月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

カノープス・103

2025-02-08 03:07:36 | 詩集・瑠璃の籠

金が欲しいか
位が欲しいか
女がたくさん
欲しいか

馬鹿者よ
心に嘘を抱いて
下らぬものばかり欲しがる
あほうよ

それが幸せだと
思っている限り
おまえは永遠に
幸せにはなれぬ

嘘とずるで
社会をごまかし
自分の汚い欲望を
満たそうとする
そんなことばかりしていれば
地獄の入り口が
おまえの足元に開く

神の御法が
おまえの頭に
鉄槌を食らわす

人生が
馬鹿になる前に
気づけ
すべては
自分が間違っているから
苦しいのだと



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムジカ・42

2025-02-07 03:00:30 | 詩集・瑠璃の籠

愛の雨が
枯れる

昔は
いくらでも降っていた
愛の雨が
枯れてしまう

人間が
愛を
深く侮辱したので
愛が
人間を愛することを
大幅に
削ったのだ

愛の雨が
枯れる
愛を浴びて
楽しく暮らしていた
人間が
あほうになってゆく

人間よ
馬鹿者よ
雨乞いの踊りを
踊れ

逃げることはできない
本当の自分の
宝を差し出し
額を土にすりつけて
愛に頭を下げよ

愛の雨が
枯れる
神が
怒っていらっしゃる

魂の砂漠が
起こる



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルマ・48

2025-02-06 03:07:09 | 詩集・瑠璃の籠

エゴに濡れて
馬鹿なことをすれば
その反動が
重く返ってくる

人の心を無視し
獣の肉のように扱えば
噴き出る血を浴びて
自分が痛く汚れ
あまりにも臭い
いやなものになってしまう

あほうはやめなさい
人は大事にし
その心を尊び
愛を与えあって
喜びあいなさい

人間はみな同じ
すばらしくよいものなのだ
時にすれちがいや
誤解があっても
馬鹿にしあって
いやなことにしてはいけない

許しあい
わかりあえる未来に
自分を託して
辛抱強く
今を何とかしていくのだ

人を馬鹿にすることだけは
決してやってはいけない




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トリアングルム・63

2025-02-05 03:07:18 | 詩集・瑠璃の籠

愛を逆さまにし
悪の影をひきずり
清らかな善人の仮面をかぶって
あほうが
神をだまそうとするのか

人間の
ちんけな裏技で
神をだませると思うなら
それは痛く
神を馬鹿にすることぞ

侮るな
神はすべての真実を見抜く
人間の汚い嘘の
正体を
すべて見ている

人生の裏で
好きなように人を食うて
自分だけがよいことになろうと
あほうばかりをやる
愚か者を
神はもう拒否する

逃げることはできない
自分の真実だけを抱いて
もう神の家から
出ていくがよい
馬鹿者よ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポラリス・25

2025-02-04 03:06:22 | 詩集・瑠璃の籠

悪いことをして
女と金を
手に入れようとするような
馬鹿はやめなさい

人間の
愚かな欲望が
世間を汚し
この世を
痛く生きづらいものにしている
そのことを
愛は悲しんでいる

幸せは
獣のような欲望を
満足させることでは
ないのだ
そんなものを追いかけても
魂は満たされない

人の心を
踏みつぶして
好きなように
女と金を食えば
おまえもまた踏みつぶされ
苦い運命に落ちるのだ

悪いことをすれば
悪いことが返ってくる
そのことを深く胸に刻み
もう愛に帰ってきなさい

迷惑をかけた人に
心から謝り
償いをして
自分をやり直していくのだ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラーン・54

2025-02-03 03:30:24 | 詩集・瑠璃の籠

美しい
真実の姿を馬鹿にして
嘘で作った美貌を衒い
いかにも自分は
清い人間だと言いたげに
どうどうと表を歩く
愚か者よ

もう疲れた
おまえたちに
愛を送るのは

ざるに水を注ぐような
益もないことを
するのは

逃げるように
愛がいなくなる
おまえたちが目覚めたときのためにと
ためておいた愛の山が
風に溶けて消えてゆく

もういやだ
おまえたちを
愛するのは

愛を馬鹿にし
馬鹿なことができる
馬鹿が偉いというのなら
もうこの愛の世界を
出ていけ

馬鹿は
馬鹿だけで固まって
自分たちが
好きにできる世界を
自分たちで
創るがよい



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スコルピウス・49

2025-02-02 03:22:38 | 詩集・瑠璃の籠

あさましいことをするな
もう神は
人間の迷いを許さぬ

愛に背を向け
エゴにこだわり
人を食うて
自分だけの栄華を
夢見る馬鹿者は
すべて排除する

あほうはきつい
人間の正しい道を無視し
自分勝手な
馬鹿の道をゆくものは
汚いものと一緒に捨てる

ゆえに人よ
あほうはやめ
清く生きよ

愛の真実を
心に受け入れ
本当の自分の
正しい道を進め

逃げることはできない
自分のすべてを
自ら背負い
美しいまことの道を
まっすぐに進むのだ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィンデミアトリックス・99

2025-02-01 03:44:09 | 詩集・瑠璃の籠

神の
悲しみを浴びて
人間が落ちてゆく

林檎の皮を
むくように
神の愛の衣を
はぎとられ
人間が落ちてゆく

もう愛しはすまい
海のように
注いできた愛を
すべて凍らせ
神は目を閉じる

人間よ
愚かな人間よ
何億度と叫んできた
神の愛のささやきを無視し
エゴの幻を生きてきた
人間よ

愛の世界が
おまえから引いてゆく
氷の大陸が
流れ去っていくかのように
神の愛が離れてゆく
もう二度と元には戻らない

楽園の記憶を
石の心臓の中に
燃やしながら
永遠の後悔の中を生きてゆく
愚か者よ

去れ
二度と
帰ってくるでない



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする