アルヤ・９６

もうやめなさい
嘘を生きるのは

本当の自分を
幻の箱に閉じ込め
なりたい自分などという
ままごとの人形のような
自分を生きるのは

もうしばらく待てば
嘘が本当になるのだと
愚かしい罪の泥を
自分にぬりたくりながら
夢をさまようのは

逃げることはできない
本当の自分が
化粧で隠せないシミのように
ぼんやりと表に出てくる
それがどんなに悲しい姿であるか
あなたはまだ気づかないのか

もうやめなさい
嘘を生きるのは

盗んできた美人の仮面を
自ら脱ぎ
本当の自分に戻りなさい
自分で自分を
苦しめ続けてきた
その自分のすべてを抱きしめ
真実の愛のありかを
探りなさい

本当の幸せは
本当の自分の中にある
それは
すべてを愛でやってゆくことのできる
美しい自分のまことなのです

アルデバラン・７６

猛然とやってきたことの
すべてが自分に返ってくる
馬鹿なことをやってきた業が
津波のように押し寄せてくる

何もせずにいたら
それに溺れて苦しむ
人に味わわせた苦しみの分だけ
自分も苦しまねばならない

だがそれを
何とか乗り切っていく方法はある
まずは自分に目覚め
正しい自分を立てるのだ

愛のためにすべてをやってゆく
美しい自分となり
素晴らしく良いことをやってゆき
それで業の波を
乗りこなしてゆくのだ

山のように積み重ねてきた
罪の数々を
それで清めてゆくのだ
そうすれば
苦しみも喜びになる

逃げることはできない
その自分の中にこそ
すべての救いはある

自分に目覚めよ
そうすれば
自分の中から
闇夜を高々と照らす
希望の太陽が打ちあがる

ヴィンデミアトリックス・７８

馬鹿か
おまえは

自分の存在を
嘘で固めて
立派な善人であるかのような
ふりをして
どこに行くつもりなのか

当然の顔をして
天国の門をたたいても
それはおまえのためには開かない
天国は嘘を拒否するのだ

おまえは
その善人の顔を偽造するために
百万人の人間を犠牲にしている
その忌まわしい血の匂いが
おまえの全身から
ぷんぷんしている

あほうは去れ
自分だけの幸福のために
人を犠牲にして恥じないものは
天国の住人にはなれない

逃げることはできない
自分だけを連れて
永遠の虚無の荒野へと去れ
おまえはもう愛ではない
愛ではないものは
愛のない世界へと落ち行くのだ

光の薄い
砂と風だけの大地で
永遠に何もせず
ぼんやりと立ち尽くしているがよい
それが
罰というものだ

カノープス・８３

もう終わっているのに
まだやっている

嘘芝居の書き割りに
真実の太い釘が打たれ
もはや芝居の意味は
なくなっているというのに
馬鹿はまだやっている

夢から覚めるのが
怖いのだ
今夢中になっているおもちゃが
無意味のガラクタの中に
片付けられていくのが
つらいのだ

黄金の盃の中に盛った
色とりどりのキャンディが
糞と泥を丸めて作った
汚い嘘であったことに
気づくのが嫌なのだ

哀れな馬鹿者よ
いつまでやっているつもりなのか
目覚めたものは
もうとっくに
神の高空を
飛び交っているというのに

シルマ・３６

やめなさい
馬鹿なことをするのは
やめなさい
あなたは自分を
根底から間違えているのだ

愛のふりをして
妙な芝居をして
自分にも世間にも
嘘をついて
自分をごまかしているのだ

本当の自分を
汚い嘘の鎖で
がんじがらめに縛りこみ
全く違う自分に化けて
苦い運命の影から
永遠に逃げようとしているのだ

もうやめなさい
馬鹿なことは
すぐにやめなさい

もうすぐ愛の世が来る
神はこの世から
嘘という嘘をはじき出し
美しい真実のみを
この世に残すおつもりなのだ

その
お厳しい神の指に
はじかれてしまう前に
どうかその
嘆かわしい嘘を捨てなさい

ラーン・３３

もうだめだ
あなたは

ここまで
くりかえし　くりかえし
嘘はもうやめなさいと
叫んできた声に
一向に耳を貸さず
嘘を生き続ける
あなたは

終了の笛が
地球の空に鳴り響き
雨のように
清らかな真実が降ってくる
その光に洗われ
虚偽に生きる人間の姿が
妙な形に歪み始める

愛として創られながら
愛ではないものに落ちた
馬鹿者の
愚かしい偽物の顔が
溶け始める
空にはりつけられた
罪人のように
それは世界を驚かすだろう

もうだめだ
もう終わりだ
とうとうやってくる
億年の間待ち焦がれていた
真実の愛の世界が

真実の神が
美しい愛の元
すべてを統一する
素晴らしい世界が

アラドファル・３９

恵み深き
美しき愛の地球に
住むことを
あなたはもう許されない

あなたが愛を裏切り
愛の顔を盗んで
それで汚いエゴを実行することを
決してやめないからだ

この地球は
愛の世界になる
ゆえに
愛ではないものは
すべて排除される

あなたは
愛として創られながら
悪に溺れ
あまりにいやらしいことばかり
しすぎてきたので
とうとう
愛ではないものの籠に
分類されてしまったのだ

神は
愛の旗をこの世に突き刺し
悲しみの剣で
あなたを裁かれる
もう二度と愛しはしないと
あなたとのえにしの糸を絶ち切られる

あなたは
愛の恵みを
すべて失い
永遠の虚無が支配する
遠い砂と風の大地に
落ちてゆかねばならない

スコルピウス・３３

もう待つことはしない
嘘と盗みを好きなようにやり
自分だけの幸福のために
人を犠牲にして恥じないものを
神は拒否する

この嘘ばかりが繁栄している世界を
神は根本から変えてゆく
逃げることはできない
自分から逃げ続け
嘘で作った自分を衒い
幻想の幸福に酔い惑う馬鹿者は
正体を暴いた上で
すべてこの世を追い出す

神は馬鹿者を
二度と愛しはしない
愛を愚弄しすぎた
罪の衣を重くまとい
愛が何もない
砂と風の暗い大地を
孤独にさまようがよい

アンタレス・５１

神が創ってくださった
女性美の世界を
エゴで好きなだけかき回し
醜い欲望で塗りつぶしてきた
馬鹿な女はまとめて捨てられる

本来女性美というものは
正しく愛を学び
愛の道標として働く
正しい女性にのみ与えられるものだ
それを馬鹿な女は
平気で人から盗み
浅はかな我欲のために利用し
愛と嘘をさかさまにして
人間の魂を
めちゃくちゃに迷わせてきたのだ
その罪は極めて重い

あれらは女ではない
神が下さった女性美を利用し
男を奴隷にして
自らのために馬鹿をやらせようとする
最も汚い男なのだ

神を裏切り
愛を裏切ってきた
馬鹿な女はみんな追い出せ
そしてこの世界に
正しい女の美を
立ち上げるのだ

ヴィンデミアトリックス・７７

吐き気がするほど
汚い嘘を
全身にかぶり
一生そのままで
生きていくつもりなのか

繰り返す矛盾の
回転の中に
魂を浮かばせ
虚無感の中を漂いながら
これが人生なのだと
悟りを気取って
永遠に自分をごまかしていくつもりか
馬鹿者め

絶望の丘を越えて
冷たい砂風の吹く
虚無の地獄に吸われていく
おまえを憐れむものも
もういない

自分だけの幸せのために
愛を裏切り
人類を裏切り続けてきた
おまえのために
涙をしぼるものも
もういない

汚い嘘になり果てた
自分だけをつれて
もうここから出ていくがよい
永遠に
帰ってきてはならぬ