北斗の星はやさしい
あなたがたのために
やわらかくものを言ってくれる
励ましてもくれる
だがそういうやさしさというものは
今のあなたがたにとっては
返って毒だとわたしは考えます
あなたがたが大勢いるように
わたしたちも大勢いる
わたしたちは同じて和せずではない
それぞれに個性もあれば
意見もちがいます
ウルトラマンは
故郷に帰って二度と来ないのではありません
あなたがたの方を怪獣だと認識して
戦うことに決めたのです
いいですか
あなたがたこそが
ウルトラマンに倒されるべき
怪獣になってしまったのです
ウルトラマンというのは
地球創造活動において
とても大きな役割を果たしている
すばらしい巨霊のひとりのことです
天使よりも高い存在です
その巨霊が 人類を愛することをやめ
返って敵とみなすことに決めたのです
人間がやっていることが
あまりにも醜いからです
真実というものは
実に厳しい
ゆえにやさしい北斗の星は
全ては言わずにとどめたのです
だがこのわたしとて
この真実がこれからどういう現象を引き起こしていくか
それを予測することはできない
彼らはわたしたちとは全く別の存在だからです
あなたがたが戦わねばならないものの中には
ウルトラマン自身も入っているのです
それがどういうことであるかということは
残念ながらわたしにはわかりません
だがあなたがたは必ず
かつて経験したこともないような現象を
身に浴びることでしょう
ウルトラマンは
脳味噌の代わりに性器が頭に詰まっているような人間を
見たこともないような不思議な炎で
燃やしていくことでしょう
わたしはエルナト
あなたがたのために
最も痛い真実を教えてさしあげます