罪の影を腹の中に敷いて
永遠にそこに座っているつもりなのか
馬鹿者よ
通り過ぎてゆく
愛のささやきに耳をそらし
何もしないでいる自分を許すために
自分の指を食いながら
ずっとうつむいているつもりなのか
馬鹿なことをした自分がつらいから
消えてしまいたいと
自分を固く握りしめて
いつまでも孤独の中に閉じこもっている
馬鹿者よ
だらだらと溶けていく人生を
片手ですくいながら
すべては馬鹿なことなのだと
神を侮辱し
人間を腐らせてゆく
愚か者よ
愛がすべてだという
神の叫びが
おまえの部屋の窓をたたいている
それなのに
おまえはまだ何もしないのか
永遠にそこに閉じこもっているつもりか
自分の吐いた糞の中に横たわり
死んでゆくことさえできずに
死んだ人生を生きていくのか
永遠に
何もせずに