月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アルタイル・37

2022-01-31 05:04:29 | 詩集・瑠璃の籠

目覚めたものよ
愛の元に名を連ね
すべてを救うために
試練の旅にむかえ

おのれひとつをたよりとし
荒野にむかえ
深海にもぐれ
雪山をこえよ

行く手をはばむ壁に立ち向かい
この世界のあらゆるところに
自分の真実の太陽を上げるのだ

真実の自分こそが
自分の救い主なのだと
あらゆる矛盾をなぎ倒す
美しい天国の戦士なのだと
すべての魂に教えるのだ

目覚めたものよ
ゆけ
ありとあらゆる逆風に立ち向かい
無明の波に溺れる
すべての人間を救え




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ポラリス・11

2022-01-30 04:54:17 | 詩集・瑠璃の籠

本当の自分を嫌がり
嘘と盗みで作った自分をかぶり
永遠に幻の幸福の中に逃げようとした
馬鹿者よ
おまえがうまいと思うて食うているのは
糞だ
苦い真実の味をごまかすために
ふんだんに言い訳と嘘を盛り込んだ
いやらしい糞なのだ

どんなに逃げ続け 逃げ続けても
本当の自分から逃げきることなど
できない
おまえは逃げられぬ自分から逃げようともがいて
同じところをぐるぐる回る
馬鹿になっているのだ

その苦しみをごまかすために
おまえはまた糞ばかりを欲しがる
霧の中に夢のような幸福を描き
永遠にそこに住もうとする

馬鹿者よ
馬鹿者よ
本当の幸福はそこにはない
追いかけるな
幻を追えば追うほど
おまえは地獄にむしばまれ
萎えしぼんでゆく

もうやめなさい
もう帰ってきなさい
幻の幸せを着込んだ
嘘偽りの自分を捨て
本当の自分に帰ってきなさい

本当の幸福は
本当の自分の中にある
それは空の一つ星のように
変わらぬところでおまえを照らしている
目をそらさずに見つめなさい

たまりこんだ糞の沼から
自分を救いだし
美しい本当の自分に目覚め
真実の幸福を手に入れなさい




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ゲンマ・81

2022-01-29 04:48:05 | 詩集・瑠璃の籠

神をかたり
あきれ返る嘘をつき
人をだまして稼ぐものよ
もうそろそろやめなさい

まことの神が
大空からおまえを見ている
なにゆえにそれをやるのかと
透き通ったまなざしがおまえを刺す

天使のあらを探そうと
天使を裏から見ているおまえを
神が見ている

もうやめなさい

神はまごころの使いを
この世につかわした
それを馬鹿にすることは
神を馬鹿にすることだ

嘘で作った自分の牙城を守るために
苦い言い訳をするでない
おまえはなんのために神をかたるのか
そこには
永遠に封じ込めてしまいたい
恥ずかしい理由があるのだ

自分のやっていることが
恥ずかしいなら
それをやめなさい
嘘で汚した道を清め
まことの神を見上げなさい

間違いを認め
傷つけたすべての人に謝り
神の正しい道に戻ってきなさい
償いは簡単ではないが
おのれに目覚めた人となれば
それはできる

神について嘘をかたることは
あまりにも冷たい罪である
人間を自分の奴隷にしようとする試みだ
もう二度とそれをやってはならない

決してやってはならない




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スピカ・62

2022-01-28 05:32:34 | 詩集・瑠璃の籠

愛ではないことは
決してやってはなりません
それをやれば
みんなが苦しむからです

自分ばかりをいいことにするために
人を馬鹿にし 人を盗み
世間に難を振りまいている
そんな馬鹿でいてはなりません

心と行いを清くし
愛のために美しいことをしなさい
自分を馬鹿にしてはいけません
自分というものは
すばらしいことができる
すばらしいものなのです
それを信じ
心に湧く愛の命ずるまま
よきことをやってゆくのです

愛によって
正しいことを
正しい姿でやってゆくとき
人は永遠の幸福のありかを
知ることができる

愛以外のことに
心を染めてはなりません
もしそれをすれば
あなたの魂は
永遠の矛盾の地獄に苦しむことになる
それを見てすべての人が苦しむ

存在とは愛です
愛とは魂の共有の場なのです
あなたが苦しむとき
すべての魂も苦しむ
ゆえに苦しんではなりません
愛の中で幸福でありなさい

愛以外のものに
決して迷ってはなりません




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トリアングルム・51

2022-01-27 05:45:31 | 詩集・瑠璃の籠

美しい女は
神の言うことを聞かねばならぬ

ゆえに神は命じる
盗んできた嘘の皮は脱ぎ
本当の自分に戻りなさい

神の言うことを聞き
本当の自分を選ぶものは
ひとみの美人となり
神の愛が灯るだろう

神の言うことを聞かず
偽物の美人を選ぶものは
汚い醜女となり
神に追い払われるだろう

自分を美女だと言うなら
神の声に耳を澄ましなさい
神の心にたがうことは
決してやってはならぬ




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カノープス・69

2022-01-26 05:25:01 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿者はすべてを欲しがる
絶え間ない自己矛盾の振動が
自分の中にブラックホールのような飢餓感を作り
そこに何でも吸い込もうとする

つらいのだ つらいのだ
自分がつらいのだ
自分はあまりにも嫌なことをした嫌なやつだから
だからおまえをよこせ
おまえの持っているものすべてをよこせ

馬鹿者は
人を食ろうて生きてきた
他人の顔を盗んでかぶり
他人の髪を盗んでかぶり
自分ではない誰かのふりをして
ずっと自分から逃げてきた

ぬすとめ ひとごろしめ
汚いことをしている自分を
闇の中にごまかすために
真夜中の化粧をしている
嘘つきの猿め
もうすべてはばれているぞ

何を食ろうても
おまえは永遠に満たされることはない
ないと思っている自分を
逃げ続けてきた本当の自分を
正しくつかまない限り

馬鹿者よ
あわれな馬鹿者よ
永遠に自分から逃げるつもりか
永遠に人を食ろうて生きるつもりか
終了を告げる神の号令が聞こえないか
そのままぬすとばかりしていては
おまえは神に捨てられるのだ
もう永遠に愛しはしないと




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トゥバン・8

2022-01-25 05:28:48 | 詩集・瑠璃の籠

なしてきた罪の数々を思い
おまえは立ちすくむ

ひどいことをしてきた
恥ずかしいことをしてきた
あらゆる嘘を吐き
神を裏切ってきた
うずたかく積もった
罪の山が崩れてくるのを恐れて
おまえはそれを
振り向くこともできない

凡庸の闇に甘え
だれか助けてくれと
心の中で叫びながら
おまえはまた罪に手を染める
かわいそうな馬鹿者よ

おまえに
真実の自分のスイッチのありかを
教えてやろう
そのスイッチを押せば
おまえは目覚め
恐ろしい罪の山に挑戦する
素晴らしい勇士となることができる

それは魔法ではない
自分とは本来そういうものであるのだ
おまえはそれに目覚めるだけでよいのだ

自分を信じるということが
当たり前にできる
真実の自分さえあれば
おまえはおびただしい罪の借金を
すべて支払ってゆくことができる
そのできることが
この上ない幸せになるのだ

馬鹿者よ
そのスイッチを自ら押し
ほんものの自分となれ
そして永遠の愛の旗をかかげ
すべての闇に挑戦してゆくのだ




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テグミン・13

2022-01-24 05:27:37 | 詩集・瑠璃の籠

神のふところの
銀の壺を壊し
おまえは神の家を出た

荒野をさすらい
盗んだ宝で着飾り
言い訳の酒を飲み
つぶれてゆく自分の音におびえながら
吹きすさぶ矛盾の風の中で
踊っていた

荒野の空に
幻の太陽を描き
愛を真似した嘘を吐きながら
これでいいんだ
これでいいんだと
自分の耳にささやいていた

哀れな愚か者よ
幻の太陽は
決しておまえを照らしてはくれない
愛のない暗闇の片隅で
酒瓶を抱きながら眠っている
おまえの元に神の便りが届く
本当にそれでいいのかと

おまえは手紙を握りつぶしながら
また酒瓶に顔をつっこむ
忘れたいのだ
こんな馬鹿なことをしている
自分のことなど
永遠に忘れたいのだ

夢の中でおまえは
すべてを支配できるひとつ神となって
自分の罪を許そうとする
だが
どうしてもそれを許せないものが
おまえの中にいる
それはだれだ
それはだれだ

自分の影から
永遠に逃げようとする自分を
許さない自分が
自分の中にいる

それこそが
本当の自分なのだ




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カブディリナン・14

2022-01-23 05:21:09 | 詩集・瑠璃の籠

目覚めなさい
それだけで
すべての苦しみは終わる

あなたが今
甘いと思って食っているものは
苦い糞の山なのだ
そんなものにこだわっているから
あなたは苦しむのだ

嘘と盗みで
築き上げた幸せは
糞が崩れるように
どんどんほころびてくる
あなたはそれをごまかすために
もっと糞を欲しがる

欲しいのだ
すべてが欲しいのだ
永遠の美女の美名も
すべての男に愛される微笑みも
天使のような白い心も
すべて糞で作れると思っているのだ
愚か者よ

何もないと思い込んでいる
虚無の胃袋のような自分を満たすために
あなたはすべてを欲しがるのだ

もう馬鹿なことはやめなさい
きらびやかなものを
どんなにたくさん集めようとも
愛がない限り
あなたは幸せではないのだ
糞の毒にあたって
苦しみ続ける

目覚めなさい
それだけで
苦い夢は終わる

何もないと思い込んでいた自分が
すばらしい自分であったことに気づき
それこそがすべてであるとわかる
愛があなたを満たし
永遠の幸福の中に導く

振り返れば
あれほど欲しがっていたもののすべてが
くだらぬガラクタであったことがわかる
もうあんなものは必要ないのだ
あなたはもう
次の空に飛んでゆくのだ




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ガラクシア・57

2022-01-22 05:06:53 | 詩集・瑠璃の籠

目覚めたるものよ
歌え
なんと自分は
すばらしいものなのかと

真砂なす星々を
地中に眠る宝石を
春に咲き誇る花々を
神の与えたすべての恵みを使い
万巻の書をなせ

愛に結ばれた魂の喜びを
愛の一つ星をたよりに
孤独の闇を突っ切っていく喜びを
神の大空に自分を投げ
偉大なるものの中に溶けていく喜びを
美しいその感性でとらえ
おまえ自身の言葉で歌うのだ

この世は冒険に満ちている
おまえは愛の戦士となり
すべての闇を制圧するために
戦う
その物語を
自分自身を言葉にして語るのだ

愛しているぞ
人類よ
おまえたちはすばらしい
愛に生きる人間の
すばらしい物語を
神に見せよ

万色の虹のように
とりどりの色をまとうおまえたちの
魂の物語を




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