ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

産科医療の集約化と各基幹病院の果たすべき役割について

2012年01月02日 | 飯田下伊那地域の産科問題

長野県では、ここ数年間で、県や大学の?方針に沿って、産婦人科医療の集約化がどんどん進行して?います。従って、各基幹病院で取り扱う症例数は年々うなぎ登りです。

各基幹病院でどの程度の症例数を扱うのか? 産婦人科の医師をどの?病院にどう配置するのか?は、すべて大学の采配で決まるこ?となので、私自身には、大学の方針に従って自分に課せられた任務を忠実に全うしていく以外には選択の余地が全く?ありません。

私に課せられた任務は、「大学との連携を強化して、定年退職まで根性で何とか科を?つぶさないように維持し、なるべくいい形で後任者にバトンタッチすること」と、「大学から派遣されて来る若い医師達のやる気を引き?出し、彼らが当科に在任している間になるべく多くの症例を経験してもらい、十分に技能を?高めてもらって、たくましく成長した彼らを貴重な即戦力として次の任地に送り出すこと」だと思っています。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
先生 ((投稿者名なし))
2012-01-02 20:53:58
本当にありがたく思っています。
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子宮体癌にはTEC療法がTC療法よりも有効という記... (mie)
2012-01-07 20:43:05
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/jsgo2011/201108/520997.html
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子宮体がん治療ガイドライン2009年版では、CQ33「... (管理人)
2012-01-08 02:18:15
子宮体がんの補助化学療法として標準療法は未だ確立されていません。AP療法やTAP療法では毒性が強くて完遂率が低いなどの理由から、日本では、卵巣がんの標準療法であるTC療法が子宮体がんの補助化学療法として多くの施設で実施されているのが実情のようです。

また、ガイドラインの解説には、子宮体がんの進行・再発癌に対する第Ⅱ相試験の奏効率で、TC療法が50~78%、TEC療法が60%であったとの記載があります。TEC療法はTC療法に比して毒性が強いので、TEC療法が多くの施設で実施されるようになるかどうかはわかりません。今後の臨床試験の結果から、将来、子宮体がんの補助化学療法における標準療法が確立されることが期待されます。

http://www.jsgo.gr.jp/guideline/img/taigan05syou.pdf
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