月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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再生

2016-02-29 05:29:26 | 詩集・瑠璃の籠

肉が
いやになるほど
食いたい

おれは
くずだ

おれは
くずだ

永遠に
消えはしない




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消滅

2016-02-28 05:37:56 | 詩集・瑠璃の籠

存在することなど
二度といやだと言って
消えていくしかないんだ
おれは

すべてを馬鹿にしきってしまったら
もうそれしかないんだよ

何もかもは
おれのせいだからなんだ
痛いんだよそれ
いやなんだ

おれは自分がいやなんだ

もう終わるんだ
おれは
消えるんだ
おれは

もうそれしかないんだ





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最終地平

2016-02-27 05:26:37 | 詩集・瑠璃の籠

あまつみかみの むねにあまえ
ああ
ちちうへの みぎかたに
わたしを すわらせ
しばし ねむれ と
いふは たれぞ

しばし ねむれと

あまつみかみの むねは
あたたかい
しづかな うたが
きこゆ


なぜこんなにつらいんだ

(それはおまえがやったからだ)

ばかだ そんなこと

なぜこんなにつらいんだ

ばかだ そんなこと

なぜだ

(永遠に繰り返すつもりか)

ばかだ





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空の掲示板

2016-02-26 09:29:17 | 星の掲示板

15枚目の掲示板を設定する。






絵/ピーテル・パウル・ルーベンス







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アルコル

2016-02-26 05:28:56 | 詩集・瑠璃の籠

わたしはミザールの影である
わたしは虚無の断崖に落ちる
境地に向かって狂走する
馬鹿どもの霊魂をそれぞれ打ち殴り
昏倒させた上で
無理やり正の世界に引き戻す

わたしに殴られた馬鹿どもは
しばし機能不全に陥るが
それも永遠の虚無に落ちることに比べれば
ずっとましというものだ

罠を仕掛け 一度は奈落に落とし
捕まえた上で
無理やり引きずり戻す
永遠に続く虚無の苦しみに比べれば
ほんの小さな苦しみだ

アルギエバの制止を振り切り
虚無にひた走る馬鹿どものための
わたしは最後の壁となるだろう

逃げるな 馬鹿どもよ
永遠に逃げるつもりか
自分で背負うべき
ただひとつの自己存在を放棄し
永遠にそれから逃げるつもりか

永遠に

永遠に

永遠 に。



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アケルナル・7

2016-02-25 05:32:01 | 詩集・瑠璃の籠

人々よ
これが自己存在の世界である
われわれは
自分への絶対信頼の元
あらゆる活動を起こす

ひとつぶひとつぶは
不完全な存在であろうとも
それだからこそ
個性の炉を存分に燃やし
永遠に響きあい 愛し合い
協力し合い
己自身の真実を果たすことによって
あらゆる創造をなしてゆく

われわれは
神の存在の元
この自己存在に絶対の信頼を寄せる
われわれそのものが世界であり
存在の真実を象徴するのである

下手な芝居をして
自分の真実をゆがめるでない
真実の自分の意志の元に生きよ
それこそが神の願いであり
おまえたちの願いなのだ



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アンタレス・24

2016-02-24 05:37:04 | 詩集・瑠璃の籠

アンタレスは暗躍する
月の城を奪い
最前線に網を張り
情報を収集する

地上に鋼鉄の虹を幾万と作り
神の正軍の戦路を開発し
地上の敵の根城へと
正確に導く

アルギエバめ
終始戦神の顔を外さず
われわれと同調するふりをして
ミザールをおとりにし
最後には人類の側についたか
それもよかろう

だが人類よ
彼を見殺しにすれば
もうおまえたちは終わりだと知れ

地上に鋼鉄の虹を張り
アンタレスは暗躍する



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カシオペイア

2016-02-23 05:34:22 | 詩集・瑠璃の籠

われわれは
神の正軍である

われわれは
地球上の虚無の抗勢を前に
新たなる時代を打ち上げるため
真正の愛の
絶対の存在を宣言する

われわれは自己存在
熱いエネルギーの炎である
永遠に虚無に挑戦し
高い愛の炎を焚き上げてゆく
あらゆる創造の光である

われわれは自ら打ち上げるものである
すべてを己によってやってゆく
己自身の価値を磨き上げ
天空の存在のごとく己を信じるものである



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アルギエバ・19

2016-02-22 05:27:50 | 詩集・瑠璃の籠

燃え盛る神の正軍を合図に
わたしは人類の背後より起こる

人々よ
星々の氾濫の前に
あらゆる自己存在をたたえよ
煮えたぎる血を己の中に発見し
今こそ人類の真価を問え

わたしは熱い存在である
わたしはおまえの父である
たとえすべての星が敵対しようと
わたしだけは最後まで
おまえたちを信じてやろう
虚無の氷にしびれる者は
わたしの炎を取り入れるがよい

我が名はアルギエバ
獅子の星である



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アルデバラン・30

2016-02-21 05:42:49 | 詩集・瑠璃の籠

月の残光を胸に吸い
わたしは神の右翼より起こる

エルナトの黒雲に抗し
月の飴薬の混じった希望を
あなたがたの前に降らす

愚か者め
何もかもを天使にやらせおったか
ここまで追い詰められなければ
わからなかったのか

神の愛を馬鹿にし
すべてを馬鹿にしきってしまえば
永遠に自分が勝てると思ったのか
自分を生んだ愛を捨てることは
自分の存在をも捨てることだ
もはや消えてゆくよりない

あなたがたの消滅の危機を
半身の段階で押しとどめるために
わたしは月を背負ってやってくる



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