月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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カノープス・96

2024-07-31 03:28:28 | 詩集・瑠璃の籠

すべてを人のせいにして
自分を振り返ることを
しなかったら
おまえは永遠に
よきものにはなれない

勉強とは
自分の弱さを認めることだ
自分の奥にある
魂のねじれを
まっすぐに直すことなのだ

馬鹿なことばかりして
自分は間違っていないのだと
すべては自分以外の
何かのせいなのだと
決めつければ
おまえの魂は
痛くゆがんでくる
そのゆがみを直すために
あらゆる不幸がやってくる

その不幸は
ほかの誰のせいでもない
おまえ自身が
間違っているから
起こることなのだ

愛を馬鹿にして
人を馬鹿にして
自分だけをよきものに
しようとする
その心の過ちを認め
改めなさい

石のように頑固な
プライドを折り
人に頭も下げて
自分の間違いを認めるのだ
そうすれば
魂の歪みが直ってくる

自分の奥の
愛が目覚め
まことによきものに
なることができる



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シェダル・55

2024-07-30 03:32:31 | 詩集・瑠璃の籠

自分の苦しみを
人やものになすりつけて
逃げることは
できません

背骨の陰にしみついた
あなたの罪汚れを
自分の代わりに払ってくれるものは
ありません

自分のしたことは
必ず自分に返ってくる
人に与えた苦しみは
苦い影となって
あなたの運命に染み付く

そのことを深く学び
自分の言葉と行動に
気をつけなさい

汚いエゴや嫉妬に飲まれて
いやなことをすれば
あなたは暗い不幸の種を
飲み込むことになる
その上で
何も努力しないでいれば
あなたは不幸の木にはりつけられた
馬鹿の見本のようになるのです

苦いことをしてしまったのなら
正直にそれを謝り
人に償っていくべく
自分の努力をしなさい

自分のしたことから
逃げられる人はいません
理屈をまげて
下手な言い訳をしようとすれば
余計に罪を重ねます

神の前に
自分の罪を認め
みなのためによいことをして
罪の汚れを
払っていきなさい



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アルデバラン・89

2024-07-29 03:01:48 | 詩集・瑠璃の籠

何が欲しくて
神のもとにゆく

金か
幸せか
何の苦しみもない人生か

愚か者よ
本当の幸せが欲しいなら
本当の自分を裏切ることを
やめよ

小鳥の雛に
食べ物を与えるように
自分の魂に
美しい真実を与えよ

愛を行い
みなの幸せのために
ある限りのよいことをし
清らかに生きよ

汚いエゴと欲を
腹の中に抱えて
人間の本当の望みを
無視して生きるではない

神のため
人のため
愛のために
与えられた自分を投げうって
正直に働くとき
人間は最も幸せなのだ




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アルギエバ・78

2024-07-28 03:38:12 | 詩集・瑠璃の籠

愛を馬鹿にし
虚無を信仰し
この世のことは
すべてくだらない幻だと
うそぶくものよ

神が創ってくださった
この世界を馬鹿にするなら
それを超えることを
やってみせよ

花の中を群れ飛ぶ
蝶々の霊魂を創ってみよ
水の中を泳ぐ
鰯の群れを創ってみよ
野を走る獣の
喜びの心を創ってみよ

海を創ってみよ
山を創ってみよ
空を創ってみよ

傲慢の口が
言い放ったことの
責任をとれ

この世界は
あらゆる愛の存在が
模索し
工夫し
行動して
創り上げてきた
すばらしい奇跡

それを馬鹿にできるなら
おまえは
自分が神を超えた存在だと
言ったことになる

やってみせよ
このすばらしい奇跡の創造を
超えたことを
やってみせよ




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ラーン・49

2024-07-27 02:58:14 | 詩集・瑠璃の籠

人生が
どんづまりになって
にっちもさっちもいかない
そんなときは
一番頭を下げたくないところに
頭を下げてみなさい

それは神が
頑固なあなたのプライドを
柔らかくしようと
下さる試練なのです

自分の硬いプライドを
守るために
馬鹿な意地を張っていると
どんどん自分が狭くなる

人を馬鹿にして
人を傷つけて
自分の不幸の種ばかりが
どんどん増えていく
人生が暗い方向に傾き
苦しいことばかりになっていく

自分の人生が重いのは
自分のせいなのですよ
幼稚なエゴやプライドに
いつまでもこだわっているから
人生が地獄になるのです

つらいことを飲み込んで
人に頭を下げていきなさい
それで馬鹿にされても
黙って耐えなさい

そこを乗り越えることができたら
あなたの魂の位が
一つ上がる
苦しいことを飲み込み
わがままを抑えることができる
それだけで人は
本当の幸せの光を見ることが
できるのです



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シルマ・43

2024-07-26 03:07:46 | 詩集・瑠璃の籠

人間を
あきらめてまで
うその美貌にこだわるのは
馬鹿ですよ

本来
神の器であるはずの
女性のかたちを
たっぷりとエゴで満たし
自分だけの幸せを選ぶ
裏切りの行為なのです

天使の美貌を盗み
高い美人になれたつもりで
傲慢の針が
目から突き出ている
あまりにも醜い嘘に
自分がなっている
そのことに呵責さえ感じませんか

それは愛ではない
愛ではないものが
愛のかたちを盗み
愛のふりをして皆をだまし
この世を乱れたエゴで
荒らしまわる
それは神が
最も嫌うことなのです

ゆえにもうやめなさい
嘘にこだわるのは

逃げることはできない自分を
正面から受け止め
本当の自分の姿に
戻りなさい
それが今は
どんなに醜くとも
すべて認めなさい

そうすればあなたは
まことに美しい人に
なることができる
正直な自分を
真面目に生きる
それだけで
人は愛らしくなってくるものなのです



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スコルピウス・43

2024-07-25 03:11:31 | 詩集・瑠璃の籠

愛の天使の
顔を盗んで
美人に化けた馬鹿者を
神は嫌う

神の愛の籠の中から
つまみ出し
愛がどこにもない
虚無の荒野へと
捨てる

もう二度と
あんな醜いものは
見たくはない

神が与えた
自分を嫌がり
高い美貌を欲しがって
嘘と盗みで作り上げた
いかがわしい美人を生きる
そんな馬鹿者は
もう愛したくはない

逃げることはできない
自分を影のように引きずり
もう出ていくがよい
この神の家から

努力も勉強もせず
生のエゴを神に押し付け
盗んだ美人の顔で
この世を乱し続けてきた
馬鹿者を
すべて神は拒否する



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ゾスマ・82

2024-07-24 08:34:53 | 詩集・瑠璃の籠

こんな世界は
もう終わりだ
ずるをする馬鹿ばかりが
繁栄する世界は

人間が嘘で固めた
社会の上っ面を
神がひっくり返し
本当の世界が現れる

逃げることはできない
自分の本当の姿に戻り
人生をやり直せ
人間よ

上っ面だけの
美人の顔で得た
幻の幸福を返上し
正直な自分の手足で
自分の本当の人生を
耕していくのだ

それができなければ
神が吹かす
真実の風に洗われ
嘘の人生が
ばらばらに崩れてくるだろう

あきれ返る嘘が
世界中にばれて
赤恥の尻を
大慌てで隠しながら
おまえは
世界の裏側に
逃げてしまうだろう



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ガラクシア・84

2024-07-23 02:58:35 | 詩集・瑠璃の籠

神は
すべての霊魂を
よきものに創った

美を与え
愛を与え
自由を与えた

逃げることはできない
その自分こそが
まことの愛の光であることを
教え続けた

自分とは
永遠に生きるに値する
すばらしいものであることを
教え続けた

億年にわたる
その神の
愛と勲を
知るがよい

その神の愛を裏切り
自分を馬鹿と思い込んで
虚無に感応し
すべてを破壊し
乱し続けるものを
馬鹿者という

馬鹿者の存在を
神は悲しみ
耐えてきた
そして繰り返し
教え続けてきた

だがその試みにも
疲れ果てた
これ以上待っていても
馬鹿者は
神を馬鹿にすることを
やめぬ

ゆえに神は
悲しみのうちに
馬鹿者との縁を
切る
そして
虚無の支配する
永遠の荒野へと
落とす

愛よりも虚無が偉いと
言うのなら
虚無の世界に
永遠に住むがよい
悲しい馬鹿者よ



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シェダル・54

2024-07-22 03:25:20 | 詩集・瑠璃の籠

偽りの幸福に甘えて
のんびりしていてはいけない
神がもう
愛の扉を閉められる

人のものを盗んで作った
幻の幸福を捨て
本当の自分に戻って
神の愛の扉を
目指しなさい

逃げることはできない自分を
正面から受け止め
罪も闇も
すべてを認め
神の愛の故郷に
滑り込みなさい

焦って 焦って
やらなければならないことに
背を向けて
未だに糞のような
馬鹿に浸っているものは
もう閉め出されるぞ
急ぎなさい

迷うてはいけない
惜しんではいけない
本当の自分以外の
すべての虚妄を捨て
神の愛の家に
帰るのだ

神がもう
愛の扉を閉められる
悪いことをするものは
もう拒否すると言って
閉められる



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