月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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トリアングルム・48

2021-10-31 05:02:47 | 詩集・瑠璃の籠

神は
この世の愛の設定を
変える

清らかな真実の愛に
生きるものだけをこの世に残し
愛を侮辱し
自分の幸せだけを探るものは
徒労と疲労の支配する
遠い砂の荒野へと追い出す

すべての幸福を願う
神の心に逆らい
間違ったことを平気でするものに
神は傷つき果てた
もう二度と愛することはない

馬鹿者は
虚無の風が吹く
愛の何もない世界へと赴き
そこで永遠を数えていかねばならない

ありとあるものを
馬鹿にし尽くしたその罪を
虚無に等しきものとなって
支払ってゆくがよい




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ミネラウヴァ・38

2021-10-30 05:06:09 | 詩集・瑠璃の籠

いらぬものは
全部捨てなさい

あなたが後生大事に抱いている
その荷は必要のないものだ
そんなものより
もっといいものがある

口紅よりも微笑みが
あなたを美しくする

鎧よりも自由な心が
あなたを強くする

嘘で作ったどんなきれいな仮面より
誠の心で働くあなたの腕の方が
美しいのだ

もうやめなさい
なりたい自分などという
幻の形を守ろうとするのは
それは本当のあなたではない

本当のあなたは
もっとかわいい
もっと美しい
自由な心で愛を行動する
すばらしいものなのだ

そんな自分を馬鹿にしてまで
幻の天使になろうとしてはいけない

あなたがこだわっている
そのばかばかしい荷を捨てなさい
それは悲しい思い込みだ
自分を馬鹿だと思い込んで
すべてを欲しがる
哀れな馬鹿の寂しさなのだ




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スコルピウス・20

2021-10-29 05:42:29 | 詩集・瑠璃の籠

神の元にしげく通い
すべての幸福のために祈れ

助けたいものたちの名を叫び
清き真心を歌え

大いなる愛の名のもと
心と言葉を清く洗い
神の前に差し出せ

人間の
まことを
神に見せよ

人間の中に光る
まことの星を見るとき
神は大いに働くであろう

真実こそが
神を動かすのである

真心のみが
世界を変えるのである

偽りの仮面に
獣心を隠し
思いやりのふりをして
心のない言葉を語るものは
去れ

人間よ
神の心を動かす
真実の言葉を語れ




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カブディリナン・13

2021-10-28 05:35:11 | 詩集・瑠璃の籠

神はこの世に
美しくないものなど
創ったことはありません

それなのに
今のあなたが美しくないのは
その神の愛を信じず
自分というものを馬鹿にし続けてきたからなのです

美しい神の真実に従い
自分をまっすぐに信じて
よいことをしていけば
人はいくらでも美しくなっていけるものを
あなたはそうしなかったのです

自分を嫌がり
他のもっといい自分になろうともがいて
人の美貌を盗み
人の宝を盗み
自分ばかりいいことにして
人を傷つけてばかりきたのです

すべての人の幸福を願う
神の心を裏切り
逆らえば逆らうほど
あなたは自分自身を
どんどん醜いものにしてゆく

もうやめなさい
人から盗んだ
虚偽の美貌を脱ぎ捨て
本当の自分に戻りなさい

それが今どんなに醜く見えようとも
あなたの本当の美はそこにしかないのです

本当の自分に目覚めれば
あなたは
神がどんなによいものに自分を創ってくださったかを
わかることができるでしょう
そして
まことに美しい自分になることができるでしょう




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サビク・60

2021-10-27 05:27:58 | 詩集・瑠璃の籠

本当に美しくなりたいなら
自分の人生をよいことのために使いなさい
自分の幸せを守るためにのみ
生きてはなりません

女性が年をとって醜くなるのは
平凡な幸せの中にあぐらをかき
暇に飽かして人の悪口ばかり言うからです
そんなことばかりして何もいいことはしないから
老いればその心がそのまま出てきて
醜くなってしまうのです

老いてもなお美しくいたいなら
愛のために美しく生きなさい
人に尽くし世に尽くし
みなの幸せのためによく働きなさい

わがままをおさえ
自分のことよりも神のことを思い
小さくともよいことを積み重ね
この世を美しくするために生きるのです

そうすれば
あなたの中に神が流れてきて
それは美しい人になることができるでしょう

化粧品や服に凝っても
美しくなることはできません
人を美しくするのは生き方なのです
本当に美しくなりたいなら
神の愛を生きることです




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ガラクシア・54

2021-10-26 05:14:39 | 詩集・瑠璃の籠

ひとすじの愛の道を
まっすぐにゆけ

時に道草に迷うても
かなたから呼ぶ神の声を
忘れてはならぬ

おまえが自分を嫌がり
嘘をかぶり
人を馬鹿にして人を傷つけ
馬鹿に狂っていた時も
神はずっと見ていた

いずれは本当の自分に目覚め
正しき道に戻り
再び神ときずなを結ぶ
その時が来るのを待っていた

万年を耐え忍び
しかしてその時は来た
人間はついに愛に目覚め
自分の足元から
ひとすじの道が始まっているのを見た

さあ登って来い
愛の道に終着点はない
ただおまえの心のままに
まっすぐに進めば
そこから道ができるのだ

人間は美しい
神はまことにすばらしいものを創ったのだと
身のうちからほとばしる涙に叫びながら
愛の道をまっすぐに行け




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ズブラ・18

2021-10-25 05:12:07 | 詩集・瑠璃の籠

神に永遠の愛を誓え

伸びていく自分の力を信じ
永遠に愛を行っていくと誓え

神が約束してくださった
未来へと向かう道を
まっすぐに進め

他に二つとして同じもののない
ただひとりの自分の真実が
花のように咲き誇るだろう

愛のしるしのもと
すべての幸福のために
何もかもをやっていく自分の
美しさに酔いしれるだろう

神は自分を
なんとすばらしいものに
創ってくださったのかと

勤め励め
凡庸の淵に閉じこもる
馬鹿の闇から自分を解き放ち
永遠の空に向かって飛べ




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アルテルフ・27

2021-10-24 05:08:30 | 詩集・瑠璃の籠

もう人類の迷いの時代は終わった
悪に迷い
すべての神の創造を憎んでいた
馬鹿者は
進化していく人間に追い詰められ
イエスかノーかの問いを突き付けられる

愛に従い
すべての幸福のために働く
すばらしい人類となるか
それとも否か

馬鹿者は逡巡する
イエスと言えば
すべての虚栄の飾りをはぎとられ
真裸のみすぼらしい自分にならなければならないからだ
虚偽の王座にふんぞり返っていた
馬鹿者はすべてを失うのをおそれ
逃げる

逃げたものは
否と答えたものとみなされ
愛に受け入れられぬものとして
この世を追い出されるのだ

馬鹿者はあからさまにずるをする
愛を盗み
自分だけの幸福のために
すべての存在を搾取し支配しようとする
そのようなものはもう
この愛の世界にいてはならない

愛が何も行わなかった
虚無のよこたわる砂と風の荒野に赴き
そこで永遠の魔王という
見果てぬ夢の中で
もがき続けているがよい




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アルヤ・69

2021-10-23 05:03:26 | 詩集・瑠璃の籠

もう二度と
悪に迷うてはなりません

人は愛に目覚め
新たな旅に登ってゆく
厚く着込んでいた嘘の皮を脱ぎ捨て
真正の自分として生きてゆく

あなたがたの目には
空に次々と登ってゆく
新たな人間たちが見えることでしょう

厳しい冬の試練に耐え
次々と咲いていく花のように
人間の魂が開いていく
神が万年の間待ち焦がれていた
人間の目覚めの時が来たのだ

恐れ迷うてはなりません
嫉妬で足を引っ張ろうとしてもなりません
あなたもまた
目覚めることができるのです
魂の翼を広げ
次の空に飛び込んでいくことができるのです

それは
遠い遠い昔から約束されていた
楽園への入り口
一人も漏れることなく救おうとしていた
神の心の真実

自分が自分であることが
その証なのです

自己存在は
存在することそのものが幸福なのです
ゆえにあらゆることをやっていく
他に二つとないこの自分を投げ込み
すべての幸福のために働いていく

世界は常に新たに創造されてゆき
無限の幸福があふれかえる

愛のもとに集い
美しい自己存在たちが
導きあい照らしあいながら
あらゆる創造をなしてゆく

そのすばらしい世界に生まれたことを
新たに発見することが
解脱というものなのです




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サビク・59

2021-10-22 05:24:42 | 詩集・瑠璃の籠

自分を発動させなさい
いつまでもぼんやりとして
人に自分をやってもらうのではない

二度とない人生を
そうやって無意味に過ごすことは
神に対する大きな裏切りなのだ

大きくなれ 美しくなれと
神は人に人生を下さる
立派な頭と
立派な手足と
立派な声と
すばらしい命を下さる

それを
何も自分ではやらないで
いいことは何も勉強しないで
思い通りにならない不満ばかりを言って
人生を腐らすのは
あまりにも情けない馬鹿なのだ

自分を発動させなさい
何もかもを人任せにして
自分をさぼるのではない

自分を信じられないという
魂の病気から自分を救い出し
愛の命ずるまますべてをやっていきなさい

輝く人生が授かるだろう
自分の自分を生きている自分の
最高の幸せが開くだろう

自分を発動させなさい




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