永遠の薄闇をつめた
寒い袋の中で
孤独の膝をなめながら
なぜこんなことになったのかと
馬鹿は考える
それはおまえが
馬鹿なことをしすぎたからだと
耳に詰められた
静寂がささやく
神が創ってくださった
自分を馬鹿にし
他のもっといいものになりたいと
盛大に盗みをやり
人間世界にすさまじい苦を振りまき
巨大な悪魔になった
嘘で作り上げた
幻の巨人となった
そして神に成り代わり
世界を支配しようとしたのだ
馬鹿者よ
神の敵となったおまえを
神がいつまでも
許すと思っていたのか
あほうは
神の国にいてはならぬ
何もない
永遠の黎明の大地に落ち
そこで自分の好きな世界を
自分で創るがよい
逃げることはできない
自分だけを連れて
永遠にその馬鹿と
話し合っているがよい