本日は蓼科山(たてしなやま、標高:2530m)に登りました。蓼科山の登山ルートは、(東の大河原峠や南の登山口バス停など)東西南北からルートがありますが、今回は北側からの登山ルート(蓼科山七合目・一の鳥居 → 将軍平 → 蓼科山頂)で登りました。
蓼科山は、八ヶ岳連峰の最北端に位置する孤峰で、コニーデ型火山にトロイデ型火山が噴出してせり上がってできた二重式火山です。諏訪富士とも呼ばれています。
参考: コニーデ型火山(成層火山)は、ほぼ同一の火口からの複数回の噴火により溶岩や火山砕屑物などが積み重なり形成された円錐状の火山で、代表的な山は富士山などです。トロイデ型火山(鐘状火山)は、粘性の大きな溶岩が地上に噴出して生じたドーム状の火山で、代表的な山は昭和新山などです。二重式火山はカルデラ(火山活動によって形成された大規模な凹地)内で噴火があって新しい火口が形成されたもので、代表的な山は阿蘇山などです。ただし、このコニーデ、トロイデなどの火山地形の分類(シュナイダー、1911)は過去の分類用語で、火山研究者の間では現在ほとんど使用されてないそうです。
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一の鳥居(蓼科山七合目、北側からの登山ルートの登山口)
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最初はなだらかな坂でしたが、
しだいに岩が多くなり、傾斜も急になりました。
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将軍平で小休止し、蓼科山頂を望む。
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将軍平からはごつごつした岩だらけの急坂でした。登る途中で小休止し、眼下に広がる蓼科高原の風景を楽しみました。
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蓼科山頂に設置された周辺案内図。
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蓼科山頂上の指標。
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蓼科山頂は岩塊に埋めつくされ、円形で直径約100m。
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蓼科山頂から白樺湖方面を望む。
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蓼科山頂から八ヶ岳連峰を望む。