編集 「あかつき」問題を憂慮する会
要 望
わたしたちは、愛するAさんの死によって深い衝撃を受けている者として、また、偏狭な代替医療信奉に大きな危険があることを知った者として、以下のことを、T氏と、氏の所属する日本ホメオパシー医学協会に求めます。
T氏に対して
(1)T氏は、Aさんのご両親、娘さん、あかつき療術所の仲間たち、Aさんを大切に思っていた友人たちに対して、自分の過ちを認めて、謝罪していただきたい。
(2)T氏は、Aさんの死という事実を重く受けとめ、また、人の命にかかわるような治療をする能力がないことを自覚し、ホメオパスとしての活動を停止していただきたい。もう二度と犠牲者を出さないでいただきたい。
日本ホメオパシー医学協会に対して
(1)日本ホメオパシー医学協会は、私たちが作成し送付した治療の記録を詳しく検討し、T氏とAさんの関係に治療上の問題や倫理的な問題がなかったどうかを徹底調査し、T氏の治療は適切なものであったといえるのか。不適切なものであったのか。Aさんの御遺族に対してすみやかに文書で回答していただきたい。
(2)調査の結果、T氏の責任が明らかになったならば、T氏のホメオパスとしての資格取り消し、あるいは何らかの重大な処分を課し、協会として社会に対する責任を果たしていただきたい。
2010年7月17日
「あかつき」問題を憂慮する会 一同
(1)Aさんは離婚後、小学生の娘を一人で育てており、娘を守り育てていくためにも自分の健康を回復したいという願いをもっていた。「自然療法の教えを守るためなら死ぬことも厭わない」という考えでなかったことは明らかである。また、彼女は自然食品などに関心を持ってはいたものの、あかつき療術所に行くまでは自然療法について本格的に学んだ様子はなく、自然療法、また現代医学や薬の害について知識を授けたのは専らT氏である。他の指導者に影響を受けていた形跡はない。また、後に記すよう
「あかつき」で起きたこと
2007年5月に、Aさん(女性・当時40歳)は友人の紹介を受け、東京都国立市にあるあかつき療術所を訪れた。卵巣嚢腫であったが手術はしたくないと思っていたことと、うつ状態のために通院していたことがあり、あかつきでテルミーを受ければ楽になるし、相談にものってもらえるという友人の言葉にひかれたとのことであった。
あかつき療術所を主宰するT氏は、イトオテルミーの療術師として約15年の活動歴があり、国立では7年前から開業しているとのことである。近年はホメオパシーを学び、2009年に認定ホメオパスとなった。(インターネット上の情報によると、日本ホメオパシー医学協会[以下JPHMA]認定ホメオパス No.458。)JPHMAのもとにある「日本ホメオパシーセンター東京国立」のセンター長であるが、現時点では、このセンターは閉鎖されている。また、あかつき療術所は「ホメオパシージャパン株式会社」の正規代理店であり、代理店の代表はT氏である。7月末に同社のウェブサイト上で、「7月28日に下記に移転」と告知され、三鷹市井の頭の住所と電話番号が表示された。(但し、現時点では、「移転準備のため、しばらく閉店します」との表記に変わっている。)
Aさんはテルミー施術を受けることで心身共に楽になると同時に、離婚して女手一つでこどもを育てているという苦労をT氏が共感をもって受け止めてくれたことから、あかつき療術所が大変気にいり、そこで働きたいと願うようにさえなった。時期は未確認だがおそらく2009年春に、Aさんはテルミーの療術師資格を取得している。また、T氏が2009年にホメオパス認定を受けたので、Aさんはテルミーだけでなくホメオパシーの施術も受けるようになった。
Aさんは2009年の初夏の頃から、両腕の皮膚の湿疹がではじめ、秋頃にはそれが悪化していった。Aさんは当初それを、「これは好転反応といって、自分がホメオパシーを始めたことによって、体の中の悪いものが外に出ているために起こるのだ」と説明していた。しかし皮膚のただれようがあまりにひどいので、周囲の友人たちが、「これほど長く続くものなのか。これだけひどくなって、痒みもひどいのに皮膚科にいかないのか」と問うと、「自分の場合は、人よりも強く好転反応が出ているので見かけが悪いが、これは体が良くなりつつある過程なので、我慢して乗り越えたい」と答えていた。
冬になり、一時期、顔がひどくむくんだことがあった。その間は、「人に見せられた顔でないので」と、外出する際はマスクをつけていた。「ホメオパシーを続けていて大丈夫なのか」と心配する者もいたが、やがてむくみはひいたので、周囲の友人たちもとりあえず安心した。
2010年になって、より深刻な症状が出始める。Aさんが亡くなって6日後の6月1日に、療術所に赴いた荒瀬牧彦(「憂慮する会」事務局)に対してT氏が事情説明を行ったが、それによると、1月から2月にかけて、Aさんは「おなかの硬さが出てきた」とのことである。おなかとはどこか、何の病気だと考えたのかという荒瀬の問いに対して、「十二指腸潰瘍が硬くなった。十二指腸潰瘍、胃潰瘍は、なおる時に硬くなるものだ」とT氏は答えた。また、なぜ病院での検査を勧めなかったのかという荒瀬の問いには、「病院で検査してもらうのは自由だと自分は言ったが、Aさんは『私はテルミーとホメオパシーでなおす』と言った」との回答であった。
3月になって体力の低下が著しくなり、しきりに疲労と体調不良を訴えるようになった。T氏の説明によると、「3月には一気に進んだ。おなかが硬くなり、黄疸が出て、むくみが出た」。黄疸が出ているのに肝臓の病気を疑わなかったのか、また、なぜ病院へ行くことを指示しなかったのか、という荒瀬の質問に対して、T氏は「肝臓へのたくさんのレメディを処方した。自分の判断はなんら間違っていない。病院へ行くのはあくまでも患者さんの判断によるものであって、自分が指示できるものではない」と答えている。
日は不明であるが、この頃、Aさんは母親に「急に西洋医学の薬を入れると、ショックで死ぬことがある」と話している。母親が「ホメオパシーで死んだ人はいないのか」とたずねたところ、「西洋医療を受けなければ死なない」と答えた。ちなみに、T氏がテルミーの勉強会で「病院へ行くとショック死する」と何度も言っていたという証言がテルミーの仲間から得られている。
3月11日に、母親がテルミー施術を受けるために療術所に行った時、娘の身体がよくなさそうで心配であるとT氏に話したところ、T氏は「身体の治療は私にまかせてくれ」と述べた。
この頃、Aさんが次第に体調を悪化させていくのを心配した何人かの友人は、「検査だけでいいから病院へ行ってはどうか」と勧めたが、「病院へ行けば検査だけでは済まないことになる。薬をいれられたら、せっかくホメオパシーでがんばってきたことが無駄になってしまうので、それはできないのだ」と答えていた。
なお、この間のAさんの体調については、AさんがT氏にメールで報告し、T氏の指示をうけていた記録が携帯電話の送受信記録に残っている。様々な深刻な症状が出ているが、T氏は一貫して、ホメオパシーによる治療が進んで悪いものを排出するプロセスが進んでいるのでそれを全うすべしという線で激励し、次々と異なるレメディ摂取を指示している。送受信記録のうち、特にそのAさんの症状と、それに対するT氏の 診断 と 治療 の様子が出ている特徴的な部分をここにあげる。(名前の入っていないメールはAさんからT氏に送られたもの。「T」とあるのは、AさんがT氏から受信したもの。)
******
384 2010 年 3 月 16 日 8:10 Re: やっと朝が来た、という感じです。昨夜 Tub をとり、はっきりした変化をすぐには感じなかったのですが、3:00 過ぎから気管がゼロゼロし始め、咳が断続的に出ました。朝方には肺の背中側がとても痛くなり、どちらを向いてもしんどいので、ベッドを出たのですが、起き上がってもやはり相当痛みがありあっちを向いたりこっちを向いたりしています。今は特に左側が痛みます。
415 T 2010 年 3 月 16 日 8:17 Re:腎→肝→心の順で動いてるね 体力勝負になってきたからミネラルセットをガンガンとって下さい
381 2010 年 3 月 16 日 21:26 Re:今日はまた少しムカムカが戻ってきた感じで、お腹はすくのですが、何を食べても苦く、夜はまたりんごだけになってしまいました。でもりんごだけ食べたら少し楽になって、今は少し落ち着いている感じです。そういえば今日はやけにゲップがでました。背中の痛みはあまり変化がなく、特に左がきついです。寝る前にとった方がいいレメディがあればアドバイスお願いします。
410 T 2010 年 3 月 16 日 21:52 Re:めどらいむな 五滴お願いします。
377 2010 年 3 月 17 日 8:35 Re:おはようございます。Med をとってしばらくすると、また咳が少し出ました。それでも昨夜は久しぶりに眠れたような気がします。二回ほど途中で目が覚めましたが、またすぐに眠れました。今朝は空腹で目が覚めました。ただ、ムカムカは相変わらずで腹ペコなのに、お腹にたまるものが食べられません。あと、白眼が黄緑色からオレンジっぽい濃い黄色になってきました。背中の左側はやはり痛み、今朝は左のお尻もかなり痛みます。
409 T 2010 年 3 月 17 日 9:30 Re:めどらいむなを リピートしてください
376 2010 年 3 月 17 日 9:32 Re:わかりました。どの位の間隔でとればいいのですか?
408 T 2010 年 3 月 17 日 9:48 Re:2時おきに三滴かな 変化が激しいから状態を必ずメールして下さい ガンバレ もう少しだから
375 2010 年 3 月 17 日 9:49 Re:了解です。頑張ります。
407 T 2010 年 3 月 17 日 10:03 Re:メドの合間に2種類のペットチンキを両方入れたのを少量でいいからいれて下さい 二滴づつ
374 2010 年 3 月 17 日 10:24 Re:わかりました。先ほど最初のメドをとりました。まだはっきり変化はわかりません。何か出てきたらメールします。
373 2010 年 3 月 17 日 11:57 Re:メドをとって 30 分位で眠くなり、少し眠ってしまいました。一度目が覚めたので、PET をとり、また眠りました。今から二度目のメドに行きます。
372 2010 年 3 月 17 日 14:52 Re:気持ち悪いです。右の肋骨の辺りも痛くなってきました。背中側も右が痛いです。舌の付け根にタンのようなものがからまります。
405 T 2010 年 3 月 17 日 15:48 Re: 自分でお腹をテルミー出来ないかな
371 2010 年 3 月 17 日 16:00 Re:うーん。においで吐きそうになります。
370 2010 年 3 月 17 日 16:02 Re:さっきから肋骨から突き上げるような咳が単発で何回か出ています。その度に何かが抜けていったような気がして一瞬楽になるのですが、また気持ち悪くなります。
404 T 2010 年 3 月 17 日 16:07 Re:メドを中止してタブに変えて下さい
367 2010 年 3 月 17 日 16:38 Re:まだタブはとっていませんが、気持ち悪いのは少し落ち着いてきました。
403 T 2010 年 3 月 17 日 16:51 Re:山登りみたいに少しずつ足元をかためていこう 頂上はきっと素晴らしく綺麗だよ
366 2010 年 3 月 17 日 16:59 Re:だいぶ闘い疲れてきてしまいましたが、先生のおかげで心強いです。頂上まで頑張りたいと思います。
394 T 2010 年 3 月 18 日 18:25 Re:タブ イペカックで乗り気って! (「切」)
357 2010 年 3 月 18 日 18:39 Re:了解です。背中の痛みは吸う時がつらいのですが、ひどくなると痛くて息がすえないような感じになることがあります。そういう時はカーボベジですか?
393 T 2010 年 3 月 18 日 19:20 Re:アコナイト→カーボベジ
350 2010 年 3 月 20 日 15:40 Re:・・・昨日は治療の後、夜まで布団に入らず起きていることができました。こまめによく噛んで食べ、下痢も止まっています。夜中はやはり咳が出ましたが大したことはありませんでした。今日も、朝から起きて少しずつ動いています。食べた直後だけ、胸苦しくて少し横になりますが、それ以外は起きていられます。いろいろ楽になってきていますが、顔や白眼は黄色くて、尿の色も相変わらず濃い茶色です。ミネラルセットとサポート KT、ペットのチンキを続けています。咳もまだ出ているので、タブも続けていいですか?他にやるべきことがあればアドバイスお願いします。
386 T 2010 年 3 月 20 日 19:03 Re:回復に向かっている様子―少しほっ ですね 柔らかいものより固いものを少しずつ食べた方が、からだがしっかりすると思います これからはリハビリで起きている時間を伸ばす、近くに買い物にいってみる、などトライしてみたら?
336 2010 年 3 月 23 日 9:28 Re:昨夜昨夜は咳が結構出て、右肋骨の痛みもちくちくする感じで何度も目が覚めましたが、思いの外いいイメージを抱いて過ごすことができました。朝方、寝汗をぐっしょりかきました。尿の色はかなり茶色になってしまい、便も白くなってしまいましたが、気分はそんなに悪くありません。ただ、夜眠れてないので、今頃眠くてうとうとしてしまいます。Psorと tub のミックス、昨夜は夜中もほぼ 3 時間おきにとりました。そうしたら、明け方には咳がほとんど出なくなりましたが、その後油断して 1 時間遅れたら、また咳が出てきました。
372 T 2010 年 3 月 22 日 10:38 Re:昨夜もうしばらく このミックスでいこう
371 T 2010 年 3 月 23 日 13:45 Re:昨夜夜からデトックス少し入れてみよう 仕上げに入ろう
327 2010 年 3 月 24 日 9:19 Re:おはようございます。咳はまだ出ています。顔や白眼の黄色いのは相変わらず、尿もますます茶色になってきています。今朝はむくみも少しありました。いよいよラストだといいなぁ、と思っています。一つ言い忘れていたのですが、月曜日位から再び腕のかゆみでかき壊すと黄色い汁が出ます。
315 2010 年 3 月 26 日 9:13 Re:夕方から腹部や肋骨の右側がしくしくと痛み、寝る頃には眠りを妨げる位の痛みになっていました。なかなか寝つけず、少しうとうとしても1時間ごとにはっきり目が覚めてしまいました。一番痛いところに手を当てていたのですが、途中から霊気の準備をして手を当てたら、全然違うのに驚きました。少し楽になり、咳もひどかったのでうつ伏せ気味にねたら、更に楽になり、5:00 過ぎから眠れました。
342 T 2010 年 3 月 27 日 18:36 Re:苦しいね 肝臓をガンガン温めてあげてください 今日は携帯を忘れて返信遅くなりました。これから応用コースです 回復ゆっくり見守っていくので、焦らないでいこうね
332 T 2010 年 3 月 31 日 9:45 Re:どうしてますか?頑張ってコンサートに来てくださいね
291 2010 年 3 月 31 日 11:10 Re:ここのところ、目だった変化がなく、毎日同じことばかり書いているのでなんとなく気が引けていました。昨夜も 1:00位から 5:00 位までやはりよく眠れず、寝たり起きたりでした。でも、ほんの少しずつではありますが、楽になって来ている気がします。・・・長引いて申し訳ありませんが、全うするまでどうぞよろしくお願いします。新宿文化センターにたどり着けるよう、頑張ります。
331 T 2010 年 3 月 31 日 12:15 Re:夜眠れなくなってきたのは回復してきた証拠です 体のエネルギーが出てきているので、使いきれていない分不眠傾向が出てきます 辛いけど体を動かす時期が来たと捉えて下さい でわのちほど・・
249 2010 年 4 月 7 日 19:14 Re: 38.3 度今日は朝、ちょっとおなかをこわし気味だったのですが、15:00 過ぎ位から落ち着きました。ただ、白眼はそんなに黄色くないのにいつになくだるいので、今体温を計ってみたら、耳で計ったので多少高めに出るとは思うのですが、38.3 度ありました。いつも計っているわけではないのでいつもこんなものなのかもしれませんが、念のため報告させていただきます。それから気づいたのですが、左の肋骨の下の方が何やらうごめいてきました。
285 T 2010 年 4 日 7 日 19:53 Re:38.3 度熱が出てきてよかったね 左側は心臓関係だと思います 症状は最後の最後は心臓に集まり消えていきます
247 2010 年 4 月 7 日 19:57 Re: 38.3 度特に熱を助けるようなレメディを入れる必要はありませんか?それから、このまま上がらずにおさまってしまったら、お風呂に入っても大丈夫でしょうか?
284 T 2010 年 4 日 7 日 20:08 Re:38.3 度病気じゃないから風呂でも何でも大丈夫だい
195 2010 年 4 月 14 日 9:14 Re:ご報告ここ2日間、夜がほとんど眠れません。咳はときどき激しいのがでますが、ずっとではありません。タンはずっと出ている感じで朝までにティッシュの山ができます。そのタンも、後鼻膿のようにのどの奥に落ちてしまって、出ないことも多いです。少し、ウトッとして眼が覚めると口の中がパサパサに乾いています。5:00 過ぎから眠れるようで、グッと深く寝てしまい、目覚めると 9:00 近かったりするので、綾がまた学校に行きそびれてしまいました。そして朝は顔も指もパンパンにむくんでいて、下にして寝ていた方の目はほとんど開かない感じです。それでも、気分は悪くなく、気持ちよく目覚めています。昨日の昼間もいつになく、お腹がカチカチで相当しんどかったですが、なぜか落ち込みませんでした。タンを出しやすくするレメディなど、もし変えた方がいいものなどがあればアドバイスをお願いします。お休みのところ、すみません。
231 T 2010 年 4 日 14 日 12:48 Re:ご報告アンテイモター カーボベジあたりかな?寝る前にルナとカシノシンを摂ってください
194 2010 年 4 月 14 日 12:53 Re:ご報告わかりました。ありがとうございます。今日は昨日に増して昼間もしんどいです。みぞおちの硬さが喉に突き上げて来る感じで吐きたくなる少し手前という感じです。右腹脇もカチンカチンで痛みます。でもお昼にはお豆腐を温かくして食べられました。便がずっと白っぽかったのですが、ここ何日か黒に近いです。
230 T 2010 年 4 日 14 日 13:33 Re:ご報告肝から心に移行してますね 小豆やジャスミン茶がオススメです 西瓜もいいね
031 T 2010 年 5 月 12 日 22:55 Re:明日のコンサート、本当に行きたいと思ったら行けるからね お母さんは、あなたを病人扱いすると思うけど、自分の中から涌き出る力を信じて欲しいです。
016 2010 年 5 月 13 日 8:09 Re:ありがとうございます!でも今回は母にいっぱい迷惑かけちゃったので、言うこと聞いて[娘]に代わりに聞きに行ってもらおうと思います。004 2010 年 5 月 14 日 20:39 Re:さきほど今までにないくらい、おしっこがでました。先ほどいただいたアルポは夜中も1時間おきに飲んだ方がいいですか?
019 T 2010 年 5 月 14 日 21:42 Re:眠れたら無理に飲まなくていいよ
003 2010 年 5 月 15 日 9:52 Re:レメディどれもききません。痛すぎます。たすけてください。
002 2010 年5 月 15 日 10:01 Re:心臓、止まりそうな痛さです。先生お願いですから来てください。
******
5月15日、看病のために実家から助けに来ていた母親が、何度もあかつき療術所に電話するが、もはや手の打ちようがなくなったので、本人の意識が遠のいた隙に救急車を呼び、AさんはB病院に救急搬送された。心肺停止状態であったので人工呼吸器を装着。「悪性リンパ腫、肝臓転移により閉塞性黄疸が起きている。消化管穿孔によるとみられる横隔膜下の遊離ガスあり。全身の栄養状態がきわめて悪い。もはや手の施しようがないので、全身管理をしている状態。これほど悪くなってから病院へ来た患者さんは初めて見ました」と医師から説明を受けた。
入院から11日後の5月26日、AさんはB病院において逝去された。43歳であった。入院中にも、あかつき関係者の数名が見舞いに訪れレメディを取らせようとする動きをするなど非常識な行動があり、病室にいた父親や友人を慌てさせた。これとは別に、元あかつきの患者であった人の中に、T氏の治療姿勢に不信を抱き、JPHMAにこの件を匿名で通報する動きがあった。その翌日、Aさんの友人が、由井寅子会長に相談に行き、その処方によるというレメディ数種を本部からB病院の病室へと持ちこんでいる。したがって、この時点でJPHMAはAさんのケースについて把握していたことになる。
6月1日に荒瀬があかつき療術所を訪ねて疑問点を指摘した後、T氏は責任追及が身に及ぶことを感じて、先手を打とうと考えたのか、JPHMAに働きかけAさんへの治療が正当であったことをアピールする活動を始めたらしい。6月20日付けで、JPHMAの理事三名(岡本祥子氏、菅野幸二氏、小島洋子氏)連名による書間が、荒瀬牧彦宛に届いた。「このたび当協会会員のTホメオパスより相談を受け、詳細なヒヤリングを実施し」たとのこと。その結果、病院に行かなかった理由について荒瀬の認識が事実と乖離しているという内容であった。いかに一部を引用する。
「ホメオパシーの健康相談会の中で、Aさん自身が病院に行くことをとても嫌っており、TホメオパスからA様へ『もし身体の状態を調べておきたければ、私は止めません、検査を受けるのは自由です。』と病院の検査へ行くことを肯定し、伝えていました。また、入院前には、病院に行くことを非常に嫌っていたAさんに、何とか病院に行ってもらいたいと思いまして、『養生できる病院を捜し、しばらく入院をしましょう』とTさんからAさんに伝え、Aさんもやっと納得され、病院に行くことにうなずいたということでした(その場にはお母様もいらっしゃったとのことです)が、結果として、その前に救急車で近くの病院へ、搬送され入院となった状況でございました。」
「A様は、ホメオパシーに対して信頼をもって、ご自身の意思で行っており、A様がお話した事実としては、ご本人が過去にあまりにつらい現代医学の治療をうけたことにより、現代医学での治療を徹底的に嫌がっていたこと、何としてもホメオパシーで対応していきたいとのことと聞いております。」
「A様は、病院での治療を受けたくないために、『Tホメオパスより病院に行かないようにと言われている』と、ご両親には言って病院に行かなくて済むようにしていたそうです。Tホメオパスは、Aさん本人よりその事実を聞いています。しかし、事実ではないと知りながらも、A様が病院に対して、強い嫌悪感を持っていることは、非常によく知っていたため、ご両親に対して、Aさんの嘘の発言を撤回することはしておりませんでした」。
なお、上の手紙には、事実関係に関していくつもの問題がある。
①T氏の説明によると、Aさんは「あまりにつらい現代医学の治療をうけた」がゆえに、病院拒否にいたったとのことであるが、両親の記憶ではAさんはこれまで、入院するような重い病気をしたことがない。長期にわたって薬を飲み続けたということもない。ホメオパシーの感化を受ける前に、彼女が、「つらい」経験に関して語ったのを聞いたことがある人はいない。
②両親は娘から、「Tホメオパスより病院に行かないようにと言われている」とは一度も聞いたことがない。母親が聞いていたのは「病院へ行くとショック死することがある」である。また、荒瀬や他の友人が聞いていたのは、「病院での治療が必要になったら、T先生が病院につないでくれることになっているから心配しないでほしい」ということであった。実際には言っていないのに、「T先生が行くなといったから病院へは行かないと、親に言っています」とわざわざAさんがT氏に言うだろうか。もし言ったとすれば親にではなくT氏に「嘘」をついたことになるが、それはなんのためだろうか。そのようなことをいう必然性がない。
③T氏がAさんに入院を勧めたというくだりは、母親の記憶と食い違っている。母親が、Aさんがあまりにもひどい容態なので、「どこかに入院することはできないのか」と聞くと、その返事として、「○○さんが八ヶ岳に入院することになった。しかし、そこは高い。調べておきましょう」と言ったにすぎない。それ以前には入院の話はまったく出ていない。「何とか病院に行ってもらいたくて」云々は作り話である。また、この入院をめぐる会話は、Aさんが心肺停止状態で病院に担ぎ込まれる前日になされたものであるという点にも注意したい。これからどこか病院を捜す、といった段階ではない。穿った見方をすれば、いよいよ自分の手には負いきれなくなったので病院へ押し付ける準備をはじめた、と取れることである。
以上のような経緯で、テルミー・ホメオパシーに頼った結果、悪性リンパ腫への治療は何も受けることなくAさんは逝去されたのであるが、「憂慮する会」が特に問題だと感じているのは、次のような点である。
(1)
Aさんは離婚後、小学生の娘を一人で育てており、娘を守り育てていくためにも自分の健康を回復したいという願いをもっていた。「自然療法の教えを守るためなら死ぬことも厭わない」という考えでなかったことは明らかである。また、彼女は自然食品などに関心を持ってはいたものの、あかつき療術所に行くまでは自然療法について本格的に学んだ様子はなく、自然療法、また現代医学や薬の害について知識を授けたのは専らT氏である。他の指導者に影響を受けていた形跡はない。また、後に記すように、AさんはT氏の教えに絶対服従であり、その指導に反することはできない境遇にあった。もしT氏が病院に行くことについて積極的に勧めていたならば、必ずそれに従っていたと容易に想像できる。T氏の「ホメオパシー健康相談会」での、病院へ行くことにより健康が損なわれるという教えが、彼女を病院から遠ざけていたと考えるのが最も確からしい。しかるにT氏は、Aさんの死後、あたかもAさんがもともと病院へ行くことを嫌悪していたかのように述べ、責任を彼女に押し付けようとしている。だがもう一方で、T氏はAさん、また母親に対して、「治療は私に任せてほしい」とはっきりと告げているのである。Aさんが、たとえ検査だけでも病院で受診することは、「任せてほしい」と言ってくれている治療者への裏切りとなると感じていたことは明らかである。
したがって、たとえT氏が「病院へは行くな」と言ってはいなかったにせよ、あるいは「病院に検査に行くのはあなたの自由である」と言ったことがあるにせよ、T氏がはっきりと「病院で検査を受けてきなさい」と指示しない限りは、Aさんが病院へ行くことは実際的に不可能であった、と考えるべきである。T氏も当然、そのことはわかっていたはずである。
(2)
T氏は、「Aさんがテルミーとホメオパシーでの治療を強く望んでいたのであり、自分はそれを行ったに過ぎない。彼女はその治療を受けて喜んでいた」と主張している。つまり、癌であることも知らずにあっという間に死に至ってしまったことも、あくまでも患者本人の自己決定によるものであるという論理である。しかし、この自己決定は、正しい情報を十分与えられた上での決断であったのか、を問わなければならない。この点について、T氏は何も答えていない。重大な疾患がある場合、医学的な検査や病院での治療を行わず自然療法のみに頼っている場合、(実際そうなったように)またたく間に病状が悪化し、なすすべもなく死に至るという可能性がある、ということを本人はわかっていたのか。今日の医療では、インフォームド・コンセントが重要なこととされるが、T氏はテルミー・ホメオパシーの限界についてどのような説明を行ったのか。メールの送受信記録からは、自分の治療方針に従ってくれば健康を回復できるというメッセージしか伝わってこない。
(3)
さらに恐ろしいことは、T氏が結局最後まで、Aさんの病状について何も知り得なかったことである。死後、荒瀬がT氏に面会した際、最初に「彼女は何の病気によって亡くなられたと認識しておられますか」と尋ねたところ、「悪性腫瘍でしょうね」と答えるのみであった。どこの腫瘍であるかを問うと、「私は医師ではないので医学的所見は述べられない。検査をできるわけではないので、体の中で起きていることはわからない。私はただ、患者さんの望んだテルミーとホメオパシーの治療をしてさしあげるものなのだ」と開き直ったような返事であった。3月の時点でも、Aさんに会った多くの人が、体力の著しい低下、息切れ、黄疸、むくみに気づいて心配していた。素人でもわかることを、最も近くで見ており、最も詳細に報告を受けていたT氏がわからなかった。それでは諸症状はなぜ起こると考えていたのかと荒瀬が尋ねると、T氏は「治療師的な直感として、好転反応であると見ていた」と回答している。
これほどに人間の身体について無知であり鈍感である者が、治療行為に携わることが許されてよいのだろうか。JPHMAは、何に基づいて、T氏に認定を与えたのか。その根拠が問われるべきである。また、重い病気の患者にかかわることは命の危険に直結するのであるから、医師ではないホメオパスの治療行為に制限を設けることをただちに検討すべきである。
(4)
T氏は、Aさんの容態が悪化していく中でも、自分が傾倒している「いだき しん」という音楽家・カウンセラーのコンサートに行くことと、そのカウンセリングを受講することを強く求めていた。これは、Aさんだけでなく、あかつき療術所のスタッフ全員に求めていたことである。3月31日と5月12日のメール受信記録にある「コンサート」というのは、新宿で行われたこの人のピアノ・パイプオルガンのコンサートのことである。3月31日、既に相当衰弱していたAさんであるが、往復タクシーを使ってコンサートへ行っている。救急搬送される3日前の5月12日には、「本当に行きたいと思ったら行けるからね。お母さんは、あなたを病人扱いすると思うけど、自分の中から涌き出る力を信じて欲しいです」という叱咤激励を受けたが、さすがに行くことができず、それでも娘をかわりに行かせている。(T氏の弟子のような存在であり、Aさんの友人であるCさんが連れていった。)
また、Aさんは、1月から5月にかけて、計5回にわたって「IDAKI カウンセリング」(受講料30万円)を受講している。当初、Aさんはこのカウンセリング受講を求められたことにわだかまりを感じ、悩んでいたという(元あかつき療術所スタッフの証言)。しかし結局、T氏との関係が悪くなるのを心配するAさんは、受講に踏み切ったのである。もちろん、カウンセリングもコンサートも本人の意志ということになるのであるが、T氏が心理的な従属関係を利用して自分の影響力をはばかりなく行使していたことには、倫理的な問題があると言わざるをえない。また、元スタッフの証言によると、T氏は、ホメオパシー治療と、自分の信奉する精神世界の学びを一体化としていたようであるが、それを容態の悪い患者に強いる姿勢に問題はないのか、JPHMAの見解を問いたい。
またこの一件は、T氏との関係継続のために、A氏はT氏の望むことは何でも応えなければならない状態にあったことの証拠でもある。もしT氏が病院受診を勧めていたら、Aさんはそれに必ず応じていたであろうことが、ここからもわかる。
「あかつき」問題を憂慮する会事務局(事務局長:荒瀬牧彦)
207-0023 東京都東大和市上北台3-355-4 めぐみ教会内
電話042-564-0593 メール viator56@gmail.com