月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ラーン・52

2024-11-30 02:56:00 | 詩集・瑠璃の籠

ああいやだ
もういやだ
馬鹿者を愛するのは

嘘と盗みで着飾り
幻の幸福の中を
踊り狂っている
醜い馬鹿者を
愛するのは

愛が逃げてゆく
あれほど人間を
深く愛してくれた
愛が一斉に
馬鹿者から逃げてゆく

愛が逃げてゆく
人間の魂が
壊れないように
矛盾の迷いに苦しむ
心をずっと支えていてくれた
愛が
一斉に離れてゆく

もうだめだ
馬鹿者は
地球の愛の
限界を超えた

それだけは
決して開けてはならない
罪の箱を
開けた
もう二度と愛は
元には戻らない

あほうよ
馬鹿者よ
孤独に濡れた
自分の魂を抱いて
もう出ていくがよい
この愛の世界から



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ゲンマ・118

2024-11-29 02:54:11 | 詩集・瑠璃の籠

空っぽの器に
たっぷりと嘘を注ぎ込み
偽物の神を作った

われをあがめよ
われのために働け
そうすれば
天国の幸せを
与えてやろう

人間の魂を操り
偽神は愛のふりをして
自分の欲を満たそうとする

われを信じよ
われは誰よりも偉い
最高の神である

着飾った偶像を
人々に見せつけながら
偽神はすべての命を
自分の奴隷にしようとする

人々よ
だまされてはならぬ
あれは神ではない
金色の豪華なローブをめくれば
猿のような
エゴの塊があるのだ

おれが
世界で一番偉い
などというものは
愛に目覚める前の
暗い獣のエゴに
未だ酔うている
馬鹿なのだ

この宇宙で
最高に偉い神
などと名乗るものがいれば
それは見事に阿呆なのだと
思うがよい



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メンカリナン・45

2024-11-28 02:58:36 | 詩集・瑠璃の籠

あほうよ
悲しい馬鹿者よ

汚い嘘をかぶって
きれいな善人のふりをし
知らず知らずのうちに
地獄への門をくぐる

逃げることはできない
自分から逃げ続け
盗んだ美貌を衒い
愛のふりをして
世界をだまそうとし
知らず知らずのうちに
人間を壊す

絶望の切岸の向こうに
馬鹿が偉い
馬鹿が美しい
幻の天国を見て
あほうの霧の中をさまよい
知らず知らずのうちに
永遠の虚無の水に染まる

かわいそうな馬鹿者よ
神がおまえから離れてゆく
億年の愛に鍵をかけ
おまえのためにやることを
すべてやめる

人間を落とし
愚か者の闇を
さまようていく魂よ
愛が引いていく
愛が引いていく
永遠の引き潮のように
愛が
おまえから離れていく



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ミネラウヴァ・68

2024-11-27 02:52:10 | 詩集・瑠璃の籠

信じるものは救われる
そのことばは
神を信じた方が
生きることが楽になる
ということだ

神を信じ
神とともに生き
神を愛すれば
美しい幸福と
心の平安を
得ることができる

神という
あまりにも巨きな
愛の存在とつながる時
人もまた
美しい愛の存在となり
愛のために働くようになる

その幸せを知らないことは
あまりにも不幸なことだ
理屈で
その存在を証明できないからと
神を否定するものは
あまりにも寂しい
孤独の荒野を
さまよわねばならぬ

神を信じることは
愛を信じることだ
その愛のために
自分と人生をかけて働く時
人はすばらしい
幸福の存在になる

永遠の
魂の天国の入り口に
触れることができる



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アンドロメダ・54

2024-11-26 02:47:45 | 詩集・瑠璃の籠

愛を馬鹿にするものを
もう神は拒否する

これ以上許していては
この世がむごいことに
なりすぎるからだ

愛と平和の国を
この世に造るために
神は
愛を食い物にする
いやらしい馬鹿者を
すべてこの世から
追い出す

逃げることはできない
自分を正しく受け止め
神の心に従い
愛に生きるものだけを
この世に残す

神に拒否されたくなくば
間違いを改め
迷惑をかけたものに
心から謝り
すべてをやり直せ



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アルデバラン・93

2024-11-25 02:46:51 | 詩集・瑠璃の籠

何も努力しないで
夢のように幸せな人生が
送れるはずはない

それなのにおまえは
人の幸せを盗んで
えらく羽振りのいい
人生を送っている

調子よく
とんとんといいことになっていく
偽物の人生の上に
あぐらをかいて
ずいぶんと傲慢になっている

おれは
もっているやつなのだと
うぬぼれて
ずいぶんと世の中をなめている

あほうめ
何も努力していないのに
何も勉強していないのに
プライドばかり
ぶくぶくと太った
嫌らしい馬鹿者め

愛が
きつい目で
おまえをにらんでいる
おまえの
歪んだ魂を見て
激しく責めたてている

馬鹿は嫌だと
拒絶の石を
投げつける

長い長い時を
逆風の世を耐えて
人間を待っていてくれた
愛の世界が
一斉に目を閉じる



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ゾスマ・87

2024-11-24 03:01:49 | 詩集・瑠璃の籠

盗んだ美貌をかぶり
それを自分と思い込んで
傲慢の鼻をとがらせている
馬鹿者よ

愛がおまえを
冷たく見ている

夢にまで見た
天使のような美人になって
何でも思い通りの
甘い人生が送れると思っている
おまえの馬鹿さ加減に
愛が呆れている

陰で
嫌なことをしておきながら
平気で愛のふりをする
おまえの汚さに
愛が
拒絶反応を起こす

もうこんなものを
愛したくはない
あほうは嫌だ
もう二度と見たくはない

汚い馬鹿者よ
おまえはもう
愛の子供ではない

何も愛を
学んでこなかった
自分のことばかり
考えてきた
冷たい自分の
心を抱いて

もうこの愛の世界から
出ていくがよい



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コカブ・48

2024-11-23 02:31:17 | 詩集・瑠璃の籠

どんなに愛しても
愛しても
愛しても
あなたは愛を
振り返らなかった

愛なんて
愚か者の甘えだなどと言って
馬鹿にし続けた

傷つく心を耐えて
愛は愛し続けてきた
あなたの悔い改めを待って
愛し続けてきた

それなのにあなたは
愛をせせら笑った
そんなことをしても
悪いことをするものに
利用されるだけなのにと

ゆえにもう
愛は
あなたを愛することを
やめる

億年の間
あなたに注ぎ続けた
愛に鍵をかけ
すべてを与えることを
やめる

愛は
あなたを拒絶し
愛の世界から
追い出す

もう二度と
あんなものを
愛したくはないと



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メンカリナン・44

2024-11-22 02:49:58 | 詩集・瑠璃の籠

あほうよ
まだやっているのか

エゴと傲慢の棒を
突き立て
人と喧嘩ばかりしているのか
永遠に
そればかりやるつもりか

本当の自分を
陰に押し隠し
嘘と盗みで作った
偽物の自分をかぶり
永遠に
すべてをごまかしていくつもりか

人を馬鹿にし
愛を裏切り
自分のためだけに生きる
その馬鹿を
いつまでやるつもりなのか

馬鹿者め
どこまでいくのか
そのまま振り返りもせずに
迷いの霧の中を進めば
すべてがだめになるというのに

もうやめよ
馬鹿なものは
すべて振り捨て
帰って来い

逃げることはできない
自分を振り返り
罪も影も
自分のすべてを認め
人間の正しい道に
戻るのだ




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エリダヌス・24

2024-11-21 02:44:39 | 詩集・瑠璃の籠

つらいのか
苦しいのか
生きることが
難しいのか

おうおう
苦しみを
少しやわらげてやろう
だが
自分で努力することを
忘れてはならぬ

人はなぜ
傷つけあう
人はなぜ
喧嘩ばかりする
互いに不満を
投げつけあって
なぜ馬鹿にしあう

自分というものが
つらいからだ
自分というものを
馬鹿にしているからだ
そこからすべてが苦しくなり
人生が複雑に
難しくなってくるのだ

愛を学べ
人よ
自分を愛し
人を愛し
みんなのために
美しいことをしていけば
人生はだんだん
楽になってくる

苦しいのは
自分のことばかり
考えておるからだ
エゴに濡れた自分を
生きているからだ

そこを直せ
人よ
そうすれば
みなと仲良くなれて
幸せがどんどん
増えてくる



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