ゾスマ・９３

もう終わりだ
こんな世界は

嘘と魔がはびこる
汚泥にまみれた
苦しい世界は

神は愛の光の
旗を振り
この世界のすべてを
変えてしまわれるだろう

骨まで嘘がしみ込んだ
愚か者の魂は
すべて神に嫌われ
この世から
駆逐されるだろう

愛のふりをして
美しい善人の芝居をして
自分をごまかしても
神はだまされぬ

陰で悪いことをし
好きなだけ
人を食うておきながら
ずうずうしく
天国の門にすべりこもうとする
馬鹿者は
すべてつまみ出される

逃げることはできない
自分の真実だけを連れて
永遠の孤独と
徒労の荒野に
落ちていくがよい

エリダヌス・２７

愛しているぞ
だが
あほうはやめよ

愛に逆らい
エゴにしがみつき
幻の幸福を得るために
人を食い
神を盗み
ぼんやりとした
魂の闇を生きる
その浅はかな生き方を
改めよ

逃げることはできない
自分を正しく背負い
愛の道を
まっすぐに生きよ
そうすれば
本当の幸せがわかる

糞の饅頭を
たらふく食っても
魂の飢えは
満たされぬ

人の幸せは
愛に生きる
美しい自分で
あることなのだ

それがわかれば
存在そのものが
麗しい幸福になる

愛しているぞ
心を改め
美しいものとなれ

スコルピウス・５１

神は
この世を救うために
あらゆる努力を
している

愚かな人間の
暴虐を
せき止めるために
かつてない
行動をしている

ゆえに人よ
気をつけるがよい
おまえたちの
今生の生き方次第で
次の永遠が
決まる

神は
すべての人間に問う
愛をとるか
エゴをとるかと

そのとき
愛と答えないものは
すべて
神に切られ
永遠の虚無の砂に
捨てられることになる

カノープス・１０４

忘却の深い水に
愛を沈め
神は馬鹿者に
微笑むことを
やめる

逃げることはできない
自分から逃げ続け
人から盗んだ自分を着込み
いかにも上手に
上等な人間のふりをする
すべての馬鹿者を
愛の園の外に
追い出す

馬鹿者が
神の心をえぐった傷は
谷のように深く
癒えることはない

もう二度と
愛するまい
もう二度と

陰に押し込め
忘れようともがいてきた
本当の自分だけを連れて
出ていくがよい
神の家から

二度と
帰って来るでない

アルデバラン・９４

愛が
おまえを
嫌がっている

おまえが
汚いエゴを振り回し
嫌なことばかりするので
愛が
吐き気をもよおすほど
嫌がっている

このままでは
おまえは
すべての愛に
見捨てられ
永遠の孤独の
穴に吸い込まれる

誰も愛してくれない
誰も何もしてくれない

あほうよ
今すぐに
エゴを捨て
本当の自分の
愛に目覚めよ

それができなければ
おまえは
すべてを失う

人間を失い
神を失い
すべての愛に
見限られ
虚無の支配する
永遠の砂の荒野に
落ちることになる

ヴィンデミアトリックス・１０２

馬鹿者よ
愛を馬鹿にして
好きなように
エゴを発散していると
いずれ
馬鹿なものになるぞ

自分だけを
幸福にするために
人のものをかすめとり
ずるいことばかりして
高い位に居座っていると
魂が
腐って来るぞ

おまえはまだ
魚のわたもとれぬほど
修業ができていないのに
この世を救った
天使のような顔をし
美人の位をわがものにしている

自分を
高い人間だと思い込んで
傲慢の槍を
目から突き出している
その姿は
あまりにも醜い

そのまま
何も改めないでいれば
魂が歪みすぎ
見事に折れてしまう
そうなればもう
おまえは
人間ではないのだ

愛を馬鹿にしすぎて
芋虫のように
愚かなものになった
馬鹿と言うものに
なるのだ

トゥバン・３１

あきれてものも言えぬ
まだ馬鹿をやるのか

嘘を厚く着込んで
みじめな自分を
隠したつもりで
悲しい尻尾が
見えているぞ

人間はどこまで
自分の自分を
馬鹿にするのか
それこそが
神が与えて下さった
すばらしい宝だと言うのに

あほうはやめよ
べたべたと
自分に貼り付けた
醜い嘘を洗い流し
本当の自分の姿に
戻れ

それが今は
どんなみじめなかたちでも
すべて受け入れるのだ
そして
愛の修業を
やり直すのだ

嘘にこだわり
本当の自分を
馬鹿にし続けるものは
もう
神に嫌われるぞ

まっとうな人間の道に
戻れ

ゲンマ・１２５

もう二度と
馬鹿なことを
してはならぬ

自分のことだけを考え
他人の富を盗み
恐ろしく愚かな
幻の賢者になる
そのような愚かな真似は
一切やめよ

嘘の鎧を割り
正直な自分の
姿に戻り
神にも人にも
無礼を詫びて
すべてをやり直せ

それができなければ
おまえは
神に見捨てられ
永遠に
虚無の砂の中を
さまようことになる

そうはなりたくないなら
ぬるい偽物の
幸せを捨て
まことのおのれの
まことの姿に
もどるのだ

アリエス

人間よ
愛を
馬鹿にするでない

愛は
人の魂の
奥深く仕掛けられた
真実の響き

それを馬鹿にすれば
おまえたちは
自分自身の存在を
愚弄したことになる

その苦しみは
果てしのない
矛盾の回転を呼び
その中で人は
自分と世界の
破壊の夢に
悩み続ける

ゆえに
決して
愛を馬鹿にしては
ならない

珠玉を
掘り起こすように
自分の奥の
愛の泉を
発掘し
ほとばしる愛を
叫びなさい

そうすれば
夢のような幸せが
おまえたちの魂を
包むだろう

愛ほど
うれしいものはない
それを認め
愛に
帰順しなさい

アークトゥルス・９８

もう二度と
愛しはしないと
神に見捨てられた魂は
永遠に
虚無の岸辺を
這いつくばる

まだ
猿のような
知恵しか持たぬ馬鹿が
エゴに狂って
神から世界を奪おうとした
そのすべての責任を
負うために

かわいそうな
馬鹿者よ
神に挑戦し
愛を馬鹿にし
自分だけの幸福のために
すべてを奴隷にしようとした
大うつけ者よ

おまえは
唯一神のように
自分一人で
世界を創造しなければ
ならない

未だに
さいころを転がすような
ことしかできない馬鹿が
神のなさったことを
やっていかねばならない
なぜならおまえは
神のなしたこの世界を
大きく侮辱したからだ

神を馬鹿にするなら
神と同じことを
やってみるがよい

永遠の虚無の岸辺で
小さな頭と体を使い
すべてを
自分一人で
やってみるがよい