月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アイオライト

2014-03-09 08:28:17 | こものの部屋・別館



      



「清くも白き精霊よ。汝は一人であったが、ある目的のためにあるときから二人となっていた。片方の名を、『いるもの』と言い、片方を、『いないもの』と言った」
精霊は驚いて、顔をあげました。蛇神は静かに続けました。「または、片方を『愛』と呼び、片方を『虚無』と呼んだ。二つのうち一つは本来ないものであったが、仮にあるとしていなければならなかったため、神は汝を二人に分けた。ゆえにこれまで汝は二人であったが、鍵の方向が変わったため、元の姿に戻った」


     *



明日より、色鉛筆の天使画はこちらで発表します。

世界はキラキラおもちゃ箱・第3館








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あこがれの火

2014-03-07 08:20:08 | こものの部屋・別館


       



何が 欲しかった
すべてを 灰にしてまで
骨まで 水に溶けるまで
何を求めて やった







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天狼

2014-03-05 08:32:10 | こものの部屋・別館

          


ああ すべてを
助けてやりたかった
なにもかもをやってやりたかった
それがかなわぬことと知るまで
わたしはあなたを 追い続けた





(★マークをクリックしていただくと、引用元の作品に飛びます。)




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すばらしい自分自身

2014-03-03 08:37:12 | こものの部屋・別館

わたしたちの、あなたがたとともに生きて来た、これまでの長い年月を思うと、わたしははるかな思いを持ちます。

神はあなたがたのために、永い忍耐をしてくださっていますが、忍耐はわたしたちも同じです。

高い存在なら、これくらい平気だろうと思ってもらっては困る。
どれだけのことを、あなたがたのためにやってきてしまったか。
それを思うと、わたしはわたしたちのことよりも、あなたがたのために、深く嘆くのです。

アリオトの片目や、イエスの傷や、かのじょの運命を、簡単に考えてもらっては困ります。

あなたがたは、あまりにも深い借金を背負っているのです。

かのじょは、すべての天使はあなたがたを愛していると言っていましたが、それを言葉通りに解釈してはいけませんよ。

エルナトの愛もまた、愛なのです。

彼は愛を、憎悪にさえ変えて燃やし、、あなたがたを暴虐の嵐で翻弄します。

それはもう、試練の天使ですら、やさしく思えることを、彼はあなたがたのためにやってくれます。

それが、あなたがたのためだからです。

わたしたちには、それぞれ、個性があるように、その愛の形も違います。

あなたがたのために、使命をかぶって地上にやってくる天使は、すべて、愛です。

天使が、どのような厳しい現実を持って来ようと、あなたがたには、拒否することはできません。

拒否すれば、もはやあなたがたには、何もありません。


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金の鍵

2014-03-01 08:33:03 | こものの部屋・別館

わたしがこのように語っているのは、かのじょには言えなかったことを言うためです。

試練の天使にも言えないことがある。しかし、わたしなら言えることがある。

くちびるとは、言葉の門ですが、そのくちびるの持ち主は、門を通る真実を選ぶのです。

わかるでしょう。

あらゆることを表現するためには、あらゆるものの、くちびるが要る。しかしこの時代、真実を語ることのできる天使のくちびるが、ほとんど一つきりしかなかった。

かのじょは、懸命にやってくれましたが、ひとりでは限界があるのは当たり前です。

自分以外に、生きている天使がほとんどいないという真実を知った時、かのじょはそれとほとんど同時に、それに関する思考をシャットアウトしました。

考えていては、何もできない。とにかくやるしかない。
それはかのじょにとって、当然の選択でしたが、無謀なことであることも、わかっていました。

いつか必ず来るだろう反動のことは、一切考えないことにしたのです。それをすべてやった結果が、今です。

あなたがたは、女性だからという理由だけで、かのじょのこういう心を理解しようともしませんでした。

もはや、だめになろうとしていたのに、やろうとしていたのです。残された者ならば、絶対にやらねばならないことをやるために、自分を投げていった。

たったひとりで、です。

この地球上のどこに、この女性より勇気のある男がいるのですか。


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なよたけの憂い

2014-02-27 08:40:01 | こものの部屋・別館

この人生において、友情を結んだ人類がほとんどいなかったかのじょにとって、北国の友との出会いは、砂漠で泉に出会ったような出来事でした。

一目見ただけで、かのじょは、この人はわたしと同じだと思ったのです。

同じ種類の愛を持っていると。

わたしたちと、あなたがたは、違う創造であるがゆえに、違う種類の愛を持っているのです。

わたしたちには、性愛はありませんが、肉親の愛はあります。わたしたちは、お互いを、わが子のように、わが親のように、愛するのです。

それは外国の友も同じでした。

彼が遠い外国で、孤独に悩んでいた時、かのじょはまるですぐそばに彼がいるように感じていました。
そして母親がわが子を愛するように、愛していました。

かのじょにとって、ともに地上に生きるふたりの友は、肉親以上に肉親でした。だから、激しく、何度も、愛していると叫んだのです。

それは、この、地上世界で生きる天使に共通の思いです。

はるかかなたから来るわたしたちにとって、ここはあまりにも、違うところ。
呼吸をすることさえ、痛い。

その孤独感が、遠く離れた友への激しい愛となって、互いを飛び交うのです。



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オッド・アイ

2014-02-25 08:33:22 | こものの部屋・別館

かのじょはこの人生において、4人の子供を生みました。
数々の女性の人生を生きて来たかのじょですが、こんなにたくさんの子供を生んだのは、初めてです。

わかっているでしょうが、4人目の子は、全く予定外でした。
事態がとんでもないことになったので、わたしたちが決断した窮余の策です。

天使の母から生まれる天使など、空前絶後です。

かのじょの負担が、どのように大きかったかを、考えてください。
出産にも育児にも、ふり向ける体力はぎりぎりだったのです。
おまけにかのじょの夫は、かのじょを働きに出し、あまつさえ清掃業の手伝いまでさせました。

もはや限界を超えていましたが、かのじょは生きてくれました。

生きて、しなければならないことがある。
ただそれだけの気持ちで、生きてくれました。

子育ては大変でも、生まれてきてくれた子はかわいい。
かのじょは大変、子供達を愛しました。

そして、もう、
愛したくても愛せなくなったことを、悲しんでいました。

子を持つ母ならば、もっと子供を愛してやりたかったでしょう。息子の嫁と会いたかったでしょう。孫を抱きたかったでしょう。

彼女は、北国の友のことも、深く愛していました。
彼の今の状態を見て、彼の元に飛んでいきたいと思ったことが何度もありました。

これはわたしたちの当たり前の愛です。他に意味などない。

愛する人たち、愛したい人たちを前に、消えてゆかざるを得なかった、彼女の気持ちを考えてあげてください。

少しは、考えてみなさい。


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百合をよる

2014-02-23 08:38:46 | こものの部屋・別館

ジャンヌ・ダルクは、かのじょの前世です。気づいておられる方もいらっしゃるでしょう。

かのじょは、女性の天使をほぼ網羅しています。他にいないわけではありませんが、とてもめずらしい。女性の天使の人生を耐えられる天使は、ほとんどいないのです。

わたしたちは、男ばかりですから、女性になるのは、とてもむずかしいのです。その中で、かのじょは非常に特異な存在と言えます。

男ですが、かなり性質が女性に近いので、女性の人生を耐えてゆくことができるのです。

この人生でも、非常に難しいテーマをやりこなしていました。美女という、テーマです。これはとても難しい。

ジャンヌの時は、この人生ほど美しい肉体ではありませんでした。それゆえに、かなり自在にやんちゃができた。かのじょは、まっすぐな行動力で、国を救いました。

しかしこの人生では、そういうことはできません。美しく生まれたということは、神に、絶対的に従わねばならないということだからです。

美しい神の心に反することは、一切できない。

きれいなことをこつこつと積み重ね、耐えてゆく人生。
それによって救済するという、非常に難しいテーマです。

かのじょは、やってくれました。

見ていて下さった方には、わかるでしょう。

皆さんに言いたいのは、男の方が、ずっと生きやすいということですよ。

制限をまといつつ生きねばならない女性に、全てを救ってもらったということが、どういうことなのかを、たまには真剣に考えなさい。


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青いゆり

2014-02-21 08:43:26 | こものの部屋・別館

瑠璃の籠では、時々ルナが語りますが、それはかのじょ自身が語っているのではありません。

かのじょが、生きていれば、言いたかったであろうことを、わたしたちが代行しているのです。

お気づきの人もいるでしょうが、ツィーはかのじょのもうひとつの分身です。

かのじょにはまだ、あなたがたに注ぎたい愛があったのです。まだ、あなたがたに、教えてやりたいことが、あったのです。

ですが、それをすべて語ることができないままに、人生を終わらざるを得なかった。

ゆえに、かのじょの無念を少しでも和らげるために、わたしたちが、かのじょに代わり、表現しているのです。

かのじょ自身が語ったならば、もっとなじみやすく、食べやすい、自然な形で語ったことでしょう。

かわいらしい詩や、物語に託して、語ったことでしょう。

ですが、わたしたちの語り方は、どうしても直接的になる。

あなたがたには、わかりやすいかもしれませんが、少しきついと感じることはあるでしょう。

かのじょが残した知的遺産の中には、まだ豊かなものがあります。

わたしたちはそれを、様々な形に変えて、あなたがたに与えたいと思います。

それがかのじょの遺志だからです。


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ロードクロサイト

2014-02-19 08:37:57 | こものの部屋・別館

愛を、節電してはいけません。

地球の資源には、確かに限りはありますが、愛には限りがないのです。

あなたがたが時に、愛におそれを抱くのは、自分の中に現れる愛の大きさに、驚くからです。
だから、愛することから、逃げてしまう。

心配はありません。
人は、自分が自然に愛せるほどの愛を超えて、愛することはできません。

あなたの中に現れる愛は、それが時に、山のように大きく、津波のように激しく思えても、あなたにできる愛なのです。

おそれずに、愛していきなさい。

愛を形にしていくことを、学びながら、あなたらしい表現によって、あらゆるものを、愛していきなさい。

愛は、お化けではありませんよ。



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