恒例となっています、月末のお花特集です。最近は絵ばかりで、写真を紹介するのは久しぶりのような気がしますね。絵もいいけれど、花の写真を見ると、すがすがしいものがあります。何かから解放されたようだ。
冬最中とあって、花も少ないですが、ご近所の庭に、とても暖かそうな陽だまりがあり、そこにもうホトケノザが咲いていました。ホトケノザは、少しきびしい花だけど、今年は何か優しい顔をしてくれる。春がもうすぐだと教えてくれているようだ。
同じ庭で見つけた、ムラサキカタバミです。この花に出会えるのは、早すぎるような気もするのだけど、咲いてくれていました。そのお庭には、きれいなスイセンの花も咲いていたのだけど、スイセンはいつも気難しくて、なかなかいい顔で写ってくれないのです。だからしょうかいできないんですけれど。
スイセンと言えば、去年までうちの庭に咲いてくれていた黄水仙が、今年はなぜか咲いてくれませんでした。花は、不思議だ。いつの間にか来てくれて、いつの間にかいなくなってしまった黄水仙。とてもきれいだったけれど、とても悲しそうだった。いなくなったのは、どうしてだろう。
理由は知りたいけれど、尋ねないでおこう。スイセンはきっと、秘密にしておきたいだろう。
うちの庭のオトメツバキです。今回はとてもきれいな、やさしい顔で写ってくれました。まだすこし、悲哀に濡れているようだけど、ああ、明るい光が見える。そんな感じです。
これは、いつもいくスーパーで売っていた、ピンクのマーガレット。いつも、売り物を、黙って写させてもらってます。何も言わないお店の人に感謝。
キク科の花は、みなしゃんとしているけれど、この花はピンクだから、とてもかわいいですね。でもやっぱり、菊らしい何かがあるな。何か、わたしに問いかけてきているようだ。
サクラソウのつぼみです。花はちょろちょろと咲いていたけれど、まだつぼみが多かった。咲くのは、もうちょっと先。
やさしくて、暖かいサクラソウが咲くと、庭の隅に光と笑いが集まったようになる。早く咲いてくれないだろうか。
春はもうすぐ。来月の末あたりには、ナノハナが咲いてくれるかな。毎年楽しみです。その次はサクラか。梅はどうだろう。スーパーで売っていた枝垂れの梅は、もう咲いていたけれど。
ああ。春を思うと、さすがに冬は少し、淋しいですね。時の玉を数えながら、待ちましょう。春。
いつか会えますよ。