事故や公害などで
酷い目にあったことのある人たちが
時々国や加害者を訴えて
賠償金などをとることがありますが
そういうことには気をつけねばなりません
なぜなら それが過去世に自分たちがなした罪の
大きな反動であることも考えられるからです
例えばある公害の裁判において
被害者の団体が裁判に勝利して
加害者から賠償金をとったりすれば
それが何倍かに増えた罪になって
自分のところに来るということが起こるのです
なぜならその公害においては
過去世において大変な罪を犯したことのある人たちが
みな被害者になっているからです
人間世界に 大変な害が生じて
自分に酷い不幸が襲ってきた時
その責任をだれに押しつけるかより
まずは自らの内部に問いを発する方が先です
なぜこのような酷い目に会わねばならないのか
自分自身に聞いてみなさい
そうすれば 身の回りに起こる印象的なできごとによって
あなたがたを助けてくれる霊的存在が
正しいことを教えてくれるでしょう
人類には 遠い過去になして
まだ払っていない罪がそれはたくさんあるのです
それが法則の反動として自分に返って来るとき
大きな公害などのすさまじい現象が社会に起こり
大勢の人が病気になって死んでしまうなどということが
起こる可能性がたくさんあるのです
あなたがたはそれを十分に理解していなければなりません
人間にとって
自分が全く悪くないという不幸はありません
法則の反動があなたがたに試練の種を打つ時
あなたがたは頭をフルに使い
なぜこういう目に会うのかを
自分自身で真剣に考えてみてください
自分の中をよく探してみれば
感覚の優れた人は
何となく こうなってもおかしくないことをしたことがあるという
記憶の呼び声のようなものを感じるはずです
どれだけのつらい苦しみを味わおうとも
それを国や加害者の責任にして訴えたりすれば
却って自分のためによくないことが起こります
自分の人生が壊れる程辛い目にあったときは
激怒してだれのせいかと敵を探す前に
自分とよく話し合いなさい
心の中を検索すれば ヒットする項目があることを
なんとなく感じるはずです
それがわかったら
つらいことを誰のせいにもせずに
自分自身で耐えてがんばっていくほうが
自分のためになることなのだと理解してください
過去 事故や公害などの責任を国などになすりつけて
法敵からお金を取った人は
その分自分の罪がまた増えて
未来においてまた同じような苦しみを
味わわなければならないということになっているのです
自分の不幸を 他人のせいばかりにしてはいけません
見えないところにある自分の罪によって
あなたがたは時に痛い不幸を味わい
十分に身に染みるまで苦しまねばならないのです
このようにして 人類の法則的反動がどういうものかを
学んでいきなさい
過去の歴史を振り返れば
人間がどれだけの人間を殺して来たか
どれだけの人を酷い目に会わせてきたか
よくわかるはずです
かわいそうですが わたしたちも
法則に逆らうことはできません
どんなにがんばっても あなたがたの罪から
あなたがたを救うことはできません
苦しみの中で学び
おのれ自身を美しくするために
がんばって耐えなさい
この世に生まれて来たものを
全員幸福にすることなど
だれにもできないのです
なぜなら人生というもの自体が
あらゆる不幸や試練を通して学んでいくという
勉強の道だからです
自分の不幸があまりにも悔しいからと言って
法敵を作り やっつけてやるなどということを
考えてはなりません
不幸の様子を眺め 苦しみ悲しみをかみしめながら
人類の罪というものを勉強しなさい
正しい答えは 自分の不幸を誰のせいにもせず
自らの力のみで耐え忍び 乗り越えてゆき
自分の中の愛を深めてゆくことです