月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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なにをしたらいいの?

2013-05-31 05:48:10 | 人間の声

なにをしたらいいの?
なにをしたらいいの?
ジーザス・クライストのために
ジーザス・クライストのために

どうしたらいいの?
どうしたらいいの?
ジーザス・クライストのために
ジーザス・クライストのために

二千年 悩んできて
二千年 考えてきて
まだ わからない
まだ わからない

なにをしたらいいの?
どうしたらいいの?
ジーザス・クライストのために
ジーザス・クライストのために

忘れようと もがいても
何度も何度も 土に埋めて
耳を洗って 目をつぶって
叫んで叫んで 聞こえる声を
殺して また 殺して
ジーザス ジーザス あなたを
また 殺して
塗り込める 
沈める
埋めて 埋めて 石を置いて
山を置いて
封じて 封じて
消して 消して 消して

やっと 消したと 思ったら
誰かが 必ず  叫ぶの
ジーザス! ジーザス!
イエス! イエス! イエス!

なにをしたらいいの
なにをしたらいいの
ジーザス! ジーザス!
あなたの あなたのために
わたしは

ジーザアアス!!!





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ソル・5

2013-05-30 05:48:41 | 詩集・瑠璃の籠

ひとびとよ わたしは
あなたがたに 会いに来る
いつか必ず 会いに来る

今はまだ 会えない
なぜなら あなたがたは
わたしに会うために
もっとも遠い道を
選んだからだ
だが 必ず
あなたがたと わたしは
再び 会える

愛している あなたがたを
たとえあなたがたが
どんな罪に濡れていようとも
己を ダニのように
愚かなものに貶めていようと
わたしは 必ず
あなたがたを 愛する
深く あいしている
ゆえに 今は会えない
なぜなら あなたがたも わたしも
互いを 強く愛しすぎるからだ

だが あなたがたは必ず
学び 遠き道をゆき
わたしに 会うために
自ら 新しい門をくぐるだろう
信じている
あなたがたを

愛している 人々よ
わたしは あなたがたが
あなたがたであるがゆえに
すべて 愛している
あらゆる人を みな 愛している
待っている 待っている

ずっと待っている
あなたを
あなたがたを



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アルタイル・3

2013-05-29 05:25:32 | 詩集・瑠璃の籠

男よ
世界を本当に救うためには
人類を本当に救うためには
おまえが 必要だ
人類の 男よ

おまえという存在が
必要なのだ
目覚めよ 自分の力に
ほんとうの自分の力に

絶望の暗闇を脱ぎ捨て
希望の味方するために
越えがたいその壁を超え
捨てがたいその影を捨て
脱ぎがたいその皮を脱げ

未練の泥につかり
石に閉じた瞼の中で
幻の権力に酔う
愚か者の仮面を捨てよ

真実の男よ
今こそ お前が必要なのだ
頼む おまえが必要なのだ
おまえが やることが 必要なのだ
目覚めよ
おのれの真実を信じ
越えがたい国境を越え
恐怖の暗闇を抜け
こちらに来い

世界を 人類を
真実の幸福に導くために
今こそ 本当のその力に
目覚めよ



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なんでこんなにつらいのよ

2013-05-28 03:40:26 | 苺の秘密

体を商売に使ったこと
あるわよ
だってもうほかに
何もなかったんだもの

いやだって言っても
ばかになるだけだから
ふ やったわよ
いろいろと 本当に
つらいこと

悲しいのは すべて
全部やっても
なんでもないことにされるってことなの

なんでもやったのよ
ばかになって
おとこがよろこぶこと
ばかになって
なんでもやったのよ
つらかったわ
つらいなんてもんじゃなかったわ
ひどすぎるわよって
なんど思ったか
でも

わたしたちのしたことなんて
あいつらには
なんでもないことなのよ
ばかみたいに 軽い
ガムみたいに 噛んだら捨てていいものと
おんなじなのよ
便所と変わらないのよ 
あいつらにとっては
わたしなんて

どんだけがんばったって
わたし
軽蔑されるだけなの
ばかみたいな女だって
言われるだけなのよ

なんでなのよ
おんなばっかり
なんでこんなにつらいのよ

なんでこんなにつらいのよ



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愛なんて

2013-05-27 04:53:25 | 苺の秘密

ほんとうに好きだった人を
殺して
ほんとうは嫌だったけれど
金持ちと
結婚したのよ わたし

愛なんて 別に
問題じゃないって思ったの
それよりも
大きなルビーの鉱山を持ってる
彼の方がよかったの

だって
べつにあんな男
特別に好きなわけでもないし
ほかにいい男はいっぱいいるし
別れてもべつに
つらいことはないと思ったの
男だって 女のことなんて
そんなに特別いいものだなんて
思わないでしょ
いつでも捨てていいものだって
考えてるでしょ

だから わたしが捨てたって
べつに なんともないと思ってたのよ
べつに

だから

好きでもない男に
抱かれるってことが
どんなにつらいかってこと
初めてわかった

わたし 馬鹿みたい
あんな男 べつにいなくたっていいと思ってたの
わたし
好きだったってことに気付いた時にはもう
なにもかも 遅いのね



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カモメ

2013-05-26 04:57:40 | 人間の声

長い 俺の腕を
風に広げて
おれは知った

高い空に飛ぶ
俺の叫び

心臓が翼になり
おれは飛ぶ
はるかかなた
そらたかく
自由だ

ああ!
おれは おれは
おれは

白い一羽の
カモメだったのか!!



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ルクバー・2

2013-05-25 05:26:16 | 詩集・瑠璃の籠

今は知ってはいけない
真実の色を
目を閉じるとわたしは
悲哀の水に沈んだ
幻の町のように 見ることができる

わたしは今
まだ今は帰ってはいけない
故郷の岬にいて
静かにそれを見ている

わたしの背後には
翡翠のような気配を持つ
静かな友がいて
わたしの肩にさわろうと
白い手を伸ばしているが
風一枚の隙間を挟んで
それをとめているのだ

あなたがわたしの肩をつかめば
そう わたしは
いっぺんに帰ってしまうだろう
故郷に

目を開けて 岩戸の中にいる
自分を見つける
夢のような記憶は
鈴の音にかき消されて見えなくなる
けれどそれは 何か暖かなものに変容して
わたしの心臓に溶けて
全身を巡ってゆく
夢は わたし自身となる

もう少し 生きていよう
ともだちがたくさん 助けてくれる
わたしは 生きていなければならない
たくさんの悲しいことがあろうとも
ああ

人々よ 愛している
それだけが 
愛だけがわたしをここにひきとめる

ルクバー すまない
またわたしは 言ってしまった



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メンケント・3

2013-05-24 05:14:32 | 詩集・瑠璃の籠

いつまで 泥甕の酒に
酔っているつもりなのか
いつまで 自分を
憐れんでいるつもりなのか
馬鹿者よ

おまえの足先に
ひたひたと寄せる波が
底なし沼の地獄か
新たなる天国の海か
それはおまえが
行ってみなければわからぬ

真実の轟音に耳を伏せ
すべてから逃げ
閉じこもっているお前も
自分の罪の影におびえ
その不安から逃げることができぬ
故にいつまでも同じことを繰り返す

言ってもせんなきことを
千回ほども言い まだいうのか
おれはつらい つらい つらい
なぜ つらい
じぶんが いやだからだ
じぶんでじぶんのしていることが
いやなのだ
こんなじぶんはいやなのだ
あほうが
あほうを いやがっているのに
いやならばやめたらいいのにといわれて
ばかにされるのがいやだから
いつまでもやっていて
おれはつらいつらいつらいと
いつまでも 己の痛みに酔うている
馬鹿が

馬鹿は今すぐやめろ
そして帰って来い
とんでもない回り道をしたな 阿呆め




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アルデバラン・3

2013-05-23 05:15:24 | 詩集・瑠璃の籠

滑稽な悲劇
あまりにも むごたらしい 喜劇

人よ
ずいぶんと賢くなったな
芝居がうまい
まるでほんものにそっくりだ
みごとにみごとなまねをする
だがそれがかえって
みごとに馬鹿になる

おまえたちに 見えていないものが
お前たちの嘘を
あからさまに 見せる

信じられぬほど清く澄んだ瞳を
なんと上手に真似をするか
真実の人の 素直にも不器用な
愛の告白を
そこまで上手に演じるか
すべては
何のためにそれをするか
それだけで すべてが
うそだと
わかる

悲しいのう

人よ 愛は 愛のために
すべてをやる
それこそが 本当の幸せだからだ
どのようにつらくとも 耐えて
ただ愛のために 働く
名もない 田舎の ひとりの人間として
笑いながら ただ毎日をまじめにはたらくのだ

だがおまえは
きっちりと 芝居の代金をとる
笑顔の代金 愛の代金
名誉の賞状 金の勲章
月桂樹の冠
主演女優賞 助演男優賞 新人賞
宝石のように ライトをちりばめた舞台
観客の熱い視線
すべてを
おまえは 欲しいという
愚かにも

美しい 嘘の幻を
遠きか それとも 近きか
今はわからぬ未来
それをふりかえるとき
おまえは恥ずかしさのあまりに
風に隠れてしまうだろう

ほまれというは 何と思うぞ
人よ
それを 今のおまえの その芝居を
はっきりと そのままの言葉で言い表せば
あつかましい
というのだ

早く 気付け
愚か者よ



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アルデバラン・2

2013-05-22 05:21:51 | 詩集・瑠璃の籠

滑稽な 悲劇
あまりにも むごたらしい 喜劇

わたしが いつものように
机について 書き物をしていると
ふと 声が聞こえてきた
その声を聞くと なぜか
わたしは気持ちがうれしくなって
小窓をふりむいた 
だがそこに星の姿はない
わたしは 立ち上がって
小窓の方に歩いて行って外を見た
プロキオンが おかしげに
ちち と鳴く

すると 小窓から少し離れたところで
赤い星が こちらに背を向けて
何やら考えているようにうつむき加減で立っていた
わたしは その姿を見てまたうれしくなり
星に声をかけた

どうしたのですか?
訪ねてきてくださったのではないのですか?

すると星は 気持ちの良い明るい笑顔で
わたしを振り返り ええ そうです
と 澄んだ声で言った

わたしが どうぞお入りになって下さいというと
星は 少し困ったように笑いつつ
では失礼と言って 小部屋に入ってきた

アルデバランです 
おひさしぶりです まいったな
ルクバーに聞いていたとおりだ
こういう感じであなたに会うのは
少し苦しいものがありますね

そうなのですか よくかわいらしいとは
言われますが

ええまあその
なんといいますか
その 今のあなたのすがたが
ほんとうのあなたとは思えないほど
実にかわいらしいものですから

そうなのですか 
いまのわたしは ほんとうのわたしとは
ずいぶんとちがうのでしょうね

それはもう

アルデバランは 困ったように笑った
わたしはその笑い顔を見ると とてもなつかしく
とてもうれしい気持ちがした
まるで あこがれの少年に出会った少女のような気持ちだ
いっしょにいるだけでうれしい
それでわたしは ああと何かに気付いて言った
わたしは あなたのことが とても大好きですね

するとアルデバランは顔を崩してさもおかしそうに笑った
ええ たいそう あなたに気に入られております
まいりましたね あなたときたら
そういう気持ちでさえ 何のてらいもなく
すぐに 正直に言ってしまうものですから
こちらのほうが困る
しかも今のあなたは とてもかわいらしい女性だ
女性に まっすぐな瞳で 大好きだと言われては
まいったな どうしていいのやら
ほんとうにわたしも困る

それは もうしわけないことを

いや 謝るようなことではありません
まいった ほんとうに
あなたのような正直な方が
そんなかわいい女性になっては
人類もたいそうつらかったろう

そうですか とわたしは言った
なんとなく わかるような気はします

わからなくて かまいません
いえ わかってしまったら 困る
あなたは 閉じこもっていてください
そうそう わたしも あなたに言わなければと思ってきたのでした
ほんとうにあなたときたら
まっすぐに正直なのにも ほどがある
ルクバーの言ったことを 守りませんでしたね

え? そうでしたか?

そうです
甘い愛の詩を書いたでしょう
いけませんよ もう書かないでくださいと
あれほど言ったでしょう

ああ そういえば そんな感じのをひとつ書きました
思わず 書いてしまったのだが
あの詩も いけませんか

わたしが言うと アルデバランはゆっくりとうなずいた
そして目を閉じて しばらく何も言わなかった
その顔に 一瞬苦悩を感じて
わたしの心に 痛みが走った
だがアルデバランはすぐに表情を変え
やさしそうに笑って わたしを見た

ほんとうは これはルクバーの役割なのだが
彼が かわいらしいあなたを見るとたまらないというので
わたしがかわりに言いにきたのです
ほんとうに たまらない
もはや ここまでせねばならなかったのかと

それは いいのです わたしは

ええ あなたは いいのです
あなたは 幸せだ どんなにつらかろうとも
だが…
滑稽な 悲劇 あまりにも
むごたらしい 喜劇

アルデバランは わたしがいつかしら書いたことのある
詩の一節を ため息のように唱えた
そしてわたしから目をそらし
しばし 窓辺のプロキオンに目をやった

わたしは 悲哀のかすかな湿気が
胸を濡らすのを感じた
アルデバランは 美しい
アンタレスに似て赤いが それがずっとやさしい
わたしは 自分がこの人を好きになるわけが
わかったような気がした

プロキオン きみもつらかろう
と アルデバランは 瑠璃の籠の星に言葉をかけた
するとプロキオンは 一瞬きらりと光を強めて言った

それほどは 
それよりも
あなたのほうが つらいでしょう

いや それほどは
と アルデバランは言った

わたしはただ きょとんとしていた
なんとなく なにかがわかるような気がしたが
それ以上は考えないことにした というより考えることができない

とにかく とアルデバランは言いながらわたしをふりむいた
もう 甘すぎる愛のことばは 書かないでください
あなたが やりすぎるほどにやりすぎれば
人間の重荷が 増えすぎるのです

ああ そうです でも

わかっています あなたがやらなければならないことが
たくさんありすぎるということは
ただわたしたちは これ以上 あなたの傷が増えることを望まない
できる限りのことをして わたしたちがなんとかします
ですから あなたは
ほんとうに 活動を控えてください

そうやって アルデバランに言われると
わたしは 本当にすまない気持ちがして
もう二度と同じ過ちをしてはいけないと 心に思った
そして わかりましたと 言った

アルデバランは 悲しげに笑って
わたしを見つめた

そして彼は 静かに立ち上がり
別れの挨拶をして 小窓から帰っていった
わたしは 彼が去って行ったあと
今までに感じたことのないような淋しさを感じた

滑稽な悲劇
あまりにも むごたらしい 喜劇

わかるような気がした 
彼が 今やっていること やろうとしていることが

人々よ
麗しいスカイツリーが 空の大樹が
真鍮の風の塔であることに いつかあなた方は気付くだろう

アルデバラン 
熱き光の天使



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