永遠の横たわる
砂の岸辺で
かなわなかった夢の
骸を食べながら
何もせず何もせず何もせず
ぼんやりと生きていく
何をしてそうなったのかと
問うものがいれば
そしる舌をかみ砕いて
無言のうちにこういうだろう
愛を
馬鹿にしたからだと
何万何億の
愛と努力を塗り重ねた
豊穣の愛の世界を
冒涜の夢で
濡らしたからだと
ああ
おまえたちは
こんなものはみな嘘なのだと
すべては浅薄な偽善にすぎないのだと
世界の皮をはいで
神の恥をあばきたかったのだ
それがかなえば
悪こそが真実の王になれると
思ったからだ
あほうめ
永遠の横たわる
砂の岸辺で
かなわなかった夢の
骸を食べながら
おまえたちは永遠に
なにもないもののように
ぼんやりと生きる