磐台にバレたら病院いずらくないか?
そして悠真はどうするんだろうか?
きっと磐台は悠真に忠告するだろうし・・・
ってか、星野ウゼェ~(;¬ω¬)
勘違い女というか・・・思い込みが激しい女というか・・・
そもそも悠真は初めから明日美が気になってて、
星野は目に入ってなかったでしょうに。
明日美の自宅にまで行って調べたりとか最悪(-_-;)
ま、それはどうでもいいや。
明日美の復讐が完結するのか、
はたまた失敗に終わるのか楽しみ。
まぁ、失敗したらドラマにならないか(笑)
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