ムジカ・３８

幸せは
人間の努力と
関係のないところには
ない

幸せになりたいなら
魂の努力をしなさい

愛を学び
人々の幸せのために
美しい努力をしなさい

人の幸せを盗み
自分ばかりよいことにして
濡れ手で粟の幸福を
手にすれば
おまえはあまりに汚い
馬鹿になる
そんな自分であることが
幸せであるはずがない

本当の幸せは
愛のためにまじめに働く
美しい自分であることなのだ
みなの幸せのために
精一杯の努力をしていく
すばらしい自分であることなのだ

努力もせずに
ずるいことばかりして
幻のような幸福を手に入れても
何もありはしない
できる魂を腐らせ
無明の地獄の中に
心を落としていくだけなのだ

ウェヌス・９

かわいい女性たちよ
まじめに
自分の勉強をしなさい

愛を行い
良いことを積み重ねていけば
自然に美しくなってくる
そのように神は
女性を創ってくださったのです

その神のまことを信じ
まじめに愛を
勉強しなさい
人の心を思い
神の心を思い
みなが幸せになるように
おのれの心をかけて
まじめに働くのです

そうすればあなたがたは
夢のように美しい
女性になることができる
そこにいるだけで
まわりに幸せをふりまくような
すばらしい美女に
なることができる

こころもかたちも
ともに美しい
女性が増えてくれば
この世はまことに麗しい
天国になることでしょう

サダルメリク・１１

嘘で作った自分を
英雄のように高め
名をなしても
神が苦い顔をするだけだ

人の顔を盗み
人の名声を盗み
霊的ずるで作った
才能をひけらかし
作り上げた幸福な人生は
楽しいか

あほうめ
叩き潰してくれようぞ
真実の光を
剣のようにふるい
幻の幸福に酔う
馬鹿げたおまえの首を
とってくれよう

逃げることはできない自分の
本当の姿を
おまえにつきつけ
その腐れた根性を
叩きなおしてくれよう

愛ではないことをして
ぶんどった偽物の幸福をはぎとり
おまえの本当の人生に
突き落としてやろう

わたしは
すべての嘘を
許さない
真実の光を
火の粉のように
世界中に振りまき
すべてを正す

ネプトゥヌス・７

美人が嘘なら
この世は地獄だ
ゆえに偽物の美人は
全部滅ぼす

無知とエゴに濡れた
醜いその正体を
暴いたうえで
すべて
この地上の愛の世界から
追い出す

本来美人は
神の愛の表現だ
愛を学び
きちんと愛を行える
女でなければ
美人になれないはずなのだ

それを馬鹿な女は
平気で美を盗み
自分を美人にして
汚いエゴを実行し
この世をみだらに
乱してきたのだ
その罪は軽くはない

本当の自分から逃げ続け
腐った美人をかぶり
永遠に自分をごまかそうとする
馬鹿女は害である
ゆえにすべて否定する

愛ではないもののしるしを
額に押し
永遠の虚無の荒野へと
追い出す

シェダル・５３

もう十分に
馬鹿はやりつくしたろう
もうやめなさい

神の心に逆らって
悪いことばかりして
自分だけの幸せを漁っても
何もいいことはなかったろう

ひと時は栄華を得ても
それはすぐに時の虫に食われて
消えてゆく
愛ではないことをすれば
愛ではないことが
返ってくるからだ

永遠の幸せを求めて
悪い知恵を回して
どんなに働いても
砂山を登るように
足元が崩れて
すぐに落ちてゆく

もうやめなさい
本当の幸せは
そんなところにはない

偽物の美人を
どんなにたくさん
後宮に集めても
おまえは幸せにはなれない

逃げることはできない
自分を確かに受け止め
身いっぱいのあふれる愛で
たったひとりの
愛の女を愛しなさい

神の心に従い
すべての幸福のために
快く働きなさい
そうすれば幸せになれる
ずっと求めていた
永遠の幸福の入り口を
開くことができる

ヴィンデミアトリックス・９１

人間よ
人間よ
まだ馬鹿をやめぬか
まだ嘘に張り付くのか

終了の鐘は響き渡り
世界の根底が
ひっくり返る
その時になっても
まだ意地を張って
嘘で作った城の中に
こもるのか

魚を開くように
人間の嘘が開かれ
すべての人間に
そのはらわたを見抜かれる
その時が来ても
まだ嘘の夢に
すがりつくのか

嘘で作った
幻の幸福が
神が降らすまことの光の中で
溶けて消えてゆく
それなのにまだ
そのいじましい仮面を
捨てないのか

まだやりたい
まだ夢を見ていたい
獣のエゴが満足できる
しびれるような快楽を
求めて生きる人生を
捨てたくない

馬鹿者よ
それがどんな
結末をもたらすのか
知らないのか

ゲンマ・１１３

愛ではないことを
してはならぬ
愛ではないことを
すれば
逃れようのない闇が
おまえの未来を覆う

人は時に人を憎み
人を傷つけるために
愛ではないことをする
そして自分に
罪の影を塗り込み
情けない馬鹿になってしまう

人を馬鹿にしては
それが返って馬鹿にされ
また人を馬鹿にして
馬鹿にされ
永遠にそれを繰り返す
阿呆の闇に落ちる

同じことの繰り返しの中で
生きることは地獄だとうそぶき
神を呪う　神を馬鹿にする
そして最も苦しい
馬鹿になる

愛ではないことを
平気でやっていれば
そういうことになるのだ
いつまでもいつまでも
馬鹿の闇に迷うて
苦しいばかりの阿呆になる

もうやめなさい
馬鹿なことは
愛を振り返り
愛に帰ってきなさい
そうすればおまえは
天国の入り口に
触れることができる

生きることの
まことの幸せを
知ることができる

トゥバン・２５

自分の幸せばかり
考えているから
おまえは幸せになれないのだ

時に
雲間からさす光のように
幸せの影が現れても
それはすぐに消えてしまう

本当に幸せになりたいのなら
みなの幸せのために
自分の努力を投げなさい

愛に心を浸し
世間の人を
幸せにするために
働けば
おまえは真に
幸せな人になれる

神の喜びを
光のように浴び
魂が震える
まことの幸せを
知ることができる

それは
泡のようにはかない
幸せの影ではない
永遠に続く
魂の天国なのだ

逃げることはできない
自分のすべてを
愛の中に投げるとき
人間はまことに
幸せなのだ

サビク・９３

美人というものは
特権ではありません
美人というものは
使命なのです

美しければ美しいほど
果たさなければならない
義務がある
それは愛なる神の心を
この世に歌い上げていく
そういうことです

美しければ
男が言うことを聞いて
自分のために何でもしてくれるのだと
そういうことを考えている限り
決して美しくはなれません
それは愛ではないからです
自分のことだけしか考えていない
醜い心だからです

美人になりたいなら
馬鹿なことはやめ
愛を勉強しなさい
いつまでもエゴの玉で
子供のように
遊んでいてはいけない

わがままを抑え
人に尽くし
人を愛し
皆の幸福のために
快く働いてゆく
そういう修業をしなさい

逃げることはできない
自分を美しく整え
それを神にささげるとき
女性はたとえようもないほど
美しくなるのです

ラーン・４６

もう馬鹿なことは
やめなさい
神がお怒りになっている

人間が
愛を馬鹿にして
汚い嘘で
世界を汚すような
ことばかりするから
神が
お怒りになっている

人間は試される
翻る蝶の翅のような
美しい隠喩で
神に問われる
永遠に
嘘で生きていくつもりかと

万花咲き誇る
春の花園のような
見事な直喩で
神は人間に問われる
永遠に
馬鹿をやるつもりかと

その時
はっきりと
否と
答えることができなければ
あなたはもう
神にはじかれるのだ

そして
神の愛の世界を
追い出される

もう馬鹿なことは
やめなさい
神が
お怒りになっている