アークトゥルス・４９

おまえが小さな小鳥のようであった
そんな時からおまえに寄り添うていた
神の心を知るがよい

この地球上に
幾万幾億の生き方をあみだし
すべてにわけあたえた
美しい神の勲を
知るがよい

蝶には蝶の生き方を
蛙には蛙の生き方を
鹿には鹿の生き方を
熊には熊の生き方を

すべての物語を
あらゆる生き物に分け与えてきた
神の永くも美しい愛を知るがよい

生と死の二本の指を組みながら
永遠に描いていく
このすばらしい生命の星の
偉大なる物語を聞くがよい

大空を振り回し
大地をかきませ
神がつむいでいく
命の永遠の約束を
知るがよい

スコルピウス・１７

みどりの地球に
これからも住んでいたくば
人を愛せ

億年の闇を脱ぎ捨て
新生の魂をかかげ
永遠に愛していくと誓え

この世は愛の楽土となる

おのれに目覚めたものは
自然に愛し合い
助け合う
永遠の友情が成立する

友の手を取り
敵の肩を抱きしめ
瞳の中に
永遠の愛を結べ

この世は愛の楽土となる

アンドロメダ・２４

神の与えた
おのれのたからを信じず
愛を虐げてきたものたちよ
永久の別れが来る

高い空を飛べる
おのれのつばさを信じず
暗いところにわだかまり
愛をさげすんできたものたちよ
永久の別れが来る

神の愛を喜ばぬものは
神の世界に住むことはできぬ
神と別れ
永遠の黎明の支配する
徒労と疲労の荒野へと
退いてゆくがよい

おおいまさら
どのつらをさげて
神の愛を乞うのか
愚か者よ

この青き豊穣の世界を
嘲笑の渦に狂わせ
誰も愛してこなかったものたちよ
永久の別れが来る