月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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シルマ・35

2023-05-31 04:40:16 | 詩集・瑠璃の籠

怠惰であってはいけません
頭と体を精一杯使い
愛のために働きなさい

自己存在とは本来
自分で何かをするというものです
心を虚無感に預け
何もしないでいることは
罪なのです

何もしないでいる人ほど
心の中に重い嫉妬を抱え
他人の粗ばかり探して
人を馬鹿にし
この世に苦悩を投げかけるものだ
そして自分に
罪の色を塗り重ねていく

ありとあらゆるものを
与えられていながら
不満ばかりもらし
自分は何も努力しないで
なんでこんなものに自分を創ったのかと
神を責めることすらする

そのような愚か者に
なりたくないのなら
働きなさい
与えられた自分を使い
すべての人の幸福のために
働きなさい

その活動の中にこそ
自己存在の
永遠の幸福がある

自分というものは
永遠に何かをしていくというものです
神が創ってくださった
すばらしい自分自身を
まるごと
世界に投げかけていきなさい




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ミンタカ・38

2023-05-30 04:27:13 | 詩集・瑠璃の籠

何もいいことはしてなくて
嫌なことばかりしている
自分が悲しくて
あっちのいい自分と取り換えてしまいたい
そう思う人はよくいます

それで人の顔や髪を盗んで
いい自分になれたつもりで
世間を堂々と歩いている
そういう馬鹿な人はよくいます

自分が嫌いで
自分のことばかり考えて
人の痛みなど思わない
嫌な人はよくいます

今のこの世界には
自分に迷うた馬鹿が
それはたくさんいる
それを何とかしなければ

迷うている魂に
真実の薬をたらし
正しい人間の姿に
戻してやらなければ

そうしなければ
この世に苦しみが絶えない
人は傷つけあい
馬鹿にしあって
際限のない地獄に落ちてゆく

どうにかして
人間の魂を
真実の光に
導かなければ



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サビク・82

2023-05-29 04:11:17 | 詩集・瑠璃の籠

あっちの方がきれいだと言って
他人の美貌をうらやましがり
それを盗んで生きるのは
馬鹿というものですよ

神はあなたの中にも
それはすばらしい美の種を
まいてくださったのに
それをすべて
馬鹿にすることになるからです

もうやめなさい
偽物の美貌を生きるのは
そんなことばかりしていれば
神が下さった自分の美が
どんどん傷んでくる
どんどん自分が汚くなる

本当に美しくなりたいなら
盗んできた美貌を神に返し
本当の自分に戻るのだ
たとえそれが今は
どんなに醜くとも
すべてを認め
すべてを受け入れなさい

今の自分が醜いのは
人の痛みも考えず
自分のことばかり考えて
生きてきたからなのだと
自分の罪を飲み込み
すべてをやり直していくのです

苦しいことはたくさんある
だがそれを耐えていくことが
できなければ
あなたは美しくはなれません

苦しいことを嫌がって
嘘の美貌を選べば
あなたは最も汚い馬鹿になって
神に嫌われてしまうのです



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アルギエバ・67

2023-05-28 03:56:12 | 詩集・瑠璃の籠

仏の顔も三万度
神の我慢も三億度

永遠に
馬鹿を許してくれると
思うな
馬鹿者め

おまえが馬鹿なことを
やりすぎてやりすぎて
やりすぎれば
神の堪忍の緒も
吹き飛ぶのだ

逃げることはできない自分から
逃げ続け逃げ続け
人の血を盗んで生きてきた
おまえから
神の心が退いていく

もう愛したくはないと
花がしぼむように
神の心が閉じていく

いい加減にせよ
神に逆らう道を
ゆきすぎれば
おまえはついに
神に見捨てられる
そうなればもう
おまえは終わりなのだ



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アンドロメダ・43

2023-05-27 04:38:08 | 詩集・瑠璃の籠

人よ
神はおまえのために
おまえを創った

存在することは
それ自体がすばらしい幸福であり
永遠の天国なのだ

人よ
神はおまえに
おまえを与えた

そのおまえを見よ
手があり 足があり
頭があり 心がある
すばらしい自分を見よ
その宝が
すべておまえのものなのだ

おまえはその自分を使い
愛のみで
すべてをやることができる

人よ
神はおまえに
自由の翼を与えた

おまえの魂が望むまま
大空を飛び渡り
すべてのことをなせ



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スコルピウス・32

2023-05-26 04:03:00 | 詩集・瑠璃の籠

迷いの日々は過ぎ去り
愛の日々が始まる

人々は目覚め
おのれの中に
愛の鉱脈を発見する
それは黄金の幸福の光だ

愚か者の鎧を脱ぎ捨て
真正の自分となれ
人々よ
黄金の愛を
自らの中から発掘し
太陽のように空に投げよ

愛こそがすべてを照らす光
すべてを変えてゆく風のみなもと

逃げることはできない自分を
全身で受け止め
叫べ
走れ
人間よ
あらゆる難に挑戦し
この世に愛の天国を建てるのだ



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ルナ・75

2023-05-25 03:12:40 | 詩集・瑠璃の籠

糞を固めて作った
重い嘘の鎧を脱ぎ捨て
さあ
空に飛び立ちなさい

醜い馬鹿だと思い込んでいた
自分が
思いのほかに美しいことを
あなたは知るだろう

魂に生えてきた
自由の翼をはためかせ
あなたは自分で
美しいことを
いくらでもすることができる

ああ その
すばらしい自分自身を
創ってくださった神に
感謝しなさい

美しい真実がわかるようになるまで
億年を費やして
愛を注ぎ続けてくださった
神に感謝しなさい

愛に生きていく
永遠の幸福を
つかむことができるまで
人類を育ててくださった
神の勲をたたえなさい

そしてこの世に
愛の天国を建てるために
あなたもまた
愛を世界に注いでいくのだ

世界中の人々に
愛の真実を伝えるために
はてしない冒険の旅に
出かけるのだ



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アラドファル・37

2023-05-24 04:04:00 | 詩集・瑠璃の籠

舌の奥に嘘を噛んで
あふれる糞の涙の中に
魂を見殺しにし
贋金の幸福を食べて
のんきに笑っている
馬鹿者よ

楽しいか
その人生は

仮面の美貌を
ゆがんだ笑いの中に崩し
飢えた魂の匂いを
口から吐きながら
豪華な幸せを衒っている
その姿が
いかに滑稽なものか
わからないのか

金も名誉も称賛も
すべてがあるのに
愛だけがない
それだけですべてが
無意味の骸になる
あほうめ

黄金の幸福を食いながら
落ちた魂を抱え
どこまでいくつもりだ
永遠に
真実から逃げることなど
できはしないというのに



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アルデバラン・74

2023-05-23 03:49:47 | 詩集・瑠璃の籠

去っていった
神の背中を
追うこともせず
おまえは盗んだ幸福の中に
溺れていくのか

逃げることはできない
自分の影から
永遠に逃げ続け
虚無の彼方に身を投げれば
すべてをないことにできると
思っているのか
馬鹿者よ

忘れたい記憶が
波のように繰り返し
おまえの心臓を洗う
しびれる苦悩が
おまえの魂をもみ
おまえはつかんだ糞を食いながら
幻想の幸福にとりすがる

栄光も名声も財産も
黄金の山のようにありながら
飢えていく魂の叫びを
嘘寒い作り笑いの中に
かみ殺す

あわれな馬鹿者よ
もう永遠に
そのままでいるつもりか



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ベクルックス・82

2023-05-22 01:46:22 | 詩集・瑠璃の籠

美しくなるには
まじめに自分の勉強をし
美しいことをして
自分の美を
大事に育てていかねばなりません

難しい勉強をするなど
嫌だと言って
他人の美貌を盗んで
簡単に美人になってしまえば
汚い盗人のしるしが
自分にしみついて
それは醜いものになってしまうのです

あきれ果てた嘘をついて
人をだまそうとしている
とても嫌なものに
自分がなってしまうのです

だから決して
盗みなどしてはいけません
盗みで自分を美人にしているものは
疾く美貌を神に返し
本当の自分の姿に戻りなさい

たとえそれが
どんな馬鹿になっていようと
すべて受け入れて
勉強をやり直しなさい



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