永遠の壁の向こうに追い出され
寒い徒労の丘にたたずむ者よ
神はお前を忘れる
億年の時をかけて
愛してきたお前を
忘れる
お前は
神の創った愛の世界を
血と暴虐で塗りたくった
お前は
永遠の迷いの闇から
お前を救おうとしていた神の手に
深く噛みついた
何千何万度と
許そうとした神の心を
何千何万度と
裏切った
ゆえに神は
もうお前を忘れることにしたのだ
おまえの傷つけた
神の心の傷の
深い深い谷間が埋まるまで
おまえは神に忘れられる
遠い徒労の奈落の風の中に
捨て置かれる
その永遠を数える時の中で
おまえの中に
どのような心が生まれようとも
もう神はお前を
見ない